AI・データセンター投資が建設市場を牽引、「グローバル建設市場動向レポート2026」日本語版が発表
ターナー&タウンゼント株式会社は、このたび「グローバル建設市場動向レポート2026」(GCMI 2026)日本語版を発表しました。
この最新レポートでは、世界の建設市場が「テクノロジーによって成長する分野」と「投資が伸び悩む従来の分野」という二つの方向に分かれつつあることが示されています。

AI・データセンターが建設市場を牽引
特に注目されているのは、データセンターの建設です。クラウドサービスの利用やAIの活用が広がり、デジタルな基盤への需要が急に増えているため、データセンターは世界中で最も活発な建設分野となっています。
東南アジアや中南米では、新しい投資が加速しており、建設の需要がAI時代を支えるための施設へと移っています。また、工場や物流施設への投資も引き続き活発です。これは、製品を作る場所の見直しや、国内での生産、近くの国での生産、そしてインターネット通販(EC)市場の成長などが理由です。
さらに、各国政府による社会の基盤となる施設への投資や、エネルギーを環境に優しいものへ変える政策によって、交通の基盤となる施設や再生可能エネルギーのプロジェクトも安定して成長を続けています。
成長が鈍化する分野と市場の課題
一方で、住宅や商業用の不動産市場は、金利が高いことや投資家が慎重になっていることから、成長がゆっくりになっています。市場全体が大きくなっているわけではなく、需要が特定の分野に集中する「マルチスピード化」が世界共通の特徴です。
建設市場が成長する一方で、人手が足りないことや、供給できる能力に限りがあること、エネルギーの価格が上がっていること、そして世界の政治的な不安定さといった問題も深刻になっています。2026年には、中東の情勢によって原油の価格が大きく上がり、建設に使う材料や物流の費用に影響が出ることが心配されています。
成功の鍵はリスク管理
ターナー&タウンゼントの分析によると、このような先行きが不確実な市場環境では、発注者や投資家、プロジェクトに関わる人々が早い段階でリスクを見つけ出し、コストや材料の供給を戦略的に管理することが成功の鍵となります。
AI、デジタル化、クリーンエネルギー、そして最先端の製造業といった大きな流れが、今後の建設市場を大きく変えていく中で、GCMI 2026レポートは、世界の建設・不動産業界にとって重要な道しるべとなり、企業の投資判断や事業の戦略に貴重な情報を提供します。
レポートの詳細はこちらから確認できます。
ターナー&タウンゼント株式会社は、世界64か国で23,000人以上の社員を持つグローバルな建設プログラム・マネジメント企業です。不動産、インフラ、エネルギー、天然資源分野の顧客と協力し、世界中で大規模なプログラム、プロジェクト、コスト管理、ネットゼロやデジタルソリューションを専門としています。


