ジオテクノロジーズと日本IBMがDX/AIパートナーシップを締結、地理空間データの活用を加速

ジオテクノロジーズ株式会社と日本アイ・ビー・エム株式会社は、デジタル変革(DX)とAI活用に関する協力関係(パートナーシップ)を結びました。この協力により、AIを使った地理空間データ基盤を作り、新しい地理空間データ・ソリューションを共同で開発することを目指します。

DXOパートナーシップに関する合意書

パートナーシップの背景

地理空間データは、人やモノの動きを分析し、企業や自治体の意思決定に役立つ重要な情報となっています。ジオテクノロジーズは、これまで集めてきた高精度な地理空間データと、人々の動きや買い物のデータなどを組み合わせて、未来を予測する取り組みを進めています。

自動運転やADAS(先進運転支援システム)の技術が進む中、地理空間データにはより高度な情報が求められるようになりました。そこで、ジオテクノロジーズは、データの編集や更新を行う大切なシステムを新しくすることを目指していました。

日本IBMは、企業の重要なシステムを新しくする多くの経験と知識を持っています。生成AIなどを使い、新しいシステムの開発を進めてきました。

パートナーシップの主な取り組み

両社は、地理空間データの基盤をもっと良くし、新しいデータの価値を生み出すために、今回のパートナーシップを締結しました。主な取り組みは以下の通りです。

地図整備基幹システムのクラウド基盤構築

ジオテクノロジーズの地図データを編集・更新するシステムに、日本IBMのクラウドネイティブ技術を導入します。これにより、自動運転などの様々なニーズに素早く対応できる柔軟なシステムを作り、高品質なデータを必要な時に提供できるクラウド基盤を整えます。また、セキュリティとデータ管理を強化し、安全にデータを使えるようにします。

クラウドネイティブ技術について詳しくはこちらをご覧ください: https://www.ibm.com/jp-ja/think/topics/cloud-native

AIエージェント・仕様駆動開発による開発効率化

地図整備基幹システムの開発において、日本IBMの知識を活かした開発方法を取り入れ、設計から開発、運用までを一貫して効率化します。具体的には、AIが開発を助けるツール「IBM Bob」や、大規模なシステム開発で役立つ「AI Lifecycle Shared Engineering Artifacts(ALSEA、アリーシア)」の活用を検討し、開発の質を高め、生産性を上げることを目指します。これにより、開発にかかる期間を30%以上短くすることを目指しています。

地理空間AI基盤を活用した新たなデータ・ソリューションの共同開発

両社は、日本IBMの地域DXセンターなどを活用し、交通、都市開発、災害対策、マーケティングなど、幅広い分野で自治体や企業の意思決定を助ける新しいデータ・ソリューションを共同で開発します。この中心となる技術として、ジオテクノロジーズが開発・提供する地理空間AI基盤「GeoTechAgent®」の活用を検討します。「GeoTechAgent®」は、AIを使って場所の情報(POI)検索や、場所の周辺分析、人やモノの動きから未来を予測するなどを、対話形式で提供します。これにより、専門知識がなくても必要な地理空間情報や分析結果に簡単にアクセスできるようになります。

責任あるAIとデータ・ガバナンスの推進

両社は、透明性、説明しやすさ、公平性を大切にする「責任あるAI」の考え方に基づいて、このパートナーシップを進めます。人々の動きや買い物のデータを使う際には、個人情報保護法などの法律を守り、適切なデータの管理とプライバシーの保護を徹底します。また、AIによる分析や予測の結果については、人が確認・監督を行い、安全性を確保した上で、産業や社会の意思決定に役立つデータ価値を生み出すことを目指します。

今後の展望

ジオテクノロジーズと日本IBMは、今回のパートナーシップを通じて、地理空間データとAIの活用をさらに進化させ、産業や社会の意思決定を助ける新しいデータ価値の創出を加速させます。そして、交通、都市開発、災害対策、マーケティングなど、様々な分野のデジタル変革に貢献し、持続可能な社会の実現を目指します。

このパートナーシップに関する詳細は、以下のリンクからもご確認いただけます。

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