ジール、ArentのAI開発を支える品質管理の仕組みづくりを支援
AI開発の品質を支えるジールの取り組み
デジタルトランスフォーメーション(DX)を進める株式会社ジールは、株式会社Arentが全社的に進めるAIを使った開発を支えるため、プログラムの品質を管理する仕組み作りを一緒に取り組みました。この導入事例の詳細も公開されています。

Arentが抱えていた課題
Arentは、「暗黙知を民主化する」という目標を掲げ、主に建設業界でDX事業やプロダクト事業を展開しています。近年、同社は経営層の指示でAIを使った開発を会社全体で進めることになりました。
しかし、AIがたくさんのプログラムコードを作るようになると、その品質をどのように評価し、管理するかが大きな課題となりました。特に、人が手作業でコードをチェックする負担が増えることも問題でした。Arentは、AIが作るコードを信頼できないものとみなし、品質を個人のスキルやAIの設定に任せるのではなく、会社全体でしっかりとした仕組みを作る必要があると考えました。
「SonarQube」の採用とジールの支援
この課題を解決するため、Arentはプログラムの品質やセキュリティの問題を自動で見つけ出し、わかりやすくする「SonarQube」というシステムを導入することを決めました。SonarQubeは、長年の実績と専門性、そして世界中で約40万社に導入されていることが評価されました。また、小規模から始められ、必要に応じて大きくできる柔軟なライセンス体系も選ばれた理由です。
2025年10月、ArentはSonarQubeの有料版「SonarQube Cloud Teamプラン」に移行し、その導入パートナーとしてジールを選びました。ジールは、多くの企業でDevOps(開発と運用の協力体制)やSRE(システムの信頼性を高めるエンジニアリング)の技術支援を行ってきた経験と、SonarQubeに関する深い知識が評価されました。ジールは単に製品を提供するだけでなく、開発のプロセス全体をサポートしてくれるパートナーとして期待されました。
導入によって得られた効果
SonarQubeは現在、Arentの社内にある約130のプロジェクトで使われています。このシステムを導入したことで、開発現場では多くの改善が見られました。
特に、SonarQubeとAIを組み合わせることで、自動で問題を修正する仕組みができました。これにより、人が手作業で確認しなくても、AIが作ったプログラムの350件もの問題を解決しました。テストのカバー率(どれくらいの範囲をテストできたか)は32.5%から69.4%に上がり、プログラムの信頼性もD評価からA評価へと大きく改善しました。
また、ArentはSonarQubeの活用をきっかけに、品質チェックを開発の早い段階で行う「ウルトラシフトレフト」という独自の取り組みも始めています。SonarQubeは、AIがたくさんのコードを作る時代において、Arentの開発品質を守るための大切な土台となっています。
Arentは今後もSonarQubeをさらに活用し、開発環境の改善と品質向上に取り組んでいく予定です。ジールも引き続き、Arentの取り組みをサポートしていくとしています。
Arentにおける導入事例の詳細はこちらで確認できます。
Arentにおける導入事例詳細
株式会社Arentについて
Arentは「暗黙知を民主化する」という目標のもと、建設業界のDX推進や新しい事業の創出を支援しています。建設業界の深い知識に基づいた「DX事業」と、業務を効率化し売上を増やすための「プロダクト事業」を展開しています。BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)活用を助ける「Lightning BIMシリーズ」などを提供しています。
株式会社ジールについて
ジールは、DXの計画作りからデータ基盤の構築、AIを使ったデータ活用支援、そして自社で開発を進めるためのサポートまで、プロジェクトの全段階でサービスを提供しています。企業のDXやデータに基づいた経営を支援しており、クラウド型データ分析基盤「ZEUSCloud」やDX人材育成サービス「ZEAL DX-Learning Room」なども提供しています。株式会社アバントグループの子会社です。
ジールのウェブサイトはこちらです。
株式会社ジール
アバントグループについて
株式会社アバントグループは、財務やその他の情報を使って、企業が適切な経営判断を行い、経営改革を進めるためのソフトウェア開発やコンサルティングサービスを提供しています。「経営のDX」に貢献することを目指しています。
アバントグループのウェブサイトはこちらです。
アバントグループ
主要なグループ会社は以下の通りです。


