ASOLAB.、DJIドローン赤外線画像をFLIR形式とマッピング用TIFFに変換するソフトウェア「クリティア コンバート」をリリース

株式会社ASOLAB.は、DJIドローンで撮影された赤外線画像(R-JPEG)を、FLIR ToolsやFLIR Thermal StudioといったFLIR製ソフトウェアで解析できるFLIR互換形式と、マッピングやGIS解析で利用できるTIFF形式の両方に変換するWindowsソフトウェア「CRITIR Convert(クリティア コンバート)」の提供を開始しました。

これにより、赤外線点検でDJIドローンを利用しながら、すでに導入しているFLIR解析環境を使い続けたい事業者や、赤外線オルソ画像や3Dモデル生成など、マッピングやGIS用途で活用したい事業者双方のニーズに応えます。同時に、ソフトウェアを導入せずに画像変換だけを依頼できる「変換代行サービス」も提供されます。

CRITIR Convertの操作画面

開発の背景と課題

DJIドローンが生成する赤外線R-JPEG画像は、独自のデータ構造を持っているため、そのままではFLIR ToolsやFLIR Thermal Studioで温度解析ができませんでした。しかし、多くの設備点検や建物診断の現場では、FLIR製ソフトウェアが広く使われており、既存の作業の流れを変えずにDJIドローンを活用したいという要望が多くありました。

また、Pix4DmapperやAgisoft Metashapeを使って赤外線オルソ画像を生成したり、GIS解析を行ったりする現場では、温度値を正確に保ったまま扱える単チャンネルfloat32 TIFF形式が事実上の標準とされています。

ASOLAB.は、赤外線点検業務で得た経験を活かし、変換の正確さとメタデータ(撮影情報など)の引き継ぎを両立する「CRITIR Convert」を開発しました。これにより、FLIR解析環境の継続と、マッピング・GIS分野への活用を、一つのソフトウェアで実現できる環境が提供されます。

主な特徴

「CRITIR Convert」には、以下のような特徴があります。

  • FLIR互換R-JPEGへの変換: FLIR ToolsやFLIR Thermal Studioで直接画像を開き、温度解析を行うことができます。

  • float32 TIFFへの変換(マッピング・GIS対応): 各ピクセルに摂氏温度を保持した単チャンネルfloat32 TIFF形式で出力されます。これにより、Pix4Dmapper、Agisoft Metashape、QGIS、ArcGISなどのソフトウェアで、温度情報を保ったままオルソ画像の生成や温度解析が可能です。

  • 2形式の同時出力: FLIR互換R-JPEGとfloat32 TIFFを、一度の処理で同時に書き出すことができます。これにより、用途に応じて使い分けが可能です。

  • 高精度な温度変換: TIFF形式では、変換による誤差が0.0000℃(ビット単位で完全に一致)とされており、FLIR互換R-JPEGでも変換誤差は0.01℃未満(一般的な値)とされています。変換の際には、元のファイルと自動で照合し、検証が行われます。

  • メタデータ継承: GPS位置情報、撮影日時、ドローンの姿勢、放射率などの撮影時の情報が、そのまま引き継がれます。

  • フォルダ一括変換: ドラッグ&ドロップ操作で、数百から数千枚のR-JPEG画像をまとめて処理できます。処理できる枚数に上限はありません。

  • オフライン動作: ソフトウェアのインストール後は、インターネット接続がなくてもすべての変換機能を利用できます。

  • 7日間フリートライアル: ソフトウェアの機能をお試しいただける7日間の無料体験版が提供されています。

フリートライアルのお申し込みはこちらから可能です。
https://convert.critir.jp/

出力先で利用できる解析ソフトウェア

変換されたデータは、用途に合わせて以下の解析ソフトウェアで直接利用できます。

  • FLIR互換R-JPEG: FLIR Tools / FLIR Thermal Studio(1枚ごとの温度解析)

  • float32 TIFF: Agisoft Metashape / Pix4Dmapper(赤外線オルソ画像・3Dモデル・GIS解析)

※両形式の同時出力にも対応しています。

CRITIRの分析画面

対応機種

対応DJIドローン(赤外線カメラ搭載モデル)

  • Matrice 4T

  • Matrice 30T

  • Mavic 3T

  • Mavic 2 Enterprise Advanced

対応Zenmuseカメラ(DJI製赤外線カメラ)

  • Zenmuse H30T

  • Zenmuse H20T

  • Zenmuse H20N

  • Zenmuse XT S

※対応機種は今後も拡大予定です。最新の情報は公式サイトで確認してください。

料金

  • ソフトウェア(買い切り): 55,000円(税込)/ライセンス(7日間フリートライアルあり)

    • ※ソフトウェアは複数台のパソコンにインストールできますが、同時に使用できるのは1台までです。
  • 変換代行サービス: 2,200円(税込)+従量課金/プロジェクト

    • ※例:50枚まで合計6,050円から

サービス概要

  • サービス名: CRITIR Convert(クリティア コンバート)

  • URL: https://convert.critir.jp

  • 動作環境: Windows 10 / 11(64bit)、メモリ4GB以上、空きディスク200MB以上

  • 対応形式: FLIR互換R-JPEG / TIFF(同時出力可)

  • 料金: ソフトウェア買い切り 55,000円(税込)/変換代行 2,200円~(税込)

  • フリートライアル: 7日間(申し込みが必要)

  • 運営: 株式会社ASOLAB. ソフトウェア開発事業部

姉妹ソフトウェア「CRITIR」について

「CRITIR(クリティア)」は、DJI、FLIR、HIKMICROの赤外線画像を変換せずに読み込み、壁面オルソ画像の生成、温度測定の自動投影、報告書作成(PDF / Word / Excel / DXF対応)までを一貫して行えるWindowsソフトウェアです。
https://critir.jp
「CRITIR Convert」は、「既存のFLIR解析環境やマッピングツールをそのまま使い続けたい」というユーザー向けの姉妹ソフトウェアとして提供されています。

株式会社ASOLAB.について

株式会社ASOLAB.(アソラボ)は、長野県松本市を拠点とするドローン専門企業です。ドローン測量、点検、空撮、3Dモデリング、システム開発、そしてドローンスクール(ASOLABドローンスクール)の運営を行っています。赤外線点検ソフトウェア「CRITIR」をはじめ、現場での経験から生まれたソフトウェアの開発・提供にも力を入れています。

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