AI insideと橋本ホールディングスが建設業のDX・AI推進で連携
AI inside 株式会社と株式会社橋本ホールディングスは、建設業および地域社会におけるAI活用モデルを作り、広げていくことを目指して、DX・AI事業に関する包括連携協定を締結しました。

連携の背景
建設業は、これまで職人たちの技術や経験によって高い品質を保ってきました。しかし、多くの作業が人の手で行われるため、人手不足や技術の継承が大きな課題となっています。現場には図面、施工写真、報告書、点検記録など、さまざまな形のデータが集まります。これらのデータを処理し、現場での判断をサポートするAIエージェントの活用が、建設業の生産性や品質を高める鍵となってきています。
AI insideは、AIを動かすための専用ハードウェア「AI inside Cube」や、AIを一つにまとめる基盤「Leapnet」などを独自に開発しています。2026年5月には、これらの技術を使ってAI推論ネットワークを構築する「Sovereign Grid」という新しい取り組みを始め、企業が自らAI基盤を持ち、活用する事業の形を進めています。
一方、橋本ホールディングスは、グループ全体で建設業におけるAI活用を進める方針を持っています。自社の現場で培った知識を元に、AIエージェントを自分たちで作り、活用していく予定です。将来的には、この知識を地域の企業などにも広げ、「(仮称)焼津モデル」として地域全体の発展に貢献する可能性も検討しています。
両社は、AIを土台にした新しい産業の仕組みを共に作っていきたいという思いから、今回の協定を結ぶことに合意しました。
協業の内容
橋本ホールディングスは、AI insideが提供する「Leapnet」を使って、橋本グループが持つ建設現場の課題に合わせたAIエージェントの開発と実証を進めます。これにより、橋本グループが培ってきた知識を元にAIエージェントを構築し、お客様により良い価値を提供することを目指します。また、AIをまとめる基盤を自社で持つ事業の仕組みについても検討を進めていきます。
両社は、「Sovereign Grid」をはじめとする最先端の技術をどのように活用していくかについても、共同で検討を進めていきます。
AI insideは2026年5月13日に「Sovereign Grid」の始動を発表しています。
AI inside、国内データセンターをAI Factoryに転換する「Sovereign Grid」を始動
両社のコメント
AI inside 株式会社 代表取締役社長CEO 渡久地 択氏は、建設業がAIエージェントの力を最も発揮できる産業の一つであると述べています。建設業に積み重ねられてきた技術や知識は、地域社会にとって大切な財産であり、橋本ホールディングスがAIエージェントを構築することで、その知識が地域のAI基盤として循環していくことに期待を寄せています。そして、この焼津から始まる取り組みが、地域が主体となる産業の新しい形を日本各地で生み出すことにつながると確信しているとのことです。
株式会社橋本組 橋本ホールディングス 代表取締役CEO 橋本 真典氏は、建設会社として建物やインフラを作るだけでなく、地域の未来を支える存在でありたいと考えていると語っています。今回の協定は、単に新しい技術を取り入れるだけでなく、建設業が抱える人手不足や生産性の向上といった課題に向き合いながら、AIやDXを使って地域にどのような新しい価値を生み出せるかを考える第一歩であると述べています。橋本組の現場力、地域とのつながり、100年を超える歴史と、AI insideの最先端技術と知識を組み合わせ、まずは建設業の課題解決に取り組み、その先には地域企業や地域社会にも役立つ取り組みへと発展させていきたいとコメントしています。
AI inside 株式会社について
AI inside 株式会社は、生成AIや大規模言語モデル(LLM)、自律型AIの研究開発と社会での活用を進めるテクノロジー企業です。特に日本語の文書処理に特化したLLM「PolySphere」の開発や、政府機関、地方公共団体、民間企業など7万以上の利用実績を持ち、独自のAI基盤の構築と普及を進めています。主力製品である「DX Suite」は、データ入力作業に特化したAIエージェントとして、一連の作業全体の自動化を実現しています。これらの取り組みを通じて、人とAIが協力し、生産性の向上と業務の効率化によって生まれた時間を、より価値の高い仕事に使う「VALUE SHIFT」を実現することを目指しています。
AI inside 株式会社の詳細は、以下のウェブサイトで確認できます。
AI inside 株式会社


