CADデータを数分で3D化する新ソフトウェア「CADChum」が登場

株式会社クオリスは、製造業やCG制作分野におけるCADデータ活用の課題を解決する新ソフトウェア「CADChum(キャドチャム)」を2026年5月18日にリリースしました。このソフトウェアは、IGESやSTEP形式のCADデータを数分で3Dデータに変換し、リアルタイムでの利用やコンテンツ制作を容易にします。

CADデータを数分で3D化するワークフロー

CADChumとは

「CADChum」は、これまで多くの時間と手間がかかっていたCADデータ変換の作業を、わずか数分で完了させることを目指して開発されました。Blender、Maya、Unity、Unreal Engineといった主要な3D制作ツールやゲームエンジンと連携し、設計データをすぐに可視化・活用できる環境を提供します。

従来のCADデータは、そのままではゲームやシミュレーションのようなリアルタイムで動かす用途や、3Dコンテンツ制作には適さないことが多く、変換や最適化に手間がかかっていました。「CADChum」は、この問題を解決し、設計データをスムーズに3D活用へとつなげます。

CADChumのデータ変換プロセス

開発の背景

近年、製造業やエンターテインメント業界では、CADデータの利用範囲が大きく広がっています。特に、ゲームエンジンを使ったリアルタイムでの可視化、製品のレビューやプレゼンテーションでの3D活用、そしてデジタルツインやシミュレーションへの展開といったニーズが高まっています。

しかし、CADデータと3Dデータの間には形式や構造の違いがあり、これらを変換したり、最適な形に整えたりすることが大きな課題となっていました。「CADChum」は、これらの課題に対応し、「CADデータをすぐに使える3Dへ」という考えのもと開発されました。

主な特徴

「CADChum」は、CADデータ変換を効率化するための様々な機能を備えています。

  • ワンクリックでCADから3Dデータへ変換できます。

  • 大規模なCADデータを軽くし、リアルタイムで表示できるよう最適化します。

  • 高品質なテッセレーションにより、滑らかなメッシュ(3Dモデルの表面を構成する小さな多角形)を生成します。

  • 精度制御(Angle / Deviation)によって、変換の柔軟な調整が可能です。

  • BlenderやMayaなどの3D制作ツール、UnityやUnreal Engineといったゲームエンジンとスムーズに連携します。

対応ツール

「CADChum」は、主要な3D制作ツールやゲームエンジンに対応しています。

  • Blender

  • Maya

  • Unity

  • Unreal Engine

BlenderでのCADChum利用画面

MayaでのCADChum利用画面

UnityでのCADChum利用画面

Unreal EngineでのCADChum利用画面

製品構成

「CADChum」は、以下の要素で構成されています。

  • CADChum Core(変換の心臓部となるエンジン)

  • CADChum Console(複数のファイルをまとめて変換するツール)

  • 各種プラグイン

    • Blender Add-on

    • Maya Plugin

    • Unity Plugin

    • Unreal Engine Plugin

利用シーン

このソフトウェアは、様々な場面でのCADデータ活用に役立ちます。

  • 製造業における製品のビジュアライズ(視覚化)

  • 製造業向けのXR(VR/AR/MR)コンテンツ制作

  • 建築分野でのリアルタイム可視化

  • ゲームエンジンを使ったデジタルツインの構築

  • 展示会やプレゼンテーション向けの3D制作

  • CADデータの軽量化や最適化

提供開始と評価版

「CADChum」は、2026年5月18日(月)から提供が開始されています。
無料評価版も公開されており、以下のURLからダウンロードできます。

今後の展開

株式会社クオリスは、今後もリアルタイム3Dやデジタルツインの分野への対応をさらに強化し、CADデータ活用の効率化を追求していくとのことです。

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