建設業向けオーダーメイドAI開発「ケンセツAIラボ」提供開始 – 図面拾い出しや受発注転記を自動化
株式会社ドットログは2026年7月8日より、建設・設備業向けのオーダーメイドAI開発サービス「ケンセツAIラボ」の提供を開始しました。

このサービスは、図面の拾い出しや積算、仕様書・過去見積など社内資料の検索、電話やFAXによる受発注の転記といった、現場とバックオフィスに残る手作業や特定の担当者に頼りがちな業務を、それぞれの会社の実データや業務の流れに合わせて設計したAIシステムで自動化をサポートします。
また、自動化のイメージを具体的にするために、各社に合わせたデモを短期間で開発し、提案書とともに提示する「無料・高速デモ開発」も同時に受け付けを開始しています。
サービスサイトはこちらです。
https://kensetsu-ai-lab.dotlog.co.jp/
サービス提供の背景
建設業界では、長時間労働の規制(いわゆる2024年問題)への対応や、働く人たちの高齢化が進んでいます。55歳以上の就業者が約36%を占める一方で、29歳以下は約12%にとどまっており、技術を若い世代に引き継ぐことが業界全体の大きな課題となっています。
図面からの拾い出しや見積もり作業がベテランの経験に頼っていたり、仕様書や過去の見積もりがうまく整理されていなかったり、電話やFAXで受けた注文を基幹システムへ手作業で入力したりと、これまで「人にしかできない」と思われてきた業務が多くの会社に残っています。
図面の書式や帳票、業務の流れは会社ごとに異なるため、一般的なITツールを導入しても現場にうまく合わないという声も少なくありません。株式会社ドットログは、建設分野でのAI開発の実績をもとに、既製のツールを導入するのではなく、各社のデータに合わせたAIの個別開発によって、これらの課題を解決することを目指しています。
「ケンセツAIラボ」とは
「ケンセツAIラボ」は、完成済みの汎用ツールではなく、各社の図面、仕様書、受発注データに合わせて、AIで自動化できる範囲を診断し、専用システムとして作り上げるサービスです。

代表的な提供範囲は以下の3つです。
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図面拾い出しAI・積算AI
取引先ごとに書式が異なる2D図面(PDFやスキャン画像)や、数量内訳書などのPDFから、必要な器具や部材の候補をAIが一時的に見つけ出します。その後、人が確認することで、数量表や積算につなげることが可能です。 -
建設ナレッジAI(社内資料の横断検索)
仕様書、施工基準、過去の見積もり、ベテランの知見といった社内の情報をまとめて検索できる仕組みを構築します。回答の根拠となる資料のページも示されるため、最終的な判断は人が行えるように設計されています。これにより、技術の引き継ぎや見積もり判断が特定の担当者に偏ることを防ぎます。 -
受発注転記AI・現場バックオフィスAI
電話、FAX、メールで受けた注文をAIが読み取り、受注データとして基幹システムへ自動で入力することを支援します。協力業者の管理や社内からの問い合わせ対応にも広げることができます。

サービスの特徴
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バラバラデータへの対応
会社ごとに異なる図面書式、記号、帳票の様式を標準化する必要はありません。現在の図面、FAX、Excelをそのまま入力として使い、AIの側を会社に合わせて設計します。 -
無料・高速デモ開発
打ち合わせで業務の状況や困っていることを聞き取り、自動化のイメージをすり合わせた上で、会社に合わせたデモを短期間で開発します。「導入したらこのように変わる」という具体的な変化が目に見える形にされ、提案書と合わせて提示されます。実際に動くものを見てから、導入を判断できます(費用は0円で、導入の義務はありません)。 -
作って終わりにしない
システムを納品した後も、AIの精度の評価と改善を繰り返し行い、AIが現場で使い続けられる状態までサポートします。作業はAIが自動化し、確認と最終的な判断は人が行う設計(ヒューマン・イン・ザ・ループ)が標準とされています。
導入の進め方・料金
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ヒアリング: オンラインまたは訪問で実施(0円)
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無料高速デモ: デモと診断レポートの提示(0円)
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本開発: 効果とだいたいの費用を確認した上で判断(内容や規模に応じた個別見積もり)
提供開始日:2026年7月
提供対象:ゼネコン、建設業、設備工事業、リフォーム業、建材商社など(全国対応、関西圏は訪問可能)
今後の展望
ケンセツAIラボは、単発のAI開発にとどまらず、建設業に散らばる図面、仕様書、見積もり、受発注、現場のノウハウを活用できるデータ基盤へと発展させていく計画です。
当面は、各社の実データと業務フローに合わせたオーダーメイド開発を通じて、図面解析、建設ナレッジ検索、帳票読み取り、基幹システム連携などの技術を磨き込みます。その上で、共通化できる機能をAIの部品として蓄積し、将来的には中小建設業でも導入しやすい製品として提供していくことを目指しています。
建設業には、図面の読み方、見積もりのコツ、協力会社とのやり取り、現場ごとの判断など、長年の経験によって培われた多くの知見が存在します。ケンセツAIラボは、それらをAIに置き換えるのではなく、次の世代に引き継ぎ、誰もが活用できる形に変えていくことを目指しています。
大阪市「OSAP」第21期 参加企業に選定
株式会社ドットログは、大阪市が実施する「OIHスタートアップアクセラレーションプログラム(OSAP)」第21期の参加企業に選ばれています。
OSAPは、大阪・関西でスタートアップ企業の事業を加速させるための支援プログラムです。起業経験者によるアドバイス、大企業との連携支援、資金調達の支援などが実施されます。
株式会社ドットログは、このプログラムを通じてケンセツAIラボの提供体制を強化し、建設業界におけるAI活用の社会実装をさらに進めていく考えです。
詳細概要はこちらです。
https://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/keizaisenryaku/0000680610.html
会社概要
会社名: 株式会社ドットログ
代表者: 代表取締役 西田一晴
所在地: 大阪府岸和田市藤井町2−9−31
設立: 2022年
事業内容: AIシステム・ソフトウェアの受託開発、建設業向けAIソリューションの開発・提供
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