AI小規模コンクリート点検システム「GENBA-Doctor」提供開始 ~スマートフォンで手軽にひび割れを検出・計測~

AI小規模コンクリート点検システム「GENBA-Doctor」が提供開始

株式会社イクシスは、AIを活用した小規模コンクリート点検システム「GENBA-Doctor」の提供を開始しました。このシステムは、スマートフォンで撮影したコンクリート構造物の画像をAIが解析し、ひび割れの検出や計測を行うことで、点検作業のデジタル化を支援します。

「GENBA-Doctor」の詳しい情報はこちらをご覧ください。
https://www.ixs.co.jp/genba-doctor

AI小規模コンクリート点検システム GENBA-Doctor

GENBA-Doctorの概要

このサービスは、点検を行う人がスマートフォンでコンクリート構造物を撮影するところから始まります。撮影された画像はAIによって解析され、ひび割れの位置や幅が自動で検出・計測されます。これにより、これまで人の目で見て行っていた点検作業が、より効率的で正確になります。

特別なロボットや高価なカメラを用意する必要がなく、スマートフォンだけで手軽に使えるため、設備を導入する費用や手間を抑えたい現場でも活用しやすいのが特徴です。現場での点検や記録をデジタル化することで、作業の負担を減らしながらコンクリート点検のデジタル変革(DX)を進めることができます。

スマートフォンで撮影した構造物のひび割れ画像をAIが解析し、その結果をデータとして納品する一連のプロセスを示す図

開発の背景

日本にある道路や建物などの社会インフラは、古くなってきています。そのため、コンクリートでできた構造物をきちんと管理し続けることが大切になっています。しかし、点検の現場では、専門の技術者が足りなかったり、高齢化が進んだり、点検しなければならない場所が増えたりして、効率的に点検を続けることが難しいという課題があります。

最近では、ロボットや高性能なカメラを使った点検技術も増えてきましたが、小さな構造物や短期間で終わる点検では、導入費用が高かったり、運用が大変だったりすることが少なくありません。このような状況を受けて、イクシスはスマートフォンで手軽に撮影できる方法と、人の判断に頼らずにひび割れを解析するAI技術を組み合わせた「GENBA-Doctor」を開発しました。

GENBA-Doctorの主な特長

  1. スマートフォンを活用したシンプルな点検
    高価な専用機材は不要で、スマートフォンと撮影を助ける道具があれば点検ができます。持ち運びや準備が簡単で、狭い場所や高い場所、壁や天井、床など、様々な場所に対応できます。また、撮影を補助する機能があるため、初めての人でも一定の品質で撮影が可能です。

  2. AIによるひび割れ検出・計測
    撮影された画像をAIが解析し、ひび割れの位置や幅を自動で検出します。これにより、これまで人の目に頼っていた判断作業を支援し、見落としを減らし、点検の品質を一定に保つことに役立ちます。

  3. 点検記録のデジタル化と成果物作成支援
    解析結果は、損傷マップや2DCADデータといったデジタルデータとして整理されます。これにより、点検結果を効率的に確認でき、報告書を作成する作業もスムーズになります。

  4. 小規模点検に特化した新しいデジタル変革(DX)
    「GENBA-Doctor」は、点検作業を完全に自動化したりロボットに任せたりするのではなく、「人がスマートフォンを使って手軽に点検し、記録する」という考え方がコンセプトです。ロボットや自動撮影システムを導入するほどの規模ではない、中小規模の案件において、費用を抑えながらも価値の高い点検のデジタル変革を実現します。

国土交通省「点検支援技術性能カタログ」に掲載

本サービスは、国土交通省の「点検支援技術性能カタログ」に掲載されている技術です。
技術番号:BR010070

点検支援技術性能カタログへのリンクはこちらです。
https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/inspection-support/pdf/c/BR010070.pdf

導入による効果

  1. 点検品質の均一化
    AI解析により、点検結果のばらつきが抑えられ、点検の品質が向上します。

  2. コスト削減
    高価な専用機材や大規模なシステムを使わず、スマートフォンを活用することで、効率的な点検を実施できます。

  3. インフラ維持管理のデジタル変革(DX)推進
    点検データを蓄積し、活用することで、将来的な予防的なメンテナンスや、より高度な維持管理に貢献します。

想定される導入先と対象構造物

「GENBA-Doctor」は、以下のような場所での導入が想定されています。

想定導入先

  • 建設会社・土木施工会社

  • 建設コンサルタント

  • 道路・河川・港湾・鉄道などのインフラ管理事業者

  • 施設管理会社

  • 地方自治体

想定対象構造物

  • 土木構造物

    • 橋脚

    • アンダーパス

    • 河川構造物

    • 防潮堤

    • ボックスカルバート

  • 建築構造物

    • 公共施設

    • 立体駐車場

    • 物流倉庫

橋脚、アンダーパス、防潮堤などの様々なコンクリート構造物や、公共施設、駐車場、物流倉庫といった建築物を含むインフラ設備の集合写真

関連製品

イクシスは、他にも点検を支援する製品を提供しています。

株式会社イクシスについて

株式会社イクシスは、「ロボット×テクノロジーで社会を守る」をミッションに掲げ、ロボット、AI・XR、3Dデータ技術を組み合わせたソリューションを社会で活用することで、社会インフラや産業インフラの課題解決に貢献することを目指しています。

関連リンク:https://www.ixs.co.jp/news/3588

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