建設DX・i-Construction wpmaster 2025年12月18日 0 コメント

建設業向け原価管理システム「どっと原価3」とクラウド人事労務ソフト「SmartHR」が連携開始

建設業の課題解決に向けた連携

建設業向け原価管理システム「どっと原価3」を提供する株式会社建設ドットウェブと、クラウド人事労務ソフト「SmartHR」を運営する株式会社SmartHRは、従業員データの連携を開始しました。

近年、建設業界では人手不足や働き方改革関連法への対応が重要な課題となっています。特に2024年4月からは、建設業における時間外労働の上限規制が適用され、現場での労務管理や勤怠の適正化が求められています。また、資材価格の高騰などにより、工事原価の精緻な把握も必要です。

このような状況の中、現場の生産性向上と管理業務の効率化を同時に進めるためには、原価管理と人事労務のデータを連携させ、情報の重複入力や分断を解消することが不可欠とされています。

連携による具体的なメリット

今回の連携により、「どっと原価3」での社員登録が自動で「SmartHR」に反映されるようになります。このデータは日報管理の作業員登録にも活用できます。さらに、スマートフォンやタブレットに対応した「＋Biz勤怠」や「＋Biz日報」を導入すれば、現場や外出先からでも対応が可能となり、事務担当者と現場作業員双方の業務負担を軽減できます。

本連携は、原価管理と労務管理の両面で業務効率化を促進し、建設現場と管理部門の生産性向上に貢献することが期待されます。

株式会社SmartHR 執行役員パートナービジネス事業本部長の瀬沼悠氏は、この連携について「単なる効率化にとどまらず、現場と管理部門の双方がより創造的で価値のある仕事に向き合える環境づくりに繋がる」とコメントしています。今後も建設ドットウェブとの連携を深め、建設業界のバックオフィス業務のDX（デジタルトランスフォーメーション）を推進し、誰もが働きやすい社会の実現に貢献していくとのことです。

『どっと原価3』について

「どっと原価シリーズ」は、建設業向け原価管理パッケージソフトとして国内導入数No.1の実績を持つ製品です。（東京商工リサーチ社 2025年2月調べ）

「どっと原価3」は、工事に関する情報や原価をシステム上で一元管理し、収益をリアルタイムで可視化することで、適切な経営判断を支援します。クラウドタイプのため、いつでもどこからでも利用でき、オプション選択式で企業の規模や成長に合わせた段階的な拡張が可能です。また、スマートフォンソリューションの「+Bizシリーズ」も提供されており、現場と社内の作業効率化を支援します。

製品ページ: https://www.kendweb.net/product/

『SmartHR』について

「SmartHR」は、労務管理クラウド分野で7年連続シェアNo.1の実績を持つクラウド人事労務ソフトです。（デロイトトーマツミック経済研究所「HRTechクラウド市場の実態と展望 2024年度版」労務管理クラウド市場・出荷金額(2024年度見込)より）

採用情報の管理から雇用契約、入社手続き、勤怠・給与計算といった多様な労務手続きをペーパーレス化し、データを蓄積します。さらに、蓄積された従業員データを活用した「人事評価」「従業員サーベイ」「配置シミュレーション」「スキル管理」などのタレントマネジメント機能により、最適な人員配置や人材育成を後押しし、データに基づく人的資本経営を支援します。

アプリストアサービス「SmartHR Plus」では、各業務分野に特化したさまざまな外部サービスと連携できるアプリケーションを展開しており、個社ごとのカスタマイズ性を高め、正確性や安全性の高いデータ連携を実現しています。「SmartHR」は、企業の生産性向上を後押しし、すべての人が働きやすい環境づくりに貢献します。

製品ページ: https://smarthr.co.jp/service/