ugoがフィジカルAIの社会実装を加速する新サービス群「ugo Physical AI Fabric」を発表

2026年9月16日、フィジカルAIの社会実装を進めるugo株式会社は、新しいプロダクト・サービス群「ugo Physical AI Fabric」を発表しました。このサービスは、データ収集からロボット基盤モデルの開発までをまとめて提供し、現場でのAI活用を後押しします。

ugo Physical AI Fabricの全体像

フィジカルAIの社会実装に向けた取り組み

フィジカルAIを実際に社会で使うためには、AIモデルを作るだけでなく、ロボットが働く場所でデータを集め、そのデータを使って学習し、実際のロボットで試すことが大切です。さらに、現場で使いながら得られるデータを使って、AIをより良くしていく作業も欠かせません。

特に、ロボットを導入する現場では、対象物や作業環境が少しずつ違ったり、安全に使えるか、どれくらいの時間動かせるかといった、その場所ならではの条件に対応する必要があります。そのため、ロボットを動かしながらデータを集め、「ロボット → データ → モデル → ロボット」という学習サイクルを続けていくことが、フィジカルAIを研究開発の段階から実際に使う段階へ進める上で重要です。

ugoは、この一連のサイクルをサポートするプロダクトとサービスを「ugo Physical AI Fabric」としてまとめました。

「ugo Physical AI Fabric」の概要

「ugo Physical AI Fabric」は、以下の4つの要素で構成されています。

ugo Physical AI Fabricの構成

  • ugo Nova
    VLA-readyなセミヒューマノイドロボット「ugo Nova」は、7つの関節を持つ2本のアーム、頭部の2つの関節、腰の関節を備えています。AIモデルを使った全身の動きに対応しており、人が働く場所でデータ収集やAIモデルの評価、改善を行うことができます。フィジカルAI開発のためのロボットとして活用が期待されます。

  • データ収集キット
    人の動きをロボットが学習できるデータに変えるためのキットです。バイラテラルコントローラーやVRコントローラーを使った遠隔操作、データグローブや様々なウェアラブルデバイスを使って、人の操作や動きをデータとして集めます。映像や動きの軌道、関節の動き、力や触覚など、ロボット基盤モデルの学習に必要な多様なデータを取得できます。

  • ugo Data Factory
    ugo Novaやデータ収集キットを使って、必要なデータを集めることを代行するサービスです。環境や対象物の違い、人の手助け、失敗からの回復など、AIモデルの性能を高め、現場に合わせるために重要なデータを計画的に集めます。

  • ugo Model Lab
    ugo Data Factoryなどで集めたデータを使って、ロボット基盤モデルを特定の業務に合うように開発・評価するのを助けるサービスです。既存のAIモデルに実際の現場データで追加学習を行い、タスクの成功率や安定性、再現性など、現場で使うことを考えた指標で性能を確かめます。

フィジカルAIパートナー企業との協力

ugoは、フィジカルAIの社会実装を進めるために、以下の企業と協力しています。(アルファベット順)

フィジカルAIパートナー企業のロゴ

  • 株式会社ABEJA

  • 株式会社APTO

  • FastLabel株式会社

  • 株式会社Forcesteed Robotics

  • Muso Action株式会社

  • Prox Industries株式会社

今後の展望

ugoは今後、「ugo Nova」を含むロボットのハードウェア、様々なデータ収集デバイス、そしてロボット基盤モデルとの連携を広げていきます。これにより、フィジカルAIの開発から実際の運用までを一貫して支えるエコシステムを作り上げていく予定です。

現場で動くロボットから継続的に実際のデータを集め、そのデータを使ってAIモデルを学習させ、さらに性能を上げて、再びロボットに役立てる「ロボット → データ → モデル → ロボット」という循環を作り出します。この循環を現場で続けることで、ロボットの導入が新しいデータを生み、そのデータがAIモデルを高度にし、さらにロボットの性能向上につながる仕組みを構築します。ugoは、「ロボット・データ・モデル」を一体で提供し、フィジカルAIを研究開発の段階から実際の運用、そして社会全体での活用へとつなぐ基盤を確立することを目指します。

関連情報

ugo株式会社について

ugo株式会社は、国産AIロボット「ugo」シリーズと、複数のロボットをまとめて管理する「ugo Platform」を開発・提供するロボティクス企業です。オフィスビルや商業施設の巡回・監視、工場や発電所の設備点検、駅や商業施設での対話型案内など、人手不足が深刻な様々な現場で自動化や省人化を支援しています。さらに、「ugo Nova」やデータ収集キットによる実世界データの取得、「ugo Data Factory」によるデータ収集・整備、「ugo Model Lab」によるロボット基盤モデルの開発・評価・実装支援まで、ロボット、データ、AIモデルをすべて提供できる体制を整えています。現場で動くロボットと集められたデータを活用し、フィジカルAIの研究開発から社会での利用までを加速させています。

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