Autodeskが「2026 AI Jobs Report」を発表:AIが変える未来の仕事と必要なスキル
Autodeskは、建築、エンジニアリング、建設、製品設計、製造、メディア&エンターテインメントといった、デザインと創造に関わる各業界でAIが人材市場をどのように変化させているかを詳しく分析した「2026 AI Jobs Report」を発表しました。

このレポートは2回目となり、今回は初めて学生と社会人を対象とした調査も実施されました。その結果、日常的にAIを利用することには理解や自信があるものの、それぞれの業界に特化したAIスキルを必要とする仕事への準備度は低いことが判明しています。
Autodeskの最高マーケティング責任者であるダラ・トレセダー氏は、「AIはすべての人にとっての最低水準を引き上げますが、その上限を押し上げるのは人間の創意工夫です。次世代を担う若者たちが、その可能性をキャリアへとつなげるためのプロフェッショナル向けツール、トレーニング、実践経験を得ることが重要です」と述べています。
雇用市場の変化:創造性を生かす職種が上位に
わずか1年で、AI関連職種のランキングは大きく変化しました。新たにランクインした職種の多くは、創造性を生かす仕事です。AIが職場で広く使われるようになるにつれて、人材需要は「AIを構築する人」から「AIを使いこなす人」へと移行しています。
デザインと創造の業界で成長率が高いAI関連職種トップ10は以下の通りです。
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AI UX デザイナー:新たにランクイン、前年比145%増
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AI クリエイティブ・テクノロジスト:新たにランクイン、123%増
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AI コンサルタント:新たにランクイン、90%増
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生成 AI エンジニア:83%増
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AI ストラテジスト:前年10位から上昇、72%増
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AI コンテンツデザイナー:新たにランクイン、70%増
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AI システムデザイナー:62%増
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AI エンジニア:前年1位から順位を下げ、55%増
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AI コンテンツクリエイター:前年2位から順位を下げ、50%増
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AI コンプライアンスマネージャー:前年から2順位を下げ、49%増
AI人材の採用は成熟段階へ
デザインと創造の業界におけるAI関連求人は、過去2年間で147%増加し、直近1年間だけでも33%増加しています。求人情報におけるAIへの言及は、2024年に120%以上増加し、2025年には56%、2026年には46%増加しました。
成長率自体は落ち着きつつありますが、これはAI人材の採用が一時的な流行から、労働市場の恒常的な要素へと移行し、AIを使いこなす能力が基本的な要件になりつつあることを示しています。
AI時代でも、人間中心のスキルが重要
企業は、AIを構築する人材だけでなく、AIを導入し、適切に管理し、責任ある形でスケールさせる人材を求めています。今年、デザインと創造の業界のAI関連職で特に需要の高いスキルは以下の通りです。
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デザインスキル:前年に続き1位
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オペレーションスキル:今年新たにランクイン
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テクニカルスキル:前年から1順位低下
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コミュニケーションスキル:前年に続き4位
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リーダーシップスキル:前年から2順位上昇
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コーディングスキル:前年から1順位低下
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コラボレーションスキル
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対人スキル
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トレーニングスキル:新たにランクイン
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サイバーセキュリティスキル:新たにランクイン
AI人材の採用は世界共通のスタンダードへ
昨年のレポートでは、AI関連求人の成長率に地域差がありましたが、今年はすべての地域で成長率が安定し、その差は縮小しています。AIスキルに対する需要は、もはや特定の地域に集中するものではなく、世界の労働市場における基本的なスキルになりつつあります。
学生と社会人はAI時代の仕事をどう捉えているか
今回のレポートでは、米国の学生と社会人を対象とした調査も行われました。この調査から、日常的に使うAIには自信があるものの、キャリアで必要となる専門的なAIスキルやツールに対する自信は低いことが明らかになりました。
主な調査結果は以下の通りです。
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日常的なAIには自信、業界特化型AIには大きなギャップ:学生の82%がChatGPTなどの日常的なAIツールの利用に自信があると回答しましたが、自分の専門分野に特化したAIツールを使いこなすことに自信がある学生は36%にとどまりました。社会人でも同様の傾向が見られます。
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学生は専門分野に特化したAIスキルの重要性を認識:学生の約3人に2人(65%)が、「良い仕事に就くためには、自分の専門分野に特化したAIスキルが最も重要になる」と回答しました。
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卒業後の仕事に必要なAIスキルを学べているか、56%が不安:学生の56%が、卒業後に仕事を得るために必要なAIスキルを正しく学べているか確信が持てないと回答しています。また、自分の専門分野で新たに生まれつつある仕事に就く準備ができていると感じている学生は、10%未満でした。
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学生の80%がオンラインで独学:学生の80%が、YouTubeなどを利用したオンライン学習を通じて、就職に役立つスキルを身につけていると回答しました。一方、インターンシップやプロジェクトを通じて実社会での経験を得ている学生は、わずか19%でした。

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「実際にものをつくる仕事」への関心も高まる:学生の66%、社会人の61%が、「ものをつくる、あるいは自分の手を使って働くキャリアを望んでいる」と回答しました。
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AIによって労働市場が変化するなか、学生の52%が、物理的な世界のものをデザインしたり、つくったりする仕事に魅力を感じると回答しています。これは、主にデジタルまたはオンライン上で行う仕事に魅力を感じると回答した23%の2倍以上です。さらに20%の学生は、デジタルの仕事と物理的な世界に関わる仕事の双方が、将来性という点で同程度だと考えています。
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社会人の約63%が、AIによって労働市場が変化するなか、物理的な世界に関わるキャリアに魅力を感じると回答しました。
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AIツールがより強力になるにつれて、「現実の世界で何かをつくりたい」という志向も高まっています。学生と社会人の双方が、物理的な世界をデザインする仕事に引きつけられています。
Autodeskは、これらの分野で実際に使用されているプロフェッショナル向けツールへのアクセスを拡大することで、より多くの人々が、未来を形づくる需要の高い仕事に向けて準備できるよう支援しています。
レポートと関連情報
「Autodesk 2026 AI Jobs Report」は、デザインと創造の業界におけるAI人材需要の変化や、学生・社会人のAIスキルに対する意識を詳しく紹介しています。
レポートはこちらからダウンロードできます(英語版のみ提供)。
https://adsknews.autodesk.com/app/uploads/2026/06/AI-jobs-report-2026.pdf
本記事は、米国Autodesk社が2026年7月13日に発表したニュースブログ記事を抄訳、再構成したものです。
https://adsknews.autodesk.com/en/news/2026-ai-jobs-report/
Autodeskの詳細については、以下をご覧ください。
https://www.autodesk.com/jp


