板橋区とブルーイノベーションが包括連携協定を締結し、「ITABASHI SKY LINK PROJECT」を始動

板橋区とブルーイノベーション株式会社は、ドローンをはじめとする最新の技術を活用し、地域をより良くするための新しい取り組みを始めるために、2026年9月1日に「包括連携協定」を結びました。

板橋区とブルーイノベーション株式会社の包括連携協定締結式の様子

この協定は、ドローンを活用して新しい産業を生み出し、地域の経済を活性化させ、持続的にドローンを実用化していくための仕組みを板橋区に作ることを目指しています。この取り組みは「ITABASHI SKY LINK PROJECT」と名付けられました。

連携の背景と目的

ブルーイノベーション株式会社は、これまでも板橋区内に研究や実証を行う拠点を持っており、「板橋ドローンフィールド」の運営にも関わってきました。また、板橋区の産業振興に関する話し合いに参加したり、区内の学校でドローンに関する学習を支援したりするなど、地域に密着した活動を続けています。

今回の協定により、両者の連携をさらに強くし、これまでの個別の取り組みを、災害対策、社会基盤の維持、産業の発展、人材の育成といった幅広い分野へと広げていきます。そして、板橋区を舞台に、都市部でドローンを社会に役立てるためのモデル「板橋モデル」を作り上げることを目標としています。

この協定は、災害時にドローンを使うだけでなく、普段からドローンを実証・運用することで、地域の課題を解決し、産業の発展や人材育成につなげ、ドローンが継続して社会に貢献できる仕組みを目指しています。

「ITABASHI SKY LINK PROJECT」の推進

板橋区とブルーイノベーション株式会社は、この協定に基づく取り組みを単発の実験で終わらせず、継続的に社会に役立てるために「ITABASHI SKY LINK PROJECT」を進めます。「SKY LINK」という名前には、ドローンという「空」の技術を通じて、地域と技術、行政と企業、普段と災害時、そして実証と社会での活用をつなぐという思いが込められています。

このプロジェクトでは、主に次の4つの領域で、ドローンが実際にどのように役立つかを探っていきます。

ITABASHI SKY LINK PROJECTの4領域

1. 防災・安全

災害が起きたときに、ドローンを使って素早く情報を集めたり、被害の状況を確認したりすることで、初期対応を迅速にし、安全・安心な地域づくりに役立てる方法を検討します。

2. インフラ・環境

川や道路、橋などの社会基盤の点検や監視にドローンを活用し、維持管理の作業をより高度で効率的なものにする方法を探ります。

3. 物流・移動

物資の輸送など、地域の生活を支える新しい運び方として、ドローンが使える可能性を検証します。

4. 産業・人材

板橋区内の企業や新しい事業を始める会社、研究機関などと協力して、新しい技術やサービスを生み出します。また、将来のドローン社会を支える人材を育てていきます。

これらの4つの領域をそれぞれ進めるだけでなく、実験で得られた技術、データ、運用方法、そして人材を領域を超えて活用することで、ドローンが普段から地域社会を支え、災害時にも機能する都市型の社会実装モデルの構築を目指します。

両者のコメント

ブルーイノベーション株式会社の代表取締役社長である熊田貴之氏は、板橋区との包括連携協定締結について、「これまで板橋区との関わりを深めてきたが、今回の協定により、これらの取り組みを本格的な社会実装へと進められることに大きな意味を感じている」と述べました。また、「ドローンは災害時だけでなく、平時からの活用が重要であり、板橋区で生まれた知見や仕組みを『板橋モデル』として全国の自治体や地域へ展開していきたい」と語りました。

板橋区長の坂本健氏は、今回の連携を通じて、区内の優れた技術を持つ企業とブルーイノベーション株式会社の知識や技術が結びつき、新しいビジネスやサービスが生まれることに期待を寄せました。さらに、「普段から新しい技術をさまざまな場面で試し、経験を積むことで、結果として災害時にも役立つ技術や運用体制が整う」という考えを示し、「防災のためだけでなく、普段から地域や産業の中で活躍する技術としてドローンを育てていくことが、板橋区が考える持続可能な社会実装の姿である」と述べました。

板橋区とブルーイノベーション株式会社は、区内の企業や教育機関、地域の皆様と共に、ドローンの力で安全・安心で豊かな地域社会の実現に貢献していきます。

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