大和ハウス工業、国内住宅事業の体制を再編・強化へ
大和ハウス工業株式会社は、国内の住宅市場が大きく変化している状況を受け、事業体制を再編し強化することを発表しました。この変更は2027年4月1日付で実施され、持続的な成長と企業価値の向上を目指します。
国内住宅市場の変化と対応
近年、国内の住宅市場では人口減少や建築資材価格の高騰により、新築住宅の着工数が減る傾向にあります。一方で、リフォームや買取販売、不動産仲介、賃貸管理といった既存住宅を活用する「住宅ストック関連市場」は拡大しています。お客様のニーズも、新築住宅の購入だけでなく、住宅の維持管理や資産価値向上、住み替え支援など多様化しています。
このような市場の変化を成長の機会と捉え、大和ハウス工業は「新築住宅事業」と「住宅ストック事業」の両方を強化する方針です。
新築戸建住宅事業の最適化
新築戸建住宅事業では、展開するエリアを見直し、需要が堅調な都市圏を中心に経営資源を集中的に配置します。これにより、事業の競争力を高め、収益基盤の強化を図ります。地域ごとの特性に合わせた商品開発やデザインの導入により、より価値の高い提案を進める予定です。

なお、既存のお客様へのアフターサービスは、新たに設立される大和ハウスパートナーズ株式会社が引き続き全国で提供します。
住宅ストック事業の強化と新会社設立
今後の市場拡大が期待される住宅ストック事業では、お客様満足度の向上と事業強化を目指し、関連する部門やグループ会社の再編を行います。具体的には、アフターサービス部門、リブネス部門、そしてグループ会社である大和ハウスリフォーム株式会社、大和ハウス賃貸リフォーム株式会社、大和ハウスリアルエステート株式会社、大和リビング株式会社が再編の対象となります。
これにより、住宅のメンテナンスからリフォーム、買取販売、不動産仲介、賃貸管理まで、住まいのライフサイクル全体をサポートする「ワンストップサービス体制」を構築し、お客様により高い価値を提供することを目指します。

今回の再編では、戸建住宅事業に関する機能は大和ハウスリフォーム株式会社に集約され、同社は「大和ハウスパートナーズ株式会社」に商号を変更します。また、賃貸住宅に関する機能は大和ハウス賃貸リフォーム株式会社に集約され、同社は「D-ROOMパートナーズ株式会社」に商号を変更します。
大和ハウスリアルエステート株式会社は、賃貸管理事業を大和リビング株式会社に分割した後、大和ハウスリフォーム株式会社(新商号:大和ハウスパートナーズ株式会社)と合併します。大和リビング株式会社は、不動産仲介事業と買取販売事業の機能をD-ROOMパートナーズ株式会社に移管し、引き続き賃貸管理事業を行います。
再編による今後の展望
大和ハウス工業は、今回の事業体制再編を通じて、新築住宅事業の競争力を強化し、住宅ストック事業をさらに拡大する計画です。お客様一人ひとりの暮らしに長く寄り添う住まいサービスの提供を推進し、持続的な成長と企業価値の向上を目指していくとのことです。

