帝国不動産、賃貸管理部門でAI利用率85.7%を達成 – 業務定着に向けた研修と活用を強化
帝国不動産株式会社は、賃貸管理業務を行うプロパティマネジメント本部社員336名を対象にAI活用実態調査を実施し、265名から回答を得ました。この調査により、賃貸管理の現場でAIの活用が進んでいる実態と、今後の課題が明らかになりました。
賃貸管理部門におけるAI活用状況
調査の結果、業務でAIを利用している社員は85.7%に上り、AI活用に前向きな社員は96.2%と高い意向を示しています。このことから、賃貸管理の現場でAIが広く受け入れられていることが分かります。
一方で、「ほぼ毎日利用している」と回答した社員は35.5%にとどまり、AI利用は広がっているものの、日常業務に深く定着している段階には至っていないことが示されました。

AIの主な利用用途と課題
AIを利用している業務では、「文章の作成・添削・要約」が88.1%と最も多く、情報整理や文書作成が中心となっていることが明らかになりました。これに対し、「データ分析・集計」は14.5%、「資料・スライド作成」は6.6%と、より高度な活用はまだ限定的です。

AIをあまり利用していない社員や利用頻度が低い社員に理由を尋ねたところ、「使い方がよく分からない」が42.1%と最も多く、次いで「何から始めればよいか分からない」が31.6%でした。
社員が会社に期待する支援としては、「基礎的な使い方の研修・勉強会」が50.6%、「業務別のプロンプト集・テンプレート」が47.9%、「活用事例・ベストプラクティスの共有」が41.5%が上位を占めました。これは、新しいツールの導入よりも、既存のAIを業務で効果的に使いこなすための教育や支援体制が求められていることを示しています。

帝国不動産のAI活用推進に向けた取り組み
帝国不動産は、今回の調査結果を踏まえ、「安全に使う」「業務で使いこなす」「成果を共有する」という3つの段階でAI活用を推進する方針です。
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安全に使うための基礎研修
AIの基本操作、プロンプト作成方法に加え、個人情報や機密情報の取り扱い、生成内容の事実確認、著作権など、業務でAIを利用する上で必要な基本ルールを学ぶ研修を実施します。 -
賃貸管理業務に即した実践研修
オーナーへの報告書や入居者への案内文の作成、問い合わせ履歴や修繕履歴の要約、データ集計など、実際の賃貸管理業務を題材とした実践的な研修を行います。また、業務別のプロンプト集やテンプレートを整備し、社員が日常業務でAIを活用しやすい環境を整えます。 -
活用事例の共有と効果検証
日常的にAIを活用している社員の事例やノウハウを部門内で共有し、社員全体の利用頻度や活用レベルの向上を目指します。さらに、AI活用の効果を作業時間の削減、対応速度、業務品質の向上といった点で継続的に検証し、その成果を明確にします。
今後の展望
帝国不動産は、AIによって文章作成や情報整理といった定型業務にかかる時間を削減し、社員がオーナーへの提案、入居者対応、物件ごとの課題解決など、人による判断や対話が求められる業務に、より多くの時間を充てられる体制を目指します。
AIを単なる業務効率化ツールとしてだけでなく、賃貸管理サービスの品質、対応速度、提案力を高める業務基盤として活用することで、オーナーと入居者の双方にとっての価値向上に繋げていきます。
帝国不動産株式会社について
帝国不動産株式会社は、「美しい暮らし方を住まいから」を企業理念に掲げ、賃貸集合住宅の開発・管理を一貫して手掛けています。データに基づいた経営と専門知識、そして社員の情熱を原動力に、オーナー・投資家・居住者へ最適な価値を提供しています。今後は、長期的な視点で暮らしと資産のパートナーとして、地域の未来を共に創ることを目指しています。
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