モルフォ、Prodrone、村田機械が共同で「屋内自律点検ドローン計測サービスの実証」を開始

モルフォ、都産技研の実証型共同研究に「屋内自律点検ドローン計測サービスの実証」が採択

株式会社モルフォは、株式会社Prodrone、村田機械株式会社との共同提案が、地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター(以下、都産技研)が実施する2026年度公募型共同研究において、「屋内自律点検ドローン計測サービスの実証」として採択されたことを発表しました。

この研究は、2026年7月1日から最長1年間行われます。モルフォは、画像処理やAI技術の知識を建設・測量・製造といった産業分野に広げており、今回の採択を、屋内ドローンによる点検・計測サービスを社会で使えるようにするための大切な機会と考えています。研究だけでなく、実際の場所でのテストを通じて、製品やサービスとして提供できるようにすることを目指します。

採択の背景と意義

都産技研は、クラウドと連携した5G、IoT、ロボット製品の開発などを支援する事業の一環として、製品化や事業化につながる可能性が高い開発テーマを募集していました。その中で、2026年度の公募型共同研究として「開発型研究」と「実証型研究」が選ばれました。

モルフォの提案が採択された「実証型研究」は、クラウドを利用した通信機器、IoT製品、ロボットなどについて、実際に使われる場所での実験を通じて、製品化やサービス提供を目指す研究開発です。この採択により、モルフォは屋内自律点検ドローンを使った計測サービスについて、開発と実際のテストを同時に進め、製品化や事業化に向けた取り組みを本格的に進めます。

東京都立産業技術研究センターが2026年度の公募型共同研究として「屋内自律点検ドローン計測サービスの実証」を採択したことを示す資料。株式会社モルフォ、株式会社Prodrone、村田機械株式会社の3社が共同提案している。

採択されたテーマの概要は以下の通りです。

項目 内容
採択テーマ 屋内自律点検ドローン計測サービスの実証
研究区分 実証型研究
共同提案企業 株式会社モルフォ、株式会社Prodrone、村田機械株式会社
研究開発期間 2026年7月1日から最長1年間(2027年6月30日まで)
研究の方向性 フィールド実証実験を通じた製品化・サービス提供等の事業化

参考情報として、都産技研のウェブサイトで公開されている資料があります。
2026年度 公募型共同研究

建設・測量分野におけるモルフォのこれまでの取り組み

建設業界では、働く人の高齢化や人手不足、熟練した技術の引き継ぎといった課題があります。これらの課題を解決するため、働き方改革や生産性の向上、長く事業を続けられる環境づくりが進められています。

モルフォは、仕事を効率化したり、検査の記録を保存したりするために、3次元で測る技術へのニーズが高まっていることに着目し、画像処理やAI技術を活用した研究開発を進めてきました。

2025年2月には、都産技研の2024年度公募型共同研究で、モルフォの「効率的な自律式空間撮像システムの研究・開発」というテーマが採択されました。この研究では、価格と精度の両方を実現する3次元測定を目指し、都産技研と共同で研究開発を行いました。

さらに、2026年6月には、一般的なRGBカメラで撮影した画像から3D空間を作り直す技術『Morpho Photogrammetry Toolkit™』を発表しました。この技術は、建設現場の進捗状況の管理や、工場の点検、レイアウト変更の記録などに役立つことが期待されています。

同月には、「第8回 国際 建設・測量展(CSPI2026)」に初めて出展し、3D再構成技術をはじめ、建設現場の安全性を高めたり、仕事を効率化したりするための製品や技術を紹介しました。

モルフォは、このような研究開発と市場への提案を進める中で、今回新たに「屋内自律点検ドローン計測サービスの実証」に取り組みます。建設・測量分野で培ってきた3次元計測や3D再構成の技術に加え、屋内でのドローンを使った点検・計測サービスの開発と実証を進めることで、産業分野における画像処理・AI技術の活用の幅を広げていきます。

本研究で目指すこと

本研究のテーマは「屋内自律点検ドローン計測サービスの実証」です。モルフォ、Prodrone、村田機械の3社は、2026年7月1日から最長1年間にわたり、このサービスを開発し、実際にテストを行います。研究期間中は、実際の場所での実験を通じて、屋内環境でのドローン計測サービスを製品化し、事業として提供することを目指します。テストで得られた知識を今後の開発に活かし、実際に利用される環境を考えたサービスづくりを進めていきます。

なお、この研究における3社の具体的な役割や、使用するドローン、センサー、ソフトウェアなどの技術的な構成、テストを行う場所については、現時点では公開されていません。

今後の展望

モルフォは、今回の実証型共同研究を通じて、屋内自律点検ドローンによる計測サービスを製品化し、事業として展開することを目指します。また、この研究での開発と実証を、画像処理やAI技術を産業分野の現場で活用していく取り組みの一つとして進めていきます。

これからも、進んだイメージング・テクノロジーとAI技術を使い、建設・測量・製造をはじめとする様々な産業分野におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進と、課題の解決に役立つ製品・サービスの開発を目指していきます。

共同提案企業について

株式会社Prodrone

「地域から一番信頼されるドローンカンパニーになる」を目標に、中部地方でドローンが活躍する仕組みづくりを目指しています。最大20kgの荷物を運べるマルチコプター「PD6B-Type3」や、長距離飛行(100km実験済み)が可能な「Prodrone GT-M」など、様々な用途に使えるドローンの開発から生産までを一貫して行っています。

村田機械株式会社

京都市に本社を置く産業機械メーカーです。繊維機械、物流システム、半導体工場向けの運搬システム、工作機械、シートメタル加工機、情報機器など、幅広い分野で事業を展開し、ものづくりと自動化を支えています。独自の技術力を強みとし、国内外で高品質な製品とソリューションを提供しています。生産現場の効率化や省力化に貢献し、世界中で成長を続けている企業です。

株式会社モルフォ

「画像処理/AI」の高度な技術を核に、お客様にとっての価値を最大にすることを目指しています。主にライセンス事業では、世界トップクラスの製品開発力を持つスマートフォンや半導体メーカーに技術を提供し、現在はその実績を様々なスマートデバイスに広げています。また、自動車や産業IoTの分野では、最先端の知識を活かした研究開発の受託や共同研究を進めています。デバイス上で高度な分析を可能にするAI技術を提供し、イメージング・テクノロジーによる社会での技術活用をリードしています。

※モルフォ、Morphoおよびモルフォロゴは株式会社モルフォの登録商標または商標です。

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