建設業の人手不足を解消するDX技術が集結!「第6回 建設DX展 [大阪]」8月26日より開催

2026年8月26日(水)から28日(金)までの3日間、インテックス大阪にて「第6回 建設DX展 [大阪]」が開催されます。この展示会では、建設機械の自律運転から無人施工、AIやロボット、BIMといった、人手不足に挑む最新の建設DX技術が集まります。

第6回 建設DX展 大阪

建設業界の現状とDXの必要性

建設業界では、1997年のピーク時と比較して、2025年には就業者数が約30%減少すると見込まれています。さらに、技能労働者の高齢化や時間外労働規制への対応も加わり、人手不足は業界全体の大きな課題です。

一方で、大阪・関西万博後の大阪IR開発や都市再開発、老朽化したインフラの更新など、関西地域では大規模な建設プロジェクトが続く予定です。しかし、建設会社が抱える工事量の多さに対し、人手不足が原因で受注した工事を十分に消化できない状況が続いています。また、大阪府では倒産リスクの高い企業のうち約22%が建設業であり、人材確保や生産性向上が喫緊の課題となっています。

このような背景から、国土交通省が推進する「i-Construction 2.0」のように、建設現場の自動化やデジタル技術の活用による生産性向上が求められています。今回の展示会は、これらの課題解決につながる建設DX、省力化・自動化技術を体験できる場となります。

出展される主な製品・技術

展示会では、建設現場の変革を促す多岐にわたる製品や技術が紹介されます。

建設機械が自律して動く時代へ

建設現場の効率と安全を高めるために、建設機械の自律運転や無人施工が注目されています。

  • 無人化施工ソリューション
    オフィスから建機を遠隔操作し、自動運転と組み合わせることで、1人で複数台の建機を運用できます。危険な区域への立ち入りを減らし、搭乗操作と遠隔・自動運転を使い分けられます。
    コマツのアースブレインシミュレーター

  • AIによる重機自律運転
    GPSが届かない屋内トンネルのような場所でも、AIと自己位置把握(SLAM)技術により、重機の高精度な自律運転が可能です。AIが人の操縦方法を学習したり、試行錯誤を通じて最適な操縦方法を習得したりすることで、ショベル操作の自動化を支援します。
    AIクレーン制御イラスト

  • 自動墨出しロボット
    建設現場で重要な墨出し作業をロボットが自動で行います。設計図面データをそのまま床に描画でき、複雑な形状や文字、マークの描写にも対応します。AIが効率的なルートを選定することで、手作業に比べて生産性が最大10倍向上する可能性が示されています。
    自動墨出しロボット

  • AI交通制御システム
    警備員が不要な片側交互通行を実現するAI交通制御システムです。車両の通過状況や周辺の渋滞情報を自動で取得し、最適な信号切り替えタイミングを判断します。これにより、通行車両の滞留を防ぎ、警備員不足への対応や事故リスクの低減に貢献します。
    AI交通制御システム

デジタル技術が設計者を助ける

設計業務の効率化と精度向上に貢献するデジタル技術も多数展示されます。

  • 高精度スマホ測量サービス
    スマートフォン一つで、測量、設計、施工管理、検査対応までをプロレベルで行えるサービスです。一般的なスマホ測量がcm単位の精度であるのに対し、このサービスではmm単位の精度を実現し、高額な測量機器が必要だった3次元ICTにも対応しています。
    スマホ測量アプリ

  • PDF図面からの立体モデル作成サービス
    図面PDFを登録するだけで立体モデルを作成し、現場の作業指示、進捗管理、情報共有をデジタル化するクラウドサービスです。現場の作業箇所にピンを配置して関係者間でリアルタイムに情報を共有することで、現場監督の移動や確認業務を削減し、業務効率化や情報伝達ミスの防止に役立ちます。
    PDF立体化情報共有Digimoke

  • 配筋設計の自動化・高速化BIMツール
    職人の技術に支えられてきた配筋設計業務を自動化・高速化するBIMツールです。自動干渉回避や定着・あきチェック機能により、熟練技術者に依存していた配筋検討業務を効率化します。これにより、納まり検討工数を従来比90%削減し、設計品質向上と工数削減を同時に実現します。
    BIM/CADソフトウェア画面

  • AIによる検図・照査の自動化
    建設プロジェクトの成否を左右する検図・照査作業をAIが自動化します。建築基準法などの法令チェックに加え、複数の設計図書を横断的に分析し、矛盾やルール違反を瞬時に特定します。これにより、人が数日かけて行っていた作業を短縮し、ヒューマンエラーの削減や手戻りのないスマートな現場を実現します。
    AI建設図面自動化

外国籍従業員とのコミュニケーションや安全管理を支える技術

多様な人材が働く現場でのコミュニケーションと安全確保を支援する技術も紹介されます。

  • スマートヘルメット
    GPSとカメラを搭載したクラウド連携型のスマートヘルメットです。リアルタイム映像共有、音声通話、熱中症対策、高温・衝撃警報、SOS緊急通報などの機能を備え、現場作業者の安全確保を支援します。音声認識機能により、両手がふさがった状態でも操作が可能で、現場の安全・効率・管理を一体化するDXソリューションです。
    スマートヘルメット

  • AIによる危険予知支援ツール
    過去の膨大な事故事例や各社の独自データ、当日の気象情報などをもとに、AIが現場のリスクと対策を提案する危険予知支援ツールです。職長の経験や記憶に依存していた危険予知活動をサポートし、環境要因も踏まえたリスクアセスメントを実現することで、現場の安全管理を強力に支援します。
    AI危険予知KY-NEXT

  • 多言語翻訳ツール
    画面上で写真や図面をなぞるだけで、その場所に翻訳テキストを表示できる37言語対応の多言語翻訳ツールです。特許技術の「しゃべり描き」機能とリアルタイム翻訳を組み合わせることで、「あれ」「これ」といった曖昧な指示をなくし、視覚的に正確な情報伝達を可能にし、スムーズな双方向の会話を促進します。
    多言語翻訳ツール

開催概要

「第6回 建設DX展 [大阪]」は、建設DX分野で約80社が出展する関西最大級の専門展示会です。

  • 展示会名: 第10回 JAPAN BUILD OSAKA 内 第6回 建設DX展 [大阪]

  • 会期: 2026年8月26日(水)〜28日(金)10:00〜17:00

  • 会場: インテックス大阪 6号館A・Bゾーン

  • 主催: RX Japan合同会社

  • 入場: 無料(事前の来場登録が必要)

  • 公式Web: https://www.japan-build.jp/osaka/ja-jp.html

建設業界の未来を支える最新技術に触れる貴重な機会となるでしょう。

1 参考:国土交通省「参考資料集」(2026年4月3日発表)、総務省「労働力調査(基本集計) 2025年(令和7年)平均結果」(2026年1月30日公表)
2 参考:帝国データバンク「大阪府・『倒産リスク』分析調査(2025年)」(2026年4月6日発表)

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