ツバイソがクラウドERP「RobotERPツバイソ」をAIから操作可能に刷新、「Tsubaiso Intelligence」も提供開始
ツバイソ株式会社は2026年8月17日、クラウドERP「RobotERPツバイソ」を、画面を介さず外部のAIから直接操作できる「ヘッドレスERP」へと刷新しました。
これにあわせて、AIが複雑なERPを正しく操作するための知識を提供するクラウドサービス「Tsubaiso Intelligence(ツバイソ・インテリジェンス)」の提供も開始されています。これにより、利用しているAIに自然言語で指示するだけで、データの参照や分析、伝票登録、締め処理、さらにはシステムの設定・カスタマイズまで行えるようになります。

ヘッドレスERPとは
近年、AIから業務システムのデータを読み書きする動きがありますが、ERPは特に複雑な統合システムです。案件、見積、受注から請求、原価計算、債権債務、財務会計までが一連の流れでつながり、一つの入力ミスが会計全体に影響を及ぼす可能性があります。また、取引先や品目などのマスタ情報との整合性を保つことや、権限管理、承認プロセスも重要です。
ツバイソが採用したのは、画面からの入力と同じ業務処理ロジックを外部から呼び出す「ヘッドレス方式」です。これにより、AIが外部から操作しても、入力規則の検証や自動計算、承認といった統制が働き、データの信頼性が保たれます。この正確な操作知識を提供するのが「Tsubaiso Intelligence」です。
AI時代のERPには、次の4つの条件が求められます。
- AIから直接扱えること
- データが信頼でき、互いにつながっていること
- 自社に合わせて変えられること
- 権限・承認・監査が効いていること
今回のヘッドレス化は、AIから直接ERPを扱えるようにするための刷新であり、「RobotERPツバイソ」はAIが使いこなせる「AIネイティブなERP」へと進化しました。なお、画面からの操作も引き続き可能です。

Tsubaiso Intelligenceの役割
AIがERPを使いこなすためには、操作を外部から呼び出せるだけでは不十分です。どの操作が業務上何を意味し、何と関連し、何を引き起こすのかといった詳細な知識が必要です。AIが必要とするこの知識は、業務の「意味」と業務を進める「手順」の2つから成り立っています。

「Tsubaiso Intelligence」は、この「意味」と「手順」の層を提供します。意味を担うのは「Tsubaiso Atlas」と「Tsubaiso Knowledge」です。
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Tsubaiso Atlas: 業務の意味とデータ間の関係をAIに提供します。約130種の業務データ意味定義と、約110本の集計・点検・入力手順の組み立てを収め、AIからの問い合わせに応じて返します。標準機能だけでなく、お客様が加えたカスタマイズの意味も扱えます。
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Tsubaiso Knowledge: 製品の使い方・仕様・エラーについて、700本を超える製品ヘルプ記事と、2006年の事業開始から約20年にわたる運用サポートの蓄積をもとに回答します。
これらのサービスを接続することで、汎用のAIが「RobotERPツバイソ」の専門知識と、その会社固有の業務理解を備えます。学習や知識の作り込みは不要です。
手順を担うのは「スキル」です。作業の順序、確認すべきこと、してはいけないこと、人の承認を挟む場所を定めたもので、AIに専門的な作業手順を持たせるための共通仕様に基づいています。参照・入力・承認・カスタマイズ・導入といった作業の種類ごとに12本が用意され、GitHubで公開されています。
主な特長
1. 受け取った資料そのものから、自然言語だけで登録できる
メールに添付された注文書のPDFや、取引先から送られたCSVなど、人が読み取って整える必要なく、受領したデータをそのままAIに渡せば登録できます。集計や分析まで続けて指示することも可能です。取引先ごとに異なる書式や品目名も、自社のマスタに突き合わせて読み替えます。期首残高の登録や、既存システムからのデータ移行といった大量の投入も同様にAIに任せられます。

例えば、「いつもと単価や数量、支払条件が違うものだけ教えて」と指示すれば、AIは過去の同種取引と照合し、異なる点を示します。これは、「RobotERPツバイソ」が取引先、品目、価格、支払条件、過去の取引を一体のデータとして持ち、「Tsubaiso Intelligence」がAIに「どの項目を、何と、どう照合するか」を伝えているため実現します。
2. AIに自然言語で指示して、ERPをカスタマイズできる
項目、画面、ダッシュボード、権限、入力規則、承認ワークフロー、業務のロジックなどを、自然言語での指示に基づいて設定できます。項目一つを追加するのに開発を依頼し、見積もりや納期を待つ必要がなくなります。業務を製品の標準に合わせるか、費用と期間をかけてシステムを開発するかという選択肢も不要です。

加えたカスタマイズの意味はAIにも伝わるため、自社の呼び方や管理項目のままで指示が通り、自社の事情を踏まえた作業や提案が受けられます。カスタマイズは仕様書として書き出され、何が、どこに、なぜ追加されたのかが変更のたびに記録に残ります。担当者が変わっても、時間が経っても、内容をたどることが可能です。
変更を本番環境へ反映する前に、その変更が矛盾なく組み込めるかどうかを先に確かめることができます。反映は人の確認を経てから行われ、誰が何をいつ変更したかが記録に残ります。
3. 確かなERPデータを基盤に、AIがERPの外まで横断する
業務はERPの中だけで完結するものではありません。例えば、システム開発や建設業のようなプロジェクト管理が必要な事業では、案件、取引先、契約、計画(実行予算)、管理会計などの原本はERPに、仕様や議事録はストレージに、その他、進捗管理ツールやチャット、メールにデータが散在します。
利用している汎用AIエージェントが、「RobotERPツバイソ」の確かなデータと業務の知識を手がかりに、これらの散らばった情報を関連付けます。メール、文書、チャット、周辺システムまでを横断して自動化し、人の意思決定と作業をサポートします。システム同士をあらかじめつなぎ込む開発なしに、この情報の行き来をAIが担います。このため、「Tsubaiso Intelligence」はAIをERPの外側に置く設計を採用しています。

AIとERPを切り離しているため、利用しているAIを別の製品に替えても、業務の意味、手順、設定を作り直す必要はありません。接続はMCPとスキルという公開された共通仕様で行われます。AIができるのは、そのAIを使っている人に許可された操作だけであり、分からないことは人に確認します。確定の前には、これまでどおり人の承認を経ます。
AI時代の新しい働き方への変革
代表取締役の印具毅雄氏は、AIの時代に必要なのは、AIを搭載した業務システムではなく、タレント(知的生産活動を行う人)が輝くための仕事の基盤だと述べています。人でなければできないのは創造、判断、コミュニケーションであり、AIは資料収集や形式の整理、システム入力、確認といった作業を引き受けることで、人が本来の創造的な活動に集中できる時間を提供します。

AIの答えの確かさは、AIが参照する情報が会社の実態をどれだけ正確に反映しているかで決まります。取引先、案件、契約、お金、組織、社員といったデータが一つにつながり、統制された基盤が会社には必要であり、それが「RobotERPツバイソ」です。その基盤にある会社ごとの理解と、「RobotERPツバイソ」を操作するための専門知識をAIに渡すのが「Tsubaiso Intelligence」です。
承認と意思決定は、職務権限規定に基づいて人が行います。責任が人に残ることは、内部統制と組織運営の前提であり、AIが業務に入っても変わることはありません。AI時代のタレントが担うのは、要求、判断、責任です。作業をAIに任せて判断に集中する働き方が、あらゆる人へ開かれると期待されます。
お申し込み
30日間の無償トライアルを本日より受け付けています。「Tsubaiso Atlas」や「Tsubaiso Knowledge」を含む、本リリースで紹介された機能をトライアル用の組織で試すことができます。別途、MCPとスキルに対応したAIサービスを用意する必要があります。
トライアルのお申し込みやご契約のご相談は、ツバイソ株式会社のウェブサイトから行うことができます。「RobotERPツバイソ」をまだ利用していない企業もトライアルを利用可能です。
「Tsubaiso Atlas」と「Tsubaiso Knowledge」は、「RobotERPツバイソ」を契約中または契約予定の顧客へ有償で提供されます。契約時の費用は個別案内となります。
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無償トライアルのお申し込み:https://tsubaiso.jp/contact/trial.html
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ご契約・導入のご相談:https://tsubaiso.jp/form/inquiry-form.html
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Tsubaiso Intelligenceのスキル(公開):https://github.com/tsubaiso/tsubaiso-intelligence
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スキルの共通仕様:https://agentskills.io/specification
RobotERPツバイソについて
「RobotERPツバイソ」は、企業の業務プロセスを最適な形に整える統合基幹業務プラットフォームです。Salesforceプラットフォーム上で動作する「ツバイソPSA」「ツバイソIMA(在庫管理)」と、会計・財務を担う「ツバイソERP」で構成されています。販売、購買、制作の各プロセスに加え、在庫管理、配員・工数管理、取引先管理、与信管理、原価計算、管理会計、フォーキャスト、債権債務管理、財務会計、外貨建取引、ワークフロー、電子取引(WEB-EDI)まで、15の業務領域を一元化します。
「ITreview Grid Award 2026 Summer」のERPパッケージ部門で「Leader」に選出され、Grid Awardでは22期連続の受賞となります。ツバイソ事業は2006年に開始されました。
ツバイソ株式会社 概要
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社名:ツバイソ株式会社
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所在地:東京都渋谷区幡ヶ谷2-6-5 梅村ビル幡ヶ谷6階
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代表者:代表取締役 印具毅雄(公認会計士・税理士)
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設立:2015年1月
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資本金等:1億3,768万円
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事業内容:RobotERP®(統合基幹業務システム)の開発/会計、業務、システムに関するコンサルティング
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特許:自律型システム(特許第6592731号/2018年取得)。この構想をベースに開発を続けています。
2026年8月時点の調査によると、販売・購買・製造から債権債務・財務会計までを一体で扱う基幹業務システム(ERP)において、AIへ渡す操作知識が製品として組み込まれており、システムの設定・カスタマイズの変更までAIへ開放し、その開放先がベンダー自身のAIではなく、お客様が利用するAIであるという3点を満たすものは、「RobotERPツバイソ」のほかに確認されていません。これは公開情報の範囲での調査であり、すべての製品を網羅したものではありません。


