新庄砕石工業所、日本建設機械施工大賞「選考委員会賞」を受賞:地域建設業の無人化施工に挑戦

山形県新庄市に本社を置く株式会社新庄砕石工業所が、令和8年度日本建設機械施工大賞【大賞部門】選考委員会賞を受賞しました。この賞は、高度な施工技術と安全管理体制を持つ企業に贈られるもので、同社の技術力と、国土交通省 東北地方整備局 新庄河川事務所との協力体制が特に高く評価されました。

表彰状

官民5者による協力で実現した無人化施工

今回の受賞では、国土交通省、新庄砕石工業所、西尾レントオール株式会社、トライポッドワークス株式会社、日立建機株式会社という官民5者が協力した点が大きく評価されました。この取り組みは、災害現場や危険な場所での作業において、作業員の安全を守りながら、地元の建設会社でも使える無人化施工の技術を目指したものです。

表彰式

地域建設業でも使える無人化施工を目指して

建設業界では、働く人が不足していることや、災害への対応力を高めること、そして現場の安全性を上げることが大きな課題です。無人化施工や遠隔施工は、危険な場所に人が入らずに作業できる技術として期待されています。しかし、これまでは「大手の会社でないと導入が難しい」「特別な機械や大きな設備が必要」といった課題がありました。

今回の取り組みでは、これらのハードルを下げ、地域の建設会社でも導入・活用できる無人化施工の形を探りました。

遠隔施工・AI解析連携モデルの概要

高く評価された3つのポイント

1. 日本初のフェラーバンチャ遠隔操作

今回の取り組みでは、木を「つかむ」「切る」「掘る」といった作業を一台でこなせる建設機械「フェラーバンチャ」の遠隔操作を実現しました。これにより、作業員が危険な場所に立ち入ることなく、伐採や掘削作業ができるようになりました。この技術の実現には、西尾レントオール株式会社の協力がありました。

2. AI解析で作業の課題を見える化

無人化施工を広く使うためには、単に機械を遠隔で動かすだけでは足りません。実際に現場でどの作業に時間がかかっているのか、人が作業する場合と無人作業でどこに違いがあるのかを知ることが大切です。今回の取り組みでは、トライポッドワークス株式会社の協力のもと、AI解析を使って作業データを分析し、今後の改善に役立てる体制を作りました。

3. 「アクティブサム」で汎用性の高い無人化施工を実現

日立建機株式会社の技術である「アクティブサム」を使うことで、特定の機械に頼らず、多くの現場で使える無人化施工にも挑戦しました。既存の建設機械に後から取り付けられる仕組みを活用することで、無人化施工の導入をより簡単にし、様々な現場や機械で使える可能性を広げています。これにより、地域の建設会社でも「自分たちの機械や現場の条件に合わせて、無人化施工を導入する」という選択肢が生まれます。

今後の展望と地域社会への貢献

株式会社新庄砕石工業所は、これからも地域の建設会社として、現場の安全性を高め、作業の効率を上げ、建設業の魅力を伝える活動に取り組んでいくとしています。

現場と地域をもっと面白く

「#現場と地域をもっと面白く」というスローガンのもと、今回の受賞を励みに、より良い建設業の未来を現場から作っていくとのことです。

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