ピクシーダストテクノロジーズと西松建設、配筋検査業務の工数を最大8割削減するDXサービス「TOTTARROW」を導入
ピクシーダストテクノロジーズと西松建設は、「京都女子中高出張所」における配筋検査業務の効率化に取り組み、360度動画、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)、AI(人工知能)を活用したDXサービス「TOTTARROW(トッタロー)」を導入しました。これにより、撮影から書類整理までの工数を現場の実感値で50%以上削減し、集合住宅のような全数検査が必須の現場では8割以上の削減が見込めることが確認されています。
また、「全数を写真として残さない現場でも、動画としては全数の記録が残る」という安心感が、検査業務における新しい価値として現場に定着しつつあります。この導入事例に関する詳細は、下記の事例ページで確認できます。

背景:増加する「全数検査」が現場を圧迫
集合住宅などの建築現場では、施主や生活者への説明責任が高まる中で、配筋検査における「全数検査・全数撮影」が広まっています。写真の枚数や検査項目が増える一方で、建設業界全体の人手不足が課題となっています。
西松建設 京都女子中高出張所の仲野所長は、この状況について「時間がかかり、かなりの工数を要する。特にマンションでは全数撮影が増え、職員が1人張り付く形になり、今まで以上に工数がかかる」と説明しています。
導入の経緯:展示会での出会いからオンライン説明会で即決
「TOTTARROW」を知ったきっかけは、西松建設 西日本支社の藤原課長が展示会で見つけたことでした。仲野所長は当時、従来の撮影方法(マグネットとスタッフ使用)を前提に、撮影後の書類整理の簡素化を課題としていました。支社主催のオンライン説明会に参加した際、仲野所長は「間違いなく良い」と感じ、その場で導入を即決しました。
仲野所長は、「時間をかけずに書類の整理までできる点が決め手。それができれば、配筋検査自体や他の業務にもっと時間を割ける」と述べています。また、工事係の中村様は、「従来はマグネットやスタッフの設置に時間がかかっていたが、それがなくなるのは大きい。マーカー設置から撮影まで半日かかっていた1区画(約16m四方)の撮影が、30分以下で実施できるようになった」と導入効果を実感しています。
導入効果:工数5割減、全数検査現場では8割減

仲野所長は、「感覚として50%以上は削減されている。マンションなどの全数検査では、まとめる作業が膨大になるため、実際は8割以上削減できているのではないか」と評価しています。これは、書類をまとめる作業を「TOTTARROW」側で対応できるためです。
さらに、仲野所長は、全数を写真として残さない現場でも動画として全数の記録が残る点を強調しています。「万が一何かあった際に、撮影済みの動画を確認して必要に応じて写真を作成できる。自分たちがきちんと仕事をしてさえいれば、自分たちを守ることもできる」と、その安心感を高く評価しました。
今後の展望:全数検査がある現場への導入を推奨
仲野所長は、「鉄筋の写真が多い現場、マンションなどの全数検査がある現場はぜひ導入すべきだと思う。当社の中でも、新築現場であれば導入すれば良いと考えている」と語っています。
ピクシーダストテクノロジーズは、今回の事例で得られた知見をもとに、全数検査が求められる現場や新築現場全般への「TOTTARROW」導入を拡大し、建設現場における検査・管理業務のさらなる省力化を進めていく方針です。
「TOTTARROW(トッタロー)」について
「TOTTARROW」は、ピクシーダストテクノロジーズが開発する空間解析プラットフォーム「KOTOWARI™」の技術を活用したDXサービスです。現場で撮影・アップロードされた360度動画とBIMデータを重ね合わせることで、配筋写真帳票の作成を支援します。データ上でデジタルメジャーによる測距も可能で、構造部材の鉄筋の本数や位置の確認にも利用できます。公共工事での採用実績があり、指定確認検査機関による建築基準法上の中間検査においても、従来の工事写真と同様の提示資料として取り扱われています。
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社について
ピクシーダストテクノロジーズは、コンピュータサイエンスと独自の波動制御技術を組み合わせ、「デジタルネイチャー」の実現を目指す企業です。ヘルスケア領域と空間・音響領域の二つの主要領域に重点を置いて製品を展開しており、急速に進化するコンピュータと生物の身体の間の調停役として、より良い価値の創出に取り組んでいます。


