建設業向けツール「CAREECON Plus」が「freee会計」と連携、資金繰りを可視化する新機能をリリース

建設業向け「CAREECON Plus」と「freee会計」が連携、資金推移を可視化

BRANU株式会社は、建設業向けの統合型ツール「CAREECON Plus」の施工管理機能と、クラウド会計ソフト「freee会計」とのシステム連携を開始しました。この連携により、施工管理で集められた案件データと「freee会計」の会計データをまとめ、中小建設企業の将来の資金の動きを正確に予測する新しい機能「キャッシュフローレポート」が使えるようになります。

キャッシュフローレポートのダッシュボード画面

連携の背景にある建設業界の課題

建設業界では、利益が出ているにもかかわらず、お金が入るタイミングと支払うタイミングがずれることで、手元のお金が足りなくなり「黒字倒産」してしまう危険性があります。特に、複数の工事が同時に進む会社では、それぞれの工事でお金が入る時期や支払う時期が異なるため、会社全体のお金の流れを正確に把握することが非常に大切です。

これまで、工事の進捗を管理するシステムと会計ソフトは別々に使われることが多く、将来のお金の状況を知るためには、たくさんのシステムからデータを取り出し、Excelなどを使って計算し直す必要がありました。このような作業は、会社の経営者や経理担当者にとって大きな負担となり、状況を把握するのに時間がかかるため、素早い経営判断を難しくしていました。

BRANU株式会社は、このような課題を解決するため、「CAREECON Plus」と「freee会計」のデータ連携を実現しました。これにより、工事の管理で集めた情報と会計データを組み合わせることで、工事ごとだけでなく、会社全体のお金の流れをグラフなどで見やすくし、将来の資金の動きを把握できる環境を提供します。

「キャッシュフローレポート」の主な特徴と機能

「キャッシュフローレポート」は、「freee会計」から自動で取得する口座の残高と、「CAREECON Plus」に登録された工事ごとの入金や支払いの予定データを組み合わせ、将来の資金の動きを自動的にグラフなどで見やすくします。

freee会計とCAREECON Plusのデータ連携によるキャッシュフローレポートの説明図

  • データ入力の手間を削減: 「freee会計」から最新の口座残高が自動で取得されるため、「CAREECON Plus」に同じ情報を二度入力したり、複数のシステムからデータを集めたりする手間がなくなります。

  • 資金推移の可視化: 実際の口座残高に加えて、工事ごとの入金日や支払い日をもとに、将来の資金の動きをグラフで見やすくします。過去の実績から今後の資金の流れまでを、一つの画面で確認できます。

  • 期間ごとの予測: 「3カ月後」「6カ月後」など、確認したい期間をワンクリックで切り替えることができ、それぞれの期間における資金の残高予測を確認できます。

  • 資金不足の早期把握: 売上による入金と材料費などの支払いによる出金も月ごとに見やすく表示し、将来的に資金が足りなくなる可能性のある時期を早めに把握できます。これにより、資金の調達や支払い計画などの経営判断をサポートします。

今後の展開と包括的な経営支援

BRANU株式会社は、今後「freee会計」との連携範囲をさらに広げ、工事の管理と会計のデータをより幅広く経営判断に役立てられるように環境を整えていく方針です。

具体的には、AIを使った「受注確度予測」をキャッシュフローに反映させ、すでに決まっている工事だけでなく、これから受注する可能性のある工事まで考慮した資金繰りシミュレーションの実現に取り組んでいます。これにより、現在の工事や資金状況に加え、今後発生する可能性のある売上も含めて経営の将来を見通せるようになり、より素早い意思決定を支援することでしょう。

さらに、蓄積された経営データをもとに分析を行い、改善策を提案するコンサルティングサービスとの連携も進められています。システム上で状況を見える化するだけでなく、データに基づいた課題の発見から解決までを一貫してサポートし、中小建設企業の経営基盤を強くすることを目指しています。

また、工事の管理や会計から得られる経営データを活用し、資金繰りを助ける金融・ファイナンシャルサービスとの連携も検討されています。

BRANU株式会社は、業務の効率化にとどまらず、工事の管理、会計、AI、そして金融サービスをスムーズにつなぎ、経営データを起点として中小建設企業の経営と成長を全面的に支えるプロダクトへと進化させていくとのことです。

CAREECON Platformについて

「CAREECON Platform」は、建設事業者向けのマッチングサイト「CAREECON」と、マーケティングから採用管理、施工管理、経営管理までを行える建設業向け統合型ビジネスツール「CAREECON Plus」で構成される建設DXプラットフォームです。中小企業に特化した機能開発と、導入から運用まで継続的にサポートするDXコンサルティングサービスを提供しており、2026年4月末時点で契約社数は6,500社を超えています。

BRANU株式会社について

BRANU株式会社は、「建設業界をテクノロジーでアップデートする。」という目標のもと、建設DXプラットフォーム「CAREECON Platform」を通じて建設業界の変革に取り組んでいます。

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