AI insideと橋本ホールディングスが連携協定を締結、建設業のAI活用と地域DXを推進
AI inside 株式会社と株式会社橋本ホールディングスは、建設業や地域社会でのAI(人工知能)活用を進めるため、「DX・AI事業包括連携協定」を締結しました。
この協定により、AI insideの持つ先進的なAI技術と、橋本ホールディングスがまとめる橋本グループの建設業での知識や地域のつながりを組み合わせます。両社は2026年7月から、建設現場でのAI活用に向けた共同での実証実験を始める予定です。

協定締結の背景
建設業は、これまで職人の技術や経験に支えられてきました。しかし、多くの作業が人の手で行われるため、人手不足や技術の引き継ぎが大きな課題となっています。建設現場には、図面や工事の写真、報告書、点検記録など、様々な形式のデータが集まります。これらのデータを処理し、現場での判断を助けるAIが、建設業の生産性や品質を大きく変える可能性を秘めています。
AI insideは、AIを動かすための専用ハードウェア「AI inside Cube」や、AIをまとめる基盤「Leapnet」を自社で開発しています。2026年5月には、これらの技術を使ってAIのネットワークを築く「Sovereign Grid」をスタートさせ、企業が自らAI基盤を持ち、活用する新しい事業の形を作り出しています。
*1 2026年5月13日の発表によると、AI insideは国内のデータセンターをAI工場に変える「Sovereign Grid」を始動し、AI推論ネットワークを構築しています。詳細はこちらをご覧ください: AI推論ネットワークを構築
橋本ホールディングスは、橋本グループの建設業におけるAI活用を進める方針のもと、自社の現場で得た知識を活かしてAIエージェントを自ら作り、活用していくことを目指しています。将来的には、この知識を地域の企業などにも広げ、地域全体の発展に貢献する「(仮称)焼津モデル」という協力体制も検討していく予定です。
両社は、AIを基盤とした新しい産業の形を共に作りたいという共通の目標のもと、今回の協定を結びました。
協業の内容
橋本ホールディングスは、AI insideが提供する「Leapnet」を使って、橋本グループが持つ建設現場の課題に合わせたAIエージェントの開発と実証を進めます。これにより、橋本グループが長年培ってきた知識を元にAIエージェントを構築し、お客様へのさらなる価値提供につなげていくことを目指します。また、AIをまとめる基盤を自社で持つ事業の形についても検討していく方針です。
両社は、「Sovereign Grid」をはじめとする先進技術の活用に向けて、共同で検討を進めていきます。
両社のコメント
AI inside 株式会社 代表取締役社長CEO 渡久地 択 氏
渡久地氏は、「建設業は、AIエージェントが最も効果を発揮する産業の一つです。図面、工事写真、点検記録、現場の判断といった、これまで積み重ねてきた技術と知識は、建設業の中心であり、地域社会の大切な財産です」と述べています。
また、「橋本ホールディングスは、自社の技術を次の世代へ受け継ぐためにAIエージェントを構築し、現場で生まれた知識が地域のAI基盤として循環していくでしょう。焼津から始まるこの取り組みは、橋本グループが持つ建設業の知性を地域社会に残し続けるための、最初の実現となります。ここから、地域が中心となる産業の基盤が、日本各地で生まれていくことを確信しています」とコメントしました。
株式会社橋本組 橋本ホールディングス 代表取締役CEO 橋本 真典 氏
橋本氏は、「私たちは建設会社ですが、建物やインフラを作るだけでなく、地域の未来を支える存在でありたいと考えています」と語っています。
今回の協定について、「単に新しい技術を導入するだけでなく、建設業が抱える人手不足や生産性向上の課題に向き合いながら、AIやDXを活用して地域にどのような新しい価値を生み出せるのかを考える第一歩だと考えています」と説明しました。
さらに、「橋本組には現場があり、地域とのつながりがあり、100年を超える歴史があります。AI insideには最先端の技術と知識があります。お互いの強みを持ち寄り、まずは建設業の課題解決に取り組み、その先に地域企業や地域社会にも役立つ取り組みへ発展させていきたいです。私たちはこれからも地域に根差した企業として挑戦を続け、次の世代に誇れる地域づくりに貢献してまいります」と決意を述べました。
AI inside 株式会社について
AI inside 株式会社は、生成AIや大規模言語モデル(LLM)、そして自律型AIの研究開発と社会での活用を進めるテクノロジー企業です。特に日本語の文書処理に特化したLLM「PolySphere」の開発をはじめ、政府機関や地方公共団体、民間企業など7万以上のユーザーに導入実績があり、独自のAI基盤の構築と普及に取り組んでいます。主力製品である「DX Suite」は、データ入力業務に特化したAIエージェントとして、一連の業務全体の自動化を実現しています。これらの活動を通じて、人とAIが協力し、生産性向上と業務の効率化によって生まれた時間を、より価値の高い仕事に振り向ける「VALUE SHIFT」を目指しています。
詳細はAI insideのウェブサイトをご覧ください: https://inside.ai


