建設業の積算業務が劇的に変化!AIアプリで最大12時間の作業が約10分に短縮
AIコンサルティング企業である株式会社renueと静岡県島田市の株式会社丸紅が共同開発した「種別数量拾いアシスタントAIアプリ」が、月刊誌「建設マネジメント技術」2026年7月号に掲載されました。
このAIアプリは、設計図面(PDF)から構造物の種類、寸法、数量を自動で読み取り、一覧表としてまとめることで、これまで熟練の技術者しかできなかった「数量拾い」という作業を、誰でもできるように変えました。

建設業界の課題と「数量拾い業務」の属人化
建設業界では、熟練技術者の退職と若手の採用難により、人手不足が深刻化しています。特に、工事費用を見積もるための「数量拾い」という作業は、設計図面を目で見て、構造物の名前や寸法、数を手作業で計算するもので、非常に専門的な知識と経験が必要でした。株式会社丸紅では、この作業に1案件あたり2時間から15時間かかり、ベテラン社員に大きな負担がかかっていました。
このため、見積書の提出が遅れたり、新しい仕事のチャンスを逃したりすることもあり、若手社員がこの業務に加わることはほとんど不可能でした。
AIアプリによる積算業務の変革
renueと丸紅が共同で開発した「種別数量拾いアシスタントAIアプリ」は、この状況を大きく変えました。設計図面(PDF)をアプリにアップロードするだけで、AIが自動で構造物の種類、寸法、数量を抽出し、Excel形式で一覧表を作成します。さらに、図面上のどこから情報を抽出したかを自動で色付けして表示するため、確認作業も簡単になりました。
このアプリの重要な点は、AIが算出した結果をそのまま使うのではなく、最終的に人が確認することを重視している点です。これにより、「AIと人が協力して働く」新しい業務の形が生まれ、現場への導入もスムーズに進みました。

驚きの導入成果と現場の変化
このAIアプリの導入により、最も大きな変化があったのは、数量拾いにかかる時間です。これまで最大12時間かかっていた作業が、なんと約10分にまで短縮されました。全体の作業時間も、最大15時間から約4時間へと大幅に減っています。

さらに、専門知識がない社員でも一覧表を作成できるようになり、これまでベテランに限られていた業務が、若手や未経験の社員にも開かれました。これにより、社員はより価値の高い他の業務に集中できるようになり、会社全体の生産性向上につながっています。
株式会社丸紅の紅林眞実社長は、「人手不足が深刻な建設業界において、AI導入により経験の浅い社員でも見積もり業務に参加できるようになり、見積書の提出スピードも向上しました。これにより受注力強化に直結しています。最大の成果は、若手や女性を含む多様な人材が見積もり業務に参加できるようになったことです。」とコメントしています。
今後の展望
この成功事例は、これまで特定の人の知識や経験に頼っていた業務をAIで標準化し、誰もが参加できる業務へと変えることができることを示しています。丸紅とrenueは、今後このアプリを土木業界向けのSaaS(クラウドサービス)として販売し、全国の建設会社にこの新しい働き方を広げていく予定です。
会社概要
株式会社renue
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所在地:〒105-7105 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター 5階
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代表者:山本悠介
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事業内容:AIコンサルティング業
本件に関するお問い合わせ
株式会社renue 広報担当
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メール:info@renue.co.jp
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電話:03-4500-7154


