EXOVERSEとの提携でフィジカルAI時代の次世代ビジュアライゼーションソリューションを展開
株式会社アスクは、産業分野向けに高精度な物理ベース・ビジュアライゼーションプラットフォームを提供するフランスのEXOVERSEと提携し、フィジカルAI時代に必要なシミュレーション環境向けの次世代ビジュアライゼーションソリューションを展開すると発表しました。

「信頼できる唯一の情報源」としてのEXOVERSEプラットフォーム
この提携により、3D CADやDCCツール(デジタルコンテンツ制作ソフトウェア)、各種シミュレーションデータを一つにまとめ、「設計・検証に関する情報を一元管理する信頼できる唯一の情報源(Single Source of Truth)」として機能するプラットフォームが国内市場に提供されます。これにより、現実世界に近い光の動きや物理的な振る舞いを再現できるデジタルプロトタイピング環境が実現します。
自動運転やロボット、スマートファクトリーなど、現実世界と深く関わるフィジカルAIの開発や検証では、高度なシミュレーションに加え、その結果を人間とAIの両方が正しく理解できる形で可視化することが非常に重要です。特に、自動車や航空機、建築、医療機器といった分野では、光の反射・屈折、素材の表現、照明条件、環境の変化などを忠実に再現し、AIモデルの認識結果やセンサーシミュレーションの出力をまとめて評価することが求められています。
フィジカルAIの検証環境を強化
アスクは、GPUコンピューティングをはじめとするハードウェア、ネットワーク、ストレージに関する専門知識を活かし、EXOVERSEとの連携を通じて、フィジカルAIの「頭脳」であるAIモデルだけでなく、「感覚と環境」を含む総合的な検証環境の普及を目指します。EXOVERSEが提供するプラットフォームは、設計・検証データを集約し、「信頼できる唯一の情報源」として一元管理する、その中心的な役割を担います。
EXOVERSEは、自動車、航空宇宙、建築、高級消費財、医療、エネルギーなど、幅広い産業分野に提供されているビジュアライゼーションプラットフォームです。物理ベースレンダリングと高度な光学シミュレーションが特徴で、3D CAD、PLM(製品ライフサイクル管理)、DCCツール、ハイパースペクトルデータ、実際の素材・照明プロファイルなどを統合し、設計から評価までを一貫して行えるプラットフォームとして機能します。
フィジカルAIの検証・開発では、AIモデルに入力されるセンサーデータ(カメラ、LiDAR、HUD表示など)と、現実世界に近いレンダリング結果を矛盾なく生成し、AIの認識や判断が現実と同じ条件で行われているかを確認することが重要です。EXOVERSEは、照明システムやHUD(ヘッドアップディスプレイ)、ADAS(先進運転支援システム)、LiDAR(ライダー)を含む車載HMI(ヒューマンマシンインターフェース)の分野で、国際規格に沿った光学評価や視認性評価をサポートしており、この知識をフィジカルAI用シミュレーションビジュアライゼーションにも応用できます。
ユースケースの例
「設計・検証に関する情報を一元管理する信頼できる唯一の情報源」であるEXOVERSEに、アスクのGPUやHPC(高性能計算)環境を組み合わせることで、以下のような用途を支援できます。
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自動運転・ADAS
昼夜、天候、道路環境、対向車のライトなどを考慮した高精度なシーンを作り、AIの認識結果をまとめて可視化します。 -
ロボティクス・工場内搬送
工場内の照明や反射物、透明な素材などを含む複雑な環境でのセンサーやAIの動きを検証します。 -
スマートシティ・インフラ
街路照明、防犯カメラ、交通表示などを含む都市環境での認識や安全性を検証します。
これにより、これまで数値中心で語られてきたシミュレーション結果を、Single Source of Truth上で一元的に管理・可視化し、現実世界に限りなく近い見た目と物理的な動きに基づいて、フィジカルAIの性能を総合的に評価することが可能になります。
両社のコメントと今後の展望
今回の提携について、EXOVERSE代表取締役社長兼最高経営責任者のティエリ・デロワ氏は、「GPU・HPC分野の専門性と日本市場での豊富な実績を持つアスク様との提携を大変うれしく思います。アスク様の深い産業知識とEXOVERSEの物理ベースのデジタルツイン技術の融合により、設計初期からの信頼性の高い検証と迅速な意思決定を可能にし、フィジカルAI時代の新たな価値を日本のお客様と共に創出してまいります」と述べています。
また、株式会社アスク代表取締役の武藤和彦は、「アスクは、自動車、産業機器、建築、医療など幅広い業界のお客様に向け、EXOVERSE社と共同でのPoC(概念実証)や導入支援を通じて、フィジカルAI時代のシミュレーション基盤の普及を推進します。SaaS/PaaSでの提供やCAD/DCCツール連携、APIによるパートナーエコシステム構築により、EXOVERSEプラットフォームをより多様な産業分野へ拡大してまいります」と語っています。
アスクは、日本市場におけるビジュアライゼーションへの多様なニーズや現場からの要望を継続的にEXOVERSEに伝え、それらを製品のコンセプトや機能の改善計画に反映していくことを目指します。また、国内ユーザーの実際の運用状況に合わせた機能強化や作業の流れの最適化を進めるとともに、製品の企画段階から導入・運用支援までを一体で考える、幅広い協力体制を築いていくとのことです。
関連リンク
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EXOVERSEについて: https://www.exo-verse.com/
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株式会社アスクについて: https://www.ask-corp.jp/


