オンラインホワイトボード「Strap」にAI連携の新機能、業務フローや資料を自動作成

株式会社グッドパッチは、オンラインホワイトボード「Strap」に新機能「Strap AIコネクタ」の提供を開始しました。
この機能は、AIコーディングエージェントと連携し、業務の流れを示す図や資料をAIが自動で作ることを可能にします。これにより、DX(デジタルトランスフォーメーション)やAX(AI Transformation)を推進する企業が、図や資料を作る手間を大きく減らせると期待されます。

CLI・MCPとAIエージェントの連携で業務フローや資料のAI作図を実現するStrapのソリューション。Claude CodeやCodexの表示、データ収集や給与計算のタスク管理画面が見えます。

背景:AI活用における課題と業務可視化の重要性

近年、AIの技術は急速に進んでおり、これによりソフトウェア開発や仕事の改善の現場で大きな変化が起きています。自然な言葉で指示するだけで、AIがアプリケーションや業務ツールを作る「バイブコーディング」が広がり、専門的なプログラグラミングの知識がない人でも開発に参加できる時代になりつつあります。

しかし、AIが簡単に物を作れるようになるほど、「何を作るべきか」「どの仕事を改善すべきか」といった、仕事の設計や必要な条件を決めることの重要性が増しています。

ある調査(Atlassian「State of Teams 2026」)によると、多くの経営者がAIによる仕事のスピードアップを感じている一方で、AIへの投資が会社全体にどれだけの効果をもたらしているかを説明できる人は少ないという結果が出ています。これは、AIの活用が進むことで、チーム間の情報共有や調整に十分な時間が取れていないことが原因の一つとして挙げられています。

このような状況で、仕事の流れをはっきりさせることには、主に3つの大切な意味があります。

  • 1つ目は、やり直しの回数を減らすことです。事前に仕事の流れを整理することで、AIへの指示と修正のやり取りが減り、AIを使うための費用を抑えられます。

  • 2つ目は、仕事の内容をチームで共有することです。普段は言葉にしないような仕事のルールや例外処理を明確にすることで、AIの出す結果の精度が上がります。

  • 3つ目は、チーム全員で同じ認識を持つことです。個人でAIを使うだけでなく、チームとしてAIを活用して課題を解決するための共通認識を持つことで、仕事の設計が効率的になり、生産性の向上につながります。

オンラインホワイトボード「Strap」はこれまで、企業や団体の業務可視化と協力作業をサポートしてきました。今回のStrap AIコネクタは、このような背景から、AIエージェントなどの外部ツールと連携し、業務フローや業務知識をAIが理解しやすい形に整理し、チームでの話し合いとAIの活用を結びつけることを目指して開発されました。

参考:Atlassian「State of Teams 2026」
https://www.atlassian.com/blog/state-of-teams-2026

Strap AIコネクタ(MCP・CLI機能)の概要

Strap AIコネクタは、MCP(Model Context Protocol)という共通のルールを使って、CodexやClaude Codeなどの主要なAIコーディングエージェントとスムーズに連携できます。利用者が話した内容や会議の記録、既存の書類などをStrapに取り込むと、フローチャートや必要な条件をまとめた書類、スライド資料などがボード上に自動で作られます。

プレゼンテーション資料作成に役立つ様々なスライドテンプレートや図解の一覧を示しています。グラフ、マトリクス、ピラミッド図、詳細説明、スケジュール計画など、多様なビジネスシーンで活用できるデザイン要素が網羅されています。

作られたものへの追加や修正の指示も、自然な言葉でできるため、専門的な図を作る技術がなくても資料を完成させることができます。また、すべての仕事の知識がStrapに集められ、常に新しい情報に保たれるため、担当者が変わったり退職したりしても、いつでも見たり更新したりできる仕事の流れやマニュアルが会社の中に残ります。

従業員の出退勤から残業・休暇申請、そして直属の上司による承認を経て、勤怠システムの締め日に至るまでのワークフローを示した図です。

Strapで整理された仕事の流れや資料をAIエージェント側に読み込ませることも可能です。これにより、整理された仕事の内容をそのままAIに渡せるため、実際の作業や仕事の改善の精度が高まります。

Strap事業責任者のコメント

Strapの事業責任者である大竹智史氏は、Strapがこれまで多くの大企業に導入されてきた中で、高いセキュリティ基準を満たしながら、専門的なスキルがなくても誰でも使いこなせる製品を目指してきたと述べています。

今回のStrap AIコネクタは、AI時代の新しい働き方と、長く使われる製品のあり方を見つめ直した結果として実現したものです。一つの製品にデータを閉じ込めるのではなく、利用者が他のツールやAIエージェントと自由に連携し、仕事に合わせて最適な組み合わせを選べること、そして必要なセキュリティを確保することが、これからの仕事改善ツールの理想的な姿だと考えられます。

Strapは、CLI・MCP機能の利用を組織の方針に応じてオフにすることも可能であり、利用を許可する場合にも、監視機能や一括無効化機能、権限に応じた申請ワークフローなど、企業での運用を考慮した組織管理機能が充実しています。Strapは今後も、AIエージェントが共に働く時代において、利用者の働き方の進化を支えていくとのことです。

参考:Goodpatch Blog「AIエージェント時代のプロダクト作りの基礎知識『Agentic UX』とは?」
https://goodpatch.com/blog/2026-04-agentic-ux

オンラインホワイトボード「Strap」について

Strapは、チームでプロジェクトを進めるすべての人に向けたオンラインホワイトボードです。2020年9月に提供が始まり、金融機関や製造業、サービス業など、さまざまな企業や団体に導入されています。リアルタイムで図や文字情報の共同編集ができ、作業やコミュニケーションの効率を高め、協力しながら新しい価値を生み出します。働き方が多様化し、個々のAI活用が進む現在、ホワイトボードを見ながらチーム全員で情報を共有し、作業できる協力の場をオンラインで提供します。

Strap導入に関するご相談やトライアル利用(無料)は、以下の公式サイトよりお申込みいただけます。

株式会社グッドパッチについて

株式会社グッドパッチは、「デザインの力を証明する」をミッションに掲げ、「ハートを揺さぶるデザインで世界を前進させる」をビジョンとするデザインカンパニーです。2011年9月に設立され、2020年6月には日本のデザイン会社として初めて東証マザーズ(現グロース)に上場しました。

企業変革支援やUI/UXデザイン、ビジネスモデルデザイン、ブランド体験デザイン、組織デザインなどを行う「デザインパートナー事業」と、デザイン人材のキャリア支援サービスやオンラインホワイトボード、SaaS型AIデザインツールなどを提供する「デザインプラットフォーム事業」を展開しています。顧客体験を起点とした課題解決と、「デザイン×AI」による価値創造に取り組んでいます。

(グループ会社)

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