ソリトンシステムズ、国連開発計画(UNDP)とウクライナ復興に向けた遠隔施工技術普及で協力覚書を締結

ソリトンシステムズ、UNDPとウクライナ復興の遠隔施工普及に向けた協力覚書を締結

株式会社ソリトンシステムズは、国連開発計画(UNDP)との間で、ウクライナにおける建設機械の遠隔施工技術を広め、実際に使えるようにするための協力覚書を結びました。

この覚書は、2026年6月11日に国連大学本部で行われた、国土交通省とUNDPによる「協力趣意書」の署名式に合わせて発表されたものです。国土交通省とUNDPの協力のもと、ソリトンシステムズは、ウクライナでの遠隔施工技術の導入を進める民間企業として、UNDPとの連携を本格的に始めます。

ウクライナ復旧・復興における協力趣意書署名式

背景

ウクライナでは、復興のためにたくさんの建設作業が必要とされています。しかし、人手が足りないだけでなく、不発弾やアスベストといった危険物が残る場所での作業も多く、作業する人たちの安全をどのように守るかが大きな課題です。

遠く離れた場所にある建設機械を、インターネットなどの通信を使って動かす「遠隔操縦」の技術を取り入れることで、危険な現場から作業者を遠ざけることができます。これにより、女性や戦争で負傷した人を含む、さまざまな背景を持つ人々が安全に復興作業に参加できるようになると期待されています。

UNDPは、ウクライナのがれき処理の分野で、処理施設の整備や機械の提供、人材の育成、安全基準の作成などを通じて大規模な支援を行っています。今回のソリトンシステムズとの協力は、「安全で誰もが参加できる復興」を実現するための取り組みをさらに加速させるものです。

これまでの取り組み

ソリトンシステムズは、2025年3月から国土交通省が中心となって進める「日ウクライナ・国土交通インフラ復興に関する官民協議会」(通称:JUPITeR)に参加し、ウクライナの復興を支援する活動を進めてきました。

同年7月には、政府と民間企業の合同チームの一員として現地調査を行い、同年10月にはウクライナの首都キーウ市内で遠隔施工のデモンストレーションを実施しました。このデモンストレーションでは、複数のLTE回線を一つにまとめることで、安定した映像を送ったり、機械を動かすための信号をリアルタイムでやり取りしたりすることに成功しました。その結果、キーウ工科大学のコントロールセンターから約25キロメートル離れた建設機械を遠隔で動かすことができました。

この実証では、女性を含む現地のオペレーターが、わずか数時間の訓練でスムーズに機械を操作できるようになり、ウクライナでも遠隔施工が実際に役立つことが確認されました。

今後の展開

建設作業の自動化や無人化は、現在、日本が世界に先駆けて進めている技術のトレンドです。ソリトンシステムズが開発・販売している、とても遠い場所から機械を操縦するための映像伝送システム「Zao」シリーズは、独自の技術を使うことで、今ある建設機械を大きく改造することなく遠隔で動かすことを可能にします。

この協力覚書に基づき、ソリトンシステムズはUNDPや現地の関係機関と手を取り合い、ウクライナでの実証実験や技術の普及を段階的に進めていきます。日本で培われた通信技術と現地のニーズを結びつけ、安全で効率の良い復興作業を支えるための技術開発と実際の導入を、これからも進めていく方針です。

株式会社ソリトンシステムズについて

株式会社ソリトンシステムズは、1979年の設立以来、IT・エレクトロニクス業界において、常に新しい技術の動向を見つめ、数々の「日本で初めて」を実現してきました。近年は、認証を中心としたITセキュリティからサイバー攻撃対策まで、また、携帯電話回線(4G、5G)やWi-Fiを使った高画質な映像伝送システム、遠隔運転、遠隔操縦などの分野に取り組んでいます。国産メーカーとして、独自の「もの創り」や「独創性」にこだわった製品とサービスを提供しています。

会社ホームページ:https://www.soliton.co.jp/

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