日商簿記3・2級、約半数が初回合格に至らず TACが無料「本番力チェック」開始

資格取得に向けた教育サービスを提供する「資格の学校TAC」が、日商簿記3級・2級の受験を目指す方々へ向けて、新サービス「日商簿記ネット試験 本番力チェック」を開始しました。このサービスは、実際のテストセンターでネット模試を無料で体験できるもので、本番で実力を出し切るための準備をサポートします。

TACの簿記ネット試験 本番力チェックの告知。女性がPCに向かうイメージ。

本番環境で「課題」を発見

「日商簿記ネット試験 本番力チェック」では、実際に日商簿記ネット試験が行われるテストセンターで模擬プログラムを受験します。これにより、単なる得点だけでなく、自宅学習では気づきにくいPC操作の慣れ、時間配分の計画、解答順序の決め方、計算用紙の効率的な使い方など、「本番で実力を出し切るための課題」を事前に確認できます。体験後には診断結果が提供され、ネット試験対策セミナーの無料クーポンなどの参加者限定特典も受け取れます。

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初回受験者の現状と課題

TACテストセンターの2025年度受験データによると、日商簿記2級では初回受験者857人のうち合格者は453人(合格率52.9%)、3級では初回受験者2,467人のうち合格者は1,317人(合格率53.4%)でした。このデータは、2級・3級ともに初回受験者の約2人に1人が合格に届いていないことを示しています。

2025年度TACテストセンター受験データ。初回受験者の約2人に1人が不合格。

さらに、不合格者の中でも、合格まであと1~10点となる60~69点の受験者が一定数存在します。2025年度のTAC会場受験データでは、不合格者のうち2級で30.2%、3級で33.2%がこの点数帯でした。不合格者のおよそ3人に1人が、合格ラインまでわずかな差で惜しくも不合格となっている状況です。

2025年度TAC会場受験データ。不合格者の約3人に1人が合格まであと1~10点。

このデータは不合格の原因を特定するものではありませんが、知識の確認だけでなく、本番特有のPC操作や時間配分、解答順なども含めて事前に確認することの重要性を示唆しています。

自宅学習と本番の違い

YouTubeやオンライン教材の普及により、日商簿記3級・2級は自宅でも学びやすい環境が整っています。しかし、本番のテストセンターでは、慣れないデスクトップPCでの画面・マウス・キーボード操作、制限時間内の時間配分、本番環境での計算用紙の使い方、会場の緊張感など、自宅での学習やオンライン模試とは異なる要素が多数あります。今回の「本番力チェック」は、これらの課題を本試験前に一度経験し、対策を立てる機会を提供することを目的としています。

「本番力チェック」のメリット

  1. 本番のテストセンターでネット模試を無料体験
    本番と同じ個別ブースで、PC・マウス・キーボード・計算用紙を使いながら模擬プログラムを受験できます。
  2. 得点以外の課題も確認
    模試終了後、得点に加えて時間配分やPC操作、解答状況などを入力し、自分では気づきにくい課題を整理します。
  3. 診断結果を受け取れる
    入力結果に基づき、現在の実力や今後確認すべきポイントがわかる簡易的な診断結果を受け取れます。
  4. 参加者限定の対策特典
    「ネット試験対策セミナー」や「解法テクニック講義」といったTACの有料講座を無料で受講できるクーポンや半額クーポンコードを入手できます。これにより、見つかった課題を本試験までに改善するための対策につなげられます。
  5. 希望者は個別相談も可能
    学習方法や受験時期、簿記取得後のステップアップなどについて、TAC各校のライセンスアドバイザーに相談できます。

開催概要

  • 名称: 日商簿記ネット試験 本番力チェック

  • 対象: 日商簿記3級・2級の受験を予定している方

  • 参加費: 無料

  • 予約: 事前予約制

  • 予約受付開始: 2026年9月14日(月)

  • 体験開始: 2026年10月1日(木)以降

  • 実施会場: 全国14会場(札幌、仙台、渋谷、水道橋、池袋、横浜、大宮、津田沼、名古屋、京都、なんば、神戸、広島、福岡)

各会場では1回あたり2名を基本とした体験枠が設定されており、実施曜日・時間帯は会場ごとに異なります。

担当者からのメッセージ

TAC簿記検定講座の担当者は、「オンラインで学べる環境が充実した今だからこそ、最後に『本番の環境で実力を出せるか』を確かめてほしい」とコメントしています。知識が身についていても、PC操作や時間配分、解答順など、本番で初めて気づくことがあるため、本試験を最初の本番練習にするのではなく、一度テストセンターで経験した上で自信を持って受験してほしいという思いから、今回の「本番力チェック」が企画されました。

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