テックファーム、企業向けAI駆動開発の内製化を支援する「AI-DDT」を8月に提供開始

テックファーム株式会社は、企業がAI(人工知能)を活用した開発(AI駆動開発)を自社で継続的に実践できるよう支援するサービス「AI-DDT(AI-Driven Development with TechFirm)」を、2026年8月より提供すると発表しました。

このサービスは、開発プロセスの再設計から、AIを使った仕様の管理、品質を保つための開発基盤の構築まで、企業に寄り添ってサポートします。これにより、企業がAI活用に関するノウハウを社内に蓄え、外部の協力に頼りすぎることなく、品質とスピードを両立した開発体制を自力で築けるように支援します。

実際のプロジェクトでは、開発にかかる時間を従来の3.5倍に短縮したり、これまで約1週間かかっていた作業を最短1時間で終えたりといった成果が出ています。

AI駆動開発の内製化が求められる理由

生成AIの普及により、AI駆動開発に取り組む企業が増えています。しかし、単にツールを導入しただけでは、次のような課題が生じることがあります。

  • AIの活用が一部の担当者に限られてしまい、その人が異動したり退職したりするとノウハウが失われる。

  • プロジェクトごとに開発の進め方や品質にばらつきが出る。

  • 外部の協力に頼りきりになり、自社にAI活用の知識が残らない。

  • 開発の元となる仕様書などがバラバラに管理され、変更があったときの影響範囲が分かりにくい。

  • 担当者によってAIへの指示の仕方や、AIが作ったもののチェック(レビュー)の質に差が出る。

これらの課題を解決し、AI駆動開発を企業の競争力につなげるには、ツールを導入するだけでなく、企業自身が継続的に改善・運用できる開発体制を「内製化」することが必要です。

内製化で得られる3つのメリット

AI駆動開発を内製化することで、企業は次の3つのメリットを得られます。

  1. 迅速な改善:外部に頼らず、自社の事業や業務をよく理解したチームが素早く改善を進められる。
  2. ノウハウの蓄積:開発の進め方や仕様、判断の基準が社内に残り、社員の育成や引き継ぎに役立つ。
  3. 再現可能な仕組みの構築:特定のプロジェクトでの一時的な成功に終わらず、品質と生産性を継続的に高める仕組みを築ける。

AI-DDTは、単に開発作業を代行するのではなく、実際のプロジェクトを通してこれらの能力を顧客企業に移し、最終的に自力で運用できる状態を目指します。

テックファーム独自のノウハウで内製化を支援

内製化には多くの利点がありますが、導入には課題もあります。テックファームは、単にAIツールの導入や開発を代行するだけでなく、企業の担当者が自らAI駆動開発を行い、改善を続けられるようにサポートする役割を「AIインテグレーター」と位置づけ、この分野を推進してきました。

このノウハウをまとめたAI-DDTは、人、開発プロセス、仕様、AIを一体として設計し、仕様を基準に進める開発方法(仕様駆動開発)を基本としています。AI活用を企業内の標準的な開発プロセスに組み込むサービスです。テックファームが実際のプロジェクトで培った方法論や基盤を提供しながら、顧客企業に運用ノウハウと改善力が残ることを重視しています。

AI-DDTによる内製化支援の3つの特徴

AI-DDTでは、企業がAI駆動開発を自力で運用できる体制を築くため、次の3つの仕組みを提供します。

AI駆動前提の開発プロセス設計

  1. 開発プロセス再設計・伴走支援:AIの活用を前提に、各作業の進め方、人とAIの役割分担、チェック方法、運用ルールを見直します。テックファームが実際のプロジェクトへの適用をサポートし、顧客企業のチームが自ら実践・改善できる標準的なプロセスへと移行します。
  2. 仕様管理AIエージェント:このサービスの中心となる「仕様管理AIエージェント」は、業務の流れや機能の仕様、判断の背景といった情報を共通の仕様基盤に保存します。これにより、仕様変更時の影響範囲の確認やチェックを支援し、担当者個人に留まっていた知識を組織全体の財産として蓄積します。これにより、引き継ぎや新しいメンバーの立ち上がりも容易になります。

    仕様管理AIエージェントの詳細図

  3. ハーネスエンジニアリング:システム全体の構造やビジネスのルール、セキュリティの要件、テストの条件などを制約として整理し、AIが安定した品質で成果物を出力できる開発基盤を整備します。これにより、担当者の経験やスキルだけに頼らず、企業自身が品質を管理しながらAI駆動開発を継続できる状態を目指します。

実績から生まれたサービス

AI-DDTは、机上の研究から生まれたサービスではなく、開発現場で繰り返し検証を重ねながら体系化された、実践的な知識に基づいて作られています。実際のプロジェクトでは、「開発サイクル3.5倍高速化」「1週間の工程を最短1時間へ短縮」といった成果が出ています。これらの実践的な知識を、顧客企業のチームが自ら使いこなし、改善を続けられる形で提供します。AIを単なる「導入」や「外注」で終わらせず、自社に蓄えられる開発力へと変えていきます。

AI-DDT サービスサイトはこちらで確認できます。

AI駆動開発カンファレンスで初公開

2026年7月30日に開催される「AI駆動開発カンファレンス 2026夏」では、テックファームのCTO(最高技術責任者)である石立宏志氏が「新規開発案件でのSDDを使ったAI駆動開発」をテーマに登壇します。会場のブースでは、AI-DDTや仕様駆動開発についても紹介される予定です。

イベント詳細:https://www.ai-driven.dev/

  • テックファーム登壇日時:7月30日(木)13:50予定

  • 登壇者:テックファーム株式会社 執行役員CTO 石立宏志

  • 形式:現地参加(最大300名)+オンライン(YouTube Live)

  • 申し込み方法:

テックファームについて

テックファーム株式会社は、「ICTに精通したプロフェッショナル集団」として、デジタル技術を活用した事業の変革や課題解決のためのソリューションを一貫して提供しています。1998年の創業以来、世界初や日本初のサービス実現に携わり、NTTドコモの「iモード」立ち上げ時のシステム開発への参加をはじめ、モバイルの黎明期からさまざまな産業におけるICT(情報通信技術)活用の経験とノウハウを蓄積してきました。AIやIoTを活用したデータ収集・分析から、ドローン、スマートデバイス、3D技術のメタバース領域への活用といった最先端テクノロジーと、多種多様な業界で培ったICTソリューションに関する知見を組み合わせることで、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)などの革新を支援しています。

会社名:テックファーム株式会社
所在地:東京都新宿区西新宿3丁目20番2号 東京オペラシティタワー23F
代表者:代表取締役社長 千原 信悟
設立:2015年
資本金:100百万円(2025年6月末現在)
URL:https://www.techfirm.co.jp/

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