機密文書も安全にAI処理、イーアンドディーが「AI DataPicker! Ver.2」を提供開始

株式会社イーアンドディーは、AIエージェント型OCRプラットフォーム「AI DataPicker! Ver.2」の提供を2026年6月15日より開始しました。

このプラットフォームは、請求書、注文書、見積書、車検証、メール本文など、さまざまな業務文書の処理をAIが自動で支援します。特に、機密性の高い帳票を外部のクラウドサービスに送ることなく、社内で安全に処理できる点が大きな特徴です。

AI DataPicker! Ver.2 概念図

開発の背景

電子帳簿保存法やインボイス制度への対応により、企業では請求書などの文書確認や入力、保存、検索にかかる業務の負担が増えています。

一方で、AIの活用が進む中でも、「機密文書を外部のクラウドに送って良いのか」「AIの判断がどういう根拠に基づいているのか分からない」「帳票ごとにテンプレートを作るのが大変」「PDFだけでなくメールやExcelも処理したい」といった課題が残されていました。

「AI DataPicker! Ver.2」は、これらの現場の課題を解決するため、従来の文字を読み取るOCRの枠を超え、文書の分類から抽出、変換、検索、対話までをAIが支援する「AIエージェント型OCRプラットフォーム」として開発されました。

AI DataPicker! Ver.2の主な特長

1. 5種類のAIエージェントが文書処理を支援

「AI DataPicker! Ver.2」は、文書の「分類」「抽出」「変換」「検索」「対話」という5種類のAIエージェントが連携し、一連の文書処理を支援します。読み取った情報を業務で使いやすいデータに変換し、その後の確認や検索、活用までをサポートします。

5種AIエージェントによる文書処理フロー

2. 請求書などの明細を個別に展開

請求書や注文書、見積書などにある品目ごとの情報を明細単位で抽出し、販売管理システムや業務データベースに取り込みやすい形で出力できます。同じ帳票を、用途に合わせて異なる形式で処理することも可能です。

3. PDF以外の文書にも対応

PDFや画像だけでなく、メールの本文、Word、Excelなど、さまざまな形式の取引情報も処理できます。これにより、紙やPDFに限らず、幅広い業務文書の処理を支援します。

4. AIの判断根拠を示す「透明型AI」

AIがどのような理由でその結果を出したのかが分かるように、判断の根拠や他の候補を表示します。これにより、担当者が内容を確認・修正しやすくなり、AIの判断を人が確認しながら安全に業務に活用できます。

5. 電子帳簿保存法に対応したファイル名を自動生成

読み取った日付、取引先名、金額などの情報をもとに、電子帳簿保存法に対応したファイル名を自動で生成します。これにより、読み取り後のファイル名変更、保存、検索にかかる手間を減らせます。

6. AI検索機能で文書を自然な言葉で検索

読み取った文書情報を保存し、「先月の○○社からの請求書を見たい」といった自然な言葉で検索・確認できるAI検索機能も備わっています。

7. オンプレミス/ローカルLLM構成に対応

機密性の高い文書を扱う企業では、外部クラウドへのデータ送信が難しい場合があります。「AI DataPicker! Ver.2」は、企業内のサーバーで運用するオンプレミス構成や、社内のAIモデルを使うローカルLLM構成にも対応し、企業のセキュリティ方針に合わせた導入を支援します。

8. 複数のLLMに対応し、用途に応じたAI活用が可能

複数のLLM(大規模言語モデル)を使い分けられるため、クラウドAIの利用、社内で完結するローカルLLMでの運用、将来的な国産AIへの対応など、企業のニーズに合わせた柔軟なAI活用が可能です。

AI DataPicker! Ver.2 操作画面イメージ

想定される利用シーン

「AI DataPicker! Ver.2」は、以下のような業務での活用が期待されます。

  • 経理部門:請求書、領収書、注文書、見積書の読み取り、明細展開、会計システムへの取り込み

  • 総務・営業事務:申込書、契約関連書類、各種帳票のデータ化

  • 自動車業界:車検証、整備記録簿、出品票などの読み取り、データ化

  • 金融機関、官公庁、製造業:外部送信が難しい機密帳票の社内処理

  • 中小企業:メール本文やPDFで届く取引情報のデータ化

  • SIer・業務システム事業者:既存システムへの文書AI処理機能の組み込み

提供形態・価格

「AI DataPicker! Ver.2」は以下の形態で提供されます。

  • スタンダードASP:月額28,000円~ + 1枚6円

    • 注視領域機能は1回につき1円追加
  • エンタープライズASP:個別見積もり

  • オンプレミス構成:個別見積もり

  • ローカルLLM構成:個別見積もり

  • 業務システム連携・カスタマイズ:個別見積もり

  • 業界特化モデルの提供:個別見積もり

詳細な料金や対応範囲については、個別にお問い合わせください。

今後の展開

イーアンドディーは、「AI DataPicker! Ver.2」を単なるOCRツールではなく、企業の文書処理業務を支えるAIの基盤としてさらに強化していく方針です。今後は、RPA連携、Webhook/コールバック通知、業界別のテンプレート、精度改善機能、国産AIへの段階的な対応などを進め、経理、総務、自動車、金融、官公庁、製造業など、幅広い分野での文書処理のデジタル変革(DX)を支援していくとしています。

製品について

「AI DataPicker! Ver.2」は、請求書、注文書、見積書、車検証、出品票、メール本文などの業務文書を対象に、AIが分類、抽出、変換、検索、対話までを支援するAIエージェント型OCRプラットフォームです。複数LLM、オンプレミス、ローカルLLM構成に対応し、企業の帳票DX、文書処理自動化、データ主権確保を支援します。

製品URL:
https://www.e-d.co.jp/service/ai-datapicker2/

会社概要

会社名:株式会社イーアンドディー
所在地:東京都千代田区神田松永町17-5 相沢ビル4F
代表者:代表取締役 木村 修
事業内容:AIシステム開発、業務支援システム開発、AI-OCR/文書処理AIソリューションの提供
URL:
https://www.e-d.co.jp/

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