ASEAN地域の建設コンサルティング市場、2031年には991億米ドル規模へ成長予測

株式会社グローバルインフォメーションは、Mordor Intelligenceによる市場調査レポート「ASEANの建設コンサルティング:市場シェア分析、業界動向と統計、成長予測(2026年~2031年)」の販売を開始しました。
ASEAN建設コンサルティング市場の成長予測
Mordor Intelligenceの調査によると、ASEAN地域の建設コンサルティング市場規模は、2025年の665億2,000万米ドルから2026年には713億米ドルに拡大すると予測されています。さらに、2026年から2031年にかけて年平均成長率(CAGR)6.77%で成長し、2031年には991億米ドルに達すると見込まれています。
このレポートは、サービス種別、セクター別、建設種別、資金源別、および主要国別に市場を分析しています。市場予測は金額(米ドル)ベースで提供されています。
サービス種別の動向
2025年には、プロジェクトマネジメントコンサルティングがASEAN建設コンサルティング市場シェアの46.55%を占めました。これは、発注者がコンセプト策定から試運転までを一元的に管理するサービスを求めているためです。
一方、設計・エンジニアリングサービスは、BIM(Building Information Modeling)の義務化が進むことで、2031年までには年平均8.67%で拡大すると予測されています。BIMの義務化により、モデル検証やデジタル調整の重要性が高まり、衝突検出や5Dコスト管理の需要が増えています。
従来のプロジェクトマネジメント業務は、現場監督や進捗報告が中心でしたが、現在では予測スケジューリング、ドローンを用いた数量検証、カーボン追跡ダッシュボードなど、より高度なサービスが求められています。設計事務所がソフトウェアチームを内製し、コンセプトから建設分析までをパッケージ化してプロジェクトマネジメントの分野に参入する動きも見られます。これにより、設計・施工・運営を統合した業務範囲の市場規模が、単独の監督契約よりも速く拡大している状況です。
セクター別の動向
2025年には、住宅プロジェクトがASEANの建設コンサルティング支出の42.12%を占めました。これは、インドネシアでの住宅建設の加速や、メトロ・マニラの過密化が背景にあると考えられます。
インフラコンサルティングは、送電網相互接続線、高速道路、コンテナターミナルに牽引され、年平均7.85%で拡大しています。特に送電回廊に関連する市場規模は、電力網の取り組みが順調に進めば、2031年までに120億米ドルを超える可能性があります。
商業セグメントは新規建設では遅れが見られますが、グリーンローン確保のためにLEEDプラチナ認証の再取得を目指す改修工事によって成長する余地があります。データセンターキャンパスは急速に成長している分野で、高可用性の電力調査や熱回収設計が求められています。
交通インフラは、ベトナムの高速道路事業やタイの複線鉄道計画などにより、インフラ関連費用の中で最大の割合を占めています。エネルギー・公益事業部門も、国境を越える高圧送電線や半導体製造工場内の太陽光発電・蓄電池システムなどで成長が見られます。
レポートの詳細について
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