建設機械の遠隔操縦を後付けで実現、キナンとNTTドコモビジネスがDX推進に貢献

建設現場の課題を解決する遠隔操縦ソリューション

株式会社キナンとNTTドコモビジネス株式会社は、建設機械に後付けできる遠隔操縦システム「Model E」と、モバイル通信・映像伝送ソリューションを組み合わせた遠隔操縦ソリューションを導入しました。

この新しいソリューションは、既存の建設機械を簡単に遠隔操縦できるようにすることで、建設現場の生産性を高め、安全性を向上させ、人手不足の解消に役立ち、建設業界全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めることを目指しています。

建設業界が抱える課題

近年、建設業界では、熟練した技術を持つ労働者の高齢化や人手不足が深刻な問題となっています。さらに、労働時間の規制や作業の安全確保が強く求められており、安定した施工体制を維持することが大きな課題です。

このような状況の中、建設機械の遠隔操縦や自動運転の活用が、安全性の向上や人手不足の解消に有効な手段として注目されています。国土交通省も「i-Construction2.0」という方針を掲げ、建設現場の自動化や高度化を積極的に進めています。i-Construction2.0とは、国土交通省が推進する建設現場の生産性向上(省人化)の取り組みです。詳細はこちらで確認できます。

株式会社キナンは、建設機械のレンタル、販売、整備、そしてICT施工(建設現場の各工程で取得したデジタルデータを管理・活用した高精度な施工)を通じて、現場の効率化と安全性の向上に取り組んできました。建設業界のさらなる効率化と省人化を実現するため、遠隔操縦に対応したレンタル建設機械の提供や遠隔操縦技術の支援に力を入れる必要があり、通信環境を含めた総合的な遠隔操縦ソリューションが求められていました。

NTTドコモビジネスは、2024年6月にARAV株式会社と協力し、遠隔操縦ソリューションの提供を通じて建設業界のDX推進に取り組んでいます。ARAV株式会社の詳細についてはこちらをご覧ください。

このような背景から、株式会社キナンは今回のソリューションを導入し、建設現場のDXをさらに推進し、業界が抱える課題の解決に貢献していきます。

ソリューションの主な特長

この遠隔操縦ソリューションには、主に以下の二つの特長があります。

(1) 後付け可能な遠隔操縦システム

このソリューションの核となる遠隔操縦システム「Model E」は、ARAV株式会社が開発する遠隔操縦/自動化システムです。従来型の建設機械に後から取り付けることができるため、新たに専用の機械を導入する必要がありません。既存の設備を活かしながら遠隔操縦を可能にし、作業員の安全を確保しつつ、現場の負担を減らしながら遠隔化を実現します。

(2) 通信環境と映像伝送ソリューションの一元提供

このソリューションでは、「Model E」とNTTドコモビジネスが提供するモバイル通信、そして映像伝送ソリューション「Zao Cloud サービス」を組み合わせて提供されます。「Zao Cloud サービス」は、株式会社ソリトンシステムズが開発した、携帯電話回線などを利用して高画質の映像を伝送・配信するシステムです。これにより、遠隔操縦を実用的なレベルで運用できるようになります。

本ソリューションのイメージ

今後の展開

株式会社キナンは、今後も建設現場への遠隔操縦ソリューションの導入を広げ、遠隔操縦技術をさらに高度化していく計画です。また、AIやデータ分析技術を活用して自動化のレベルを高めるとともに、インフラの維持管理や災害対応などへの応用も検討し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

株式会社キナンの詳細についてはこちらをご覧ください。

株式会社キナン

NTTドコモビジネスは、これからもネットワーク、クラウド、IoTを活用したソリューションを提供し、企業や地域のDX推進を支援していきます。

NTTドコモビジネスの詳細についてはこちらをご覧ください。

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