ThinkerがJR東日本スタートアッププログラムで「スタートアップ大賞」を受賞

株式会社Thinkerは、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)とJR東日本スタートアップ株式会社が開催した「第13回JR東日本スタートアッププログラムDEMO DAY(発表会)」において、最高賞である「スタートアップ大賞」を受賞しました。

JR EAST STARTUP PROGRAMで株式会社Thinkerが大賞を受賞した際の表彰式の様子

JR東日本スタートアッププログラムとは

JR東日本スタートアッププログラムは、ベンチャー企業が持つ優れたアイデアや先進的な技術と、JR東日本グループの経営資源を組み合わせることで、社会の課題を解決したり、新しいビジネスを生み出したりすることを目指すオープンイノベーションプログラムです。Thinkerは、このプログラムの採択企業として、鉄道インフラを支える保守・メンテナンス作業の現場で、作業の負担を減らし、省力化や自動化を進めるための技術検討を進めてきました。

鉄道保線作業の課題を解決するThinkerの技術

鉄道の保線作業現場は、対象物や作業環境が大きく変化するため、これまでのロボットでは安定した自動化が難しいとされてきました。これに対し、Thinkerは「現場のばらつきに対応できる器用なロボットハンド」と「独自のセンサー・AI技術」を組み合わせることで、環境変化が大きく複雑な現場でも正確に作業を行える革新的な解決策を提案しました。その高い技術力と、将来のインフラの持続可能性に貢献する点が総合的に評価され、今回の受賞につながりました。

JR東日本スタートアッププログラム2020秋の表彰式でスピーチをする中野CTO

授賞式でThinkerのCTOである中野氏は、「日本のインフラの質の高さは世界的に見ても目を見張るものがあります。今は線路固定用クリップの設置作業という線路保線作業のうちの一つですが、今後は他の作業への応用も可能です。また、今回の取り組みをきっかけに、ロボットが屋外でも使えるものとして、さまざまな分野にも普及していくことも期待しています」とコメントしました。

「手探りピッキング技術」のデモンストレーション

当日のThinkerブースでは、Thinker独自の「手探りピッキング技術」を用いて、線路固定用クリップを拾い上げ、クリップの先端を線路の穴に合わせて配置するデモンストレーションが披露されました。置き方が定まらず、形状が複雑なクリップを瞬時に位置や状態を認識し、的確に作業を遂行する様子は、多くの来場者の注目を集めました。

Thinkerブースでのデモンストレーションの様子

デモンストレーションの様子はYouTubeで公開されています。
https://youtu.be/VTuBoRlDyKA

本プログラムの受賞結果およびDEMO DAYの詳細については、主催者であるJR東日本スタートアップ株式会社の公式ウェブサイトでも公開されています。
https://jrestartup.co.jp/news/2026/06/154460/

株式会社Thinkerについて

株式会社Thinkerは、人とロボットが協力し、互いに高めあいながら進化できる社会を目指し、自ら考えて判断するロボットハンドの開発に取り組んでいます。社名のThinkerには「考え抜く集団」「考えるロボット」「ロボットの進化(シンカ)を加速させる」といった思いが込められています。

ウェブサイト:https://www.thinker-robotics.co.jp/

関連情報

×