AIは建設業界の未来を映す「鏡」:ターナー&タウンゼントが示す人間とAIの共創

濃い霧の中から複数の建設用クレーンがそびえ立つ、幻想的で工業的な風景。

建設業界では、AI(人工知能)の進化が急速に進んでいます。この変化のなかで、ターナー&タウンゼント株式会社の代表取締役である梶浦氏は、「AIは人間の仕事を奪う脅威ではなく、自分たちの本質的な価値を映し出す『鏡』である」と述べています。AIの活用が広がる時代だからこそ、人間に求められる役割や価値がより明確になり、コンストラクションマネジメント(CM)のあり方を改めて考える機会になると考えられています。

AIがもたらす建設業務の効率化

近年、生成AIは建設業界でも広く使われるようになり、多くの業務の効率化に貢献しています。例えば、情報整理や資料作成、データ分析といった作業で、AIは膨大な情報を短時間で処理し、質の高い結果を出すことができます。これにより、建設現場の生産性向上に大きく役立っています。

人間ならではの価値と役割

一方で、AIだけでは難しい領域も存在します。プロジェクトごとの特別な課題を理解し、さまざまな関係者の意見をまとめながら決断をサポートすることや、人との信頼関係を築くことは、今の段階では、そしてきっとこれからも、人間にしかできない大切な役割です。

梶浦氏は、AIと人間を対立するものではなく、それぞれの得意なことを活かして協力し合う「共創」が重要だと指摘しています。AIが情報処理や決まった作業を担うことで、人間はより難しい課題を解決したり、大切な決断をしたり、関係者と合意を形成したりすることに集中できるようになります。

コンストラクションマネジメントと人材育成の未来

これからのCMには、これまでの工程管理やコスト管理に加えて、予測が難しいプロジェクトを成功に導くための戦略的な考え方やリーダーシップが、これまで以上に求められるでしょう。

また、人材を育てる方法も大きく変わっていくと考えられます。これまで若い社員が多くの時間を費やしてきた情報収集や資料作成などの作業は、AIによって大幅に効率化されることが予想されます。その結果、早い段階から意思決定や関係者との調整といった実践的な経験を積む機会が増え、CM人材に必要なスキルも変化していく可能性があります。梶浦氏は、「AIによって生まれた時間を何に使うかが重要である」と述べており、効率化そのものではなく、その先の新しい価値を生み出すことに時間と知識を投資することが、企業やプロジェクトの競争力を高めることにつながると考えています。

ターナー&タウンゼントが目指す未来

今後、AIの進化によって建設業界の働き方は大きく変わっていくと予想されます。しかし、プロジェクトの成功に欠かせない信頼の構築や合意形成、複雑な状況での判断といった人間ならではの価値は、これからもずっと重要であり続けるでしょう。

ターナー&タウンゼントは、AIと人間の強みを組み合わせながら、お客様により良い価値を提供し、建設プロジェクトの成功に貢献していく方針です。


代表取締役 梶浦久尚氏について

ビジネススーツを着用したアジア人男性のバストアップポートレート。

梶浦久尚氏は、大手ゼネコンをはじめとする建設関連企業で、7か国での駐在経験と40か国以上での協働実績を持つ国際プロジェクトの専門家です。建設の動向全般、国内外のプロジェクトマネジメント、プロジェクトコントロール、建設法・契約法・仲裁に詳しい人物です。

ターナー&タウンゼント株式会社について

ターナー&タウンゼントは、世界64か国に23,000人以上の社員を抱えるグローバルな建設プログラム・マネジメント企業です。不動産、インフラ、エネルギー、天然資源といった分野のクライアントと協力し、世界中の市場で大規模なプログラムやプロジェクト、コスト管理、ネットゼロ、デジタルソリューションなどを専門としています。同社は、世界最大の商業用不動産サービス・投資会社であるCBREグループの傘下にあります。

ターナー&タウンゼント株式会社の詳細については、こちらをご覧ください。

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