山形のゆうき総業、現場技術と経営学を融合した「4年制経営アカデミー」を開始
現場職人が経営を学ぶ「4年制経営アカデミー」始動
山形県上山市に本社を置く総合仕上げ工事会社ゆうき総業は、2025年11月より社内塾「経営アカデミー」をさらに発展させ、現場技術と経営学を組み合わせた独自の「4年制カリキュラム」を開始しました。
このカリキュラムでは、日中に現場でさまざまな技術を持つ「多能工」としてのスキルを磨き、夜間には組織の管理や会社の数字(財務)といった経営学を体系的に学びます。現在、会社の幹部候補や将来的に独立を目指す若手社員9名がこのプログラムに参加しています。

職人の不安定さを変えるための挑戦
ゆうき総業の代表取締役である結城伸太郎氏は、15歳で塗装職人の世界に入った際、高い技術を持つ職人たちが冬場や雨天時に仕事が減り、業界を離れていく現実を目の当たりにしました。
「腕の良い職人が、環境のせいで夢を諦めていくのを止めたい」という強い思いが、ゆうき総業の活動の始まりです。これまでゆうき総業は、従来の「塗装」「防水」に「左官」を加え、一人で複数の工事をこなせる「多能工」を育てることで、東北の冬でも安定して仕事がある状況を作り出してきました。最近では、20代の若手社員がそれぞれの工事で1級資格を取得するなど、「日本一の多能工会社」を目指しています。

技術と経営を両立する「経営アカデミー」の目指すもの
多能工化によって雇用の安定を実現した結城氏が次に目指すのは、「職人の社会的地位の向上」と「本当の意味でのキャリアアップ」です。その具体的な取り組みとして、独自の社内塾「経営アカデミー」を本格的に開始しました。
この取り組みは、単に現場作業の技術を高めるだけでなく、実務スキルに加えて「経営の視点」を持った次世代のリーダーを育てることを目的としています。
4年制カリキュラムの概要
「現場」と「経営学」を組み合わせた4年間の教育体制です。日中は現場で多能工として高度な技術を習得し、夜間は組織のマネジメント、戦略の考え方、リーダーシップ、会社の数字(財務)といった経営学を学びます。
現在、意欲の高い9名の若手職人が受講しており、月に一度の講義と実践的なプログラムを通じて、現場での努力が会社全体の競争力向上につながるよう、深く考えています。
現場の最前線を知る職人が「数字(決算書)」を理解し、経営について話せるようになることで、建設業における新しい働き方や人材のモデルを作り出すことを目指しています。

建設業界の未来へ向けた取り組み
結城氏は、ゆうき総業を「新しい人材育成の実験場」と位置づけ、ここで得た知識や経験を建設業界全体に広めるため、一般社団法人日本多能工協会の代表理事としても活動しています。この協会を通じて、他の建設会社の経営者向けに、将来の経営目標を数字で表した「未来の決算書」を作成する短期財務計画講座を定期的に開催するなど、建設業全体の経営力を高めることにも力を入れています。
ゆうき総業は、一般社団法人日本多能工協会が提唱する、従来の「3K(きつい・汚い・危険)」に代わる新しい「3K(向上・拡散・継承)」という考え方のもと、古い建設業界のイメージを変え、若者が生涯にわたって誇りを持って働けるような持続可能な基盤づくりをリードしていく方針です。

代表の結城伸太郎氏は、「もともとは、県外から技術を学びに来る方や独立を目指す人のために始めた取り組みですが、今では自社の未来を担う大切な教育の柱となっています。現場を誰よりも知る職人が経営を語れるようになったとき、建設業界はもっと魅力的な場所になり、次の世代が『あんな職人になりたい』と思えるようになると確信しています。現場で培った力を経営にまで広げ、現場と経営をつなぐ人材を山形から全国へ育てていきます」とコメントしています。
ゆうき総業株式会社について
ゆうき総業株式会社は、山形・宮城・福島を拠点に、塗装・防水・左官・雨漏り修繕などの総合仕上げ工事を手がける会社です。職人の多能工化や、床を「暮らしの土台」であり「建物の品質を左右する要素」と捉え、サンプル展示や実演を通してその価値を体験できる日本初のショールーム「FIELD EDGE」を展開するなど、常に業界の先駆者として挑戦を続けています。
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会社名:ゆうき総業株式会社
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代表者:代表取締役 結城 伸太郎
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所在地:〒999-3234 山形県上山市藤吾三辻464
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設立:2001年9月
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事業内容:塗装・防水・左官・雨漏り修繕など総合仕上げ工事
一般社団法人日本多能工協会について
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団体名:一般社団法人日本多能工協会
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所在地:山形県上山市阿弥陀地568
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事業内容:多能工人材の育成・教育・普及活動


