高校生が「仮想現場」で建設DXを体験 福島県立勿来工業高等学校で実践授業

高校生が「仮想現場」で建設DXを体験 福島県立勿来工業高等学校で実践授業

スパイダープラス株式会社は、三浦電気工事株式会社と協力し、福島県立勿来工業高等学校(福島県いわき市)の生徒を対象とした建設DX体験授業を2026年9月30日(水)に実施します。この授業では、学校敷地内に実際の電気工事現場を想定した「仮想現場」3棟を設置し、高校生が資材搬入から施工、検査までの一連の業務を体験します。

未来人材プロジェクトの概要を示す画像

仮想現場で学ぶ電気工事と施工管理

この体験授業では、三浦電気工事の協力のもと、約25平方メートルの「仮想電気工事現場」が学校内に再現されます。生徒18名は3班に分かれ、「施工する側」と「施工管理する側」の役割を担い、実際の現場に近い環境で作業を進めます。各班には三浦電気工事の社員がサポートとして加わり、作業前の危険予知活動(KY)から指導します。

主な実習工程は以下の通りです。

  • 作業前危険予知活動(KY)

  • 資材搬入・受入確認

  • BOX・ダウンライト位置の墨出し

  • BOX・PF管の取付、配線・通線

  • 天井内ジョイント

  • 開口補強、ボード張り・開口

  • スイッチ・コンセントなどの配線器具取付

  • ダウンライト取付

  • 結線・接続確認

  • 絶縁抵抗測定試験

  • 電圧・極性確認試験

  • 照度測定試験

これらの工程を通じて、生徒たちは「図面を見る→考える→施工する→確認する→試験する」という電気工事の一連の流れを実践的に学びます。また、施工管理側では、建設DXサービス「SPIDER+」を活用し、図面を確認しながら施工状況を写真で記録することで、現場の安全・品質・工程を支える施工管理の役割についても体験します。

内装工事中の広々とした空間で、壁や天井の金属フレームが露出している画像

建設業界の未来を担う人材育成

この取り組みは、スパイダープラスが推進する「未来人材プロジェクト」の一環として実施されます。建設業界では、55歳以上が約37%を占める一方で29歳以下は約12%にとどまるなど(日本建設業連合会調べ)、就業者の高齢化や担い手不足が課題となっています。また、有効求人倍率の高止まりや人手不足による倒産の増加(帝国データバンク調べ)、新卒3年以内離職率の高さ(厚生労働省調べ)も問題視されています。

本授業は、日頃から「SPIDER+」を活用する三浦電気工事の現場知見と、勿来工業高等学校の専門教育、そしてスパイダープラスの建設DX技術を組み合わせることで、学生が在学中から建設の仕事に触れる機会を提供し、将来の進路を考えるきっかけとすることを目指しています。

福島県立勿来工業高等学校の清水隆司校長は、「生徒たちが最新の建設DXに触れ、『未来の現場』を体験できる貴重な機会であり、将来の進路を考える上で大きな意義がある」とコメントしています。

三浦電気工事株式会社の三浦雅裕社長は、「生徒の皆さんには、自ら考え、仲間と協力しながら一つの現場を完成させる体験を通じて、電気工事の技術だけでなく、施工する側と管理する側、それぞれの役割や建設業の仕事の奥深さを感じてほしい」と述べています。

スパイダープラス株式会社の伊藤謙自社長は、「地域の企業、教育機関、そして私たちのような建設DX企業がそれぞれの強みを持ち寄ることで、学生の皆さんに建設業を将来の選択肢の一つとしてより身近に感じてもらえる機会を、これからもつくっていきたい」と語っています。

高知工業高校の生徒たちが建設現場で実習に励む様子

「未来人材プロジェクト」と「SPIDER+」について

「未来人材プロジェクト」は、学校・企業・スパイダープラスの三者連携により、建設DXサービス「SPIDER+」の教育機関向け無償ライセンス「アカデミックプラン」を活用し、学生が建設の仕事を体験できる取り組みです。建設現場の中核的な役割である施工管理を、「SPIDER+」を使って実践的に学びます。

「SPIDER+(スパイダープラス)」は、建設現場の施工管理ソフトウェアです。図面管理や写真整理、帳票作成などの業務をタブレットやスマートフォン上でデジタル化することで、現場作業と事務作業の効率化を支援します。

関連情報

福島県立勿来工業高等学校

三浦電気工事株式会社

  • 代表:代表取締役 三浦 雅裕

  • 所在地:福島県いわき市好間町上好間字上野原188

  • URL:https://www.me-e.co.jp/

過去の取り組み(未来人材プロジェクト)

YouTube動画

実施レポート

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