IPLoT、AI SUMMIT 2026でClaude Codeによる業務改善アプリ生成を実演

株式会社IPLoTは、2026年6月10日にオンラインで開催されたカンファレンス「AI SUMMIT 2026 〜AIが変える、すべての現場。」にスポンサーとして参加しました。このイベントでは、「Claude Codeで、組織を動かす 〜今日から作れる業務改善アプリと、現場の課題の見つけ方〜」と題したセッションが行われ、AIを仕事の現場で役立てるための具体的な知識が共有されました。

ライブデモで業務改善アプリを生成

このカンファレンスは、AIをどのように仕事に導入し、次のステップに進むかを各企業が共有する場でした。IPLoTのセッションでは、AIに「答えさせる」のではなく、「作らせる」ことに焦点を当てた実演が行われました。

ライブデモの様子

たとえば、「電話やメール、FAXでバラバラに届く問い合わせを、複数人でなんとか対応している」という、よくある困りごとを例に挙げ、未対応・対応中・対応済を看板のように管理し、期限が過ぎたものを赤く表示する「クレーム・問い合わせ対応管理アプリ」を、セッション中にその場で作り上げました。

このデモの重要な点は、特別なAIへの指示(プロンプト)の技術がなくても、「今の困りごと」と「こうしたい」という要望を言葉にするだけでアプリが動くようになることです。

クレーム・問い合わせ対応管理アプリのデモ画面

セッションで共有された3つの大切な考え方

  1. 開発で難しいのは「始まり」と「終わり」
    一般的なシステム開発では、生成AIによって作る部分(実装)の費用は大きく下がりました。しかし、本当に難しいのは、業務の現状や理想、課題を見つける「始まり」(要求定義)と、作ったシステムを現場で使いこなせるようにする「終わり」(現場導入)です。これら両方の段階を最もよく知っているのは、現場で働く人たちです。だからこそ、「現場の人と生成AI」を組み合わせることで、要求定義から導入までを一貫して進められる、という考え方が示されました。

  2. 何を作るかを見つける力が重要
    今やシステムを作るのが簡単になったため、何を作るか、つまり「課題を見つける力」が価値の源泉となりました。これまで外注先に支払っていたのは、実はプログラムそのものではなく、「困りごとをシステムにできる形にまとめる手間賃」でした。この手間が、現場で働く人たちの手元に戻ってきたと説明されています。IPLoTは、課題を見つけることを特別な才能ではなく「型」として捉え、「ASIS(現状)」「TOBE(理想)」「GAP(現状と理想の差)」を言葉にする方法や、疑問形で深く掘り下げる手法を紹介しました。

  3. 現場だけが知る「書かれていない業務」
    仕事の手順書には書かれていない、人の頭の中にある経験やコツ、いわゆる「暗黙知」を一番よく知っているのは、現場で働く人たちです。現場の人だからこそ、AIや外部の業者には作れない、本当に役立つ業務システムを作ることができると伝えられました。

システム開発のプロセスにおける課題

登壇内容をまとめた「AIストラテジスト研修」

IPLoTは、今回のセッションで紹介された内容を体系化した法人向けの研修プログラム「AIストラテジスト研修」を提供しています。この研修は、「業務を整理できる人」と「AIを使ってシステムを作れる人」という、これまで別々だった能力を一人にまとめ、「課題を見つける → それを言葉にする → AIで形にする」までを一貫してできる人材、「AIストラテジスト」を育てることを目指します。

研修は以下の2つの段階で構成されています。

  • PHASE 1:業務を言葉にする
    課題を見つけたり、話を聞いたり、現状と理想の差を整理したり、必要な機能を決めたりします。経験豊富な人の「勘」を、誰でも真似できる手順に落とし込みます。

  • PHASE 2:AIで形にする
    Claude Codeを使い、言葉にした業務内容を、その場で動くシステムにします。外部に頼らず、現場で働く人が自分でシステムを作れるようになります。

一般的なAIツールの使い方を教える研修とは異なり、この研修は「何を作るか」を見つけるための、業務の「上流」の力までを教えることが特徴です。ITコンサルティングの現場で培われた「業務を構造化する技術」を、AI活用が定着するように応用しています。プログラミングの経験がなくても受講できます。

AIストラテジスト研修の概要

研修の詳細については、以下のリンクをご覧ください。
AIストラテジスト研修サービス詳細

AI活用におけるセキュリティについて

仕事でAIを使う際に心配されがちな情報の扱いについて、セッションでは次のような説明がありました。Claude Code(API・業務利用)では、入力された情報が原則としてAIモデルの学習に使われないこと、Amazon BedrockやGoogle Cloud Vertex AIを経由すれば、会社のクラウド環境内で処理が完結すること、そして、会社の既存のセキュリティルールや権限管理の範囲内で小さく導入できることなどが挙げられました。IPLoTは、このような安全な導入支援(環境の準備、使い方の設計、社内ルールの作成、AWSやBedrockとの連携など)も行っています。

IPLoT代表のコメント

株式会社IPLoTの代表取締役である神保 和行氏は、「セッションで一番伝えたかったのは、『作ることは一瞬になった。だから、何を作るかが勝負だ』ということです。システムを作る部分をAIが代わりにやってくれる分、人間に残された価値は、現場の困りごとを正しく見つけ、それを言葉にする力にあります。私たちはこの力を、ITコンサルティングの現場で技術として磨いてきました。それを社内の皆さん一人ひとりに身につけてもらうのがAIストラテジスト研修です。難しく考えず、まず一人、まず一つの課題から始めてみてください。外部への依頼を減らし、現場で働く人たちが自分でAIを形にできる状態を、これからも企業の皆さんと一緒に作っていきます」と述べています。

株式会社IPLoTについて

株式会社IPLoTは、「テクノロジーと言葉の力で、一人ひとりの才能を解き放つ。」を目標に掲げ、ITコンサルティング、AI業務システム開発、パッケージ製品、AIストラテジスト研修を提供しています。それぞれの会社で得たノウハウを一般的な製品(SaaS)に応用し、そこで得た知識を再び個別のシステム開発に活かす、という事業モデルが特徴です。要求定義から現場への導入までを一貫して手掛けてきた実績をもとに、現場で実際に使われ続けるAI活用をサポートしています。

  • 会社名:株式会社IPLoT

  • 代表者:代表取締役 神保 和行

  • 所在地:東京都渋谷区広尾 1-11-4 共立ビル 302号

  • 事業内容:ITコンサルティング/AI業務システム開発/パッケージプロダクト/AIストラテジスト研修

  • コーポレートサイト:https://www.iplot.jp/

×