株式会社第三木材が大工職人育成「DAT建築技能アカデミー」を開校

株式会社第三木材が大工職人育成「DAT建築技能アカデミー」を開校

長野県東御市に本社を置く株式会社第三木材は、地域建築産業が抱える技能職人の減少や高齢化、技術継承の課題に対応するため、2026年4月に「DAT建築技能アカデミー」を開校しました。このアカデミーは、木材加工や建築施工の実務技能に加え、日本の木の文化やものづくりの精神を学ぶことができる教育拠点です。2027年3月には校舎が完成する予定です。

建設現場での技術指導

アカデミー開校の背景

近年、地域の建築業界では、職人の高齢化や後継者不足が進んでいます。また、大手ハウスメーカーの台頭により、地域に根ざした工務店の活動が縮小する傾向にあり、現場で実践的な建築技術を学ぶ機会が減っています。このような状況を受け、木材の加工・販売や木工事事業を通じて「森と人をつなぐ」役割を長年担ってきた株式会社第三木材は、業界の持続的な発展のために「人を育て、技をつなぐ拠点」として、この実践型建築技能アカデミーを立ち上げました。

事業の特徴

DAT建築技能アカデミーは、主に3つの特徴を持っています。

1. 実践的で体系的な建築技能教育

アカデミーでは、木材加工、構造施工、造作、仕上げといった木工建築技能を、実際の現場を想定した実践形式で学びます。単なる職業訓練ではなく、「すぐに現場で役立つ技術」の習得を目指したカリキュラムが組まれています。指導は、長年の経験を持つ株式会社第三木材のベテラン職人が直接担当し、現場で培われた知識や技術を伝えます。さらに、現場の技能だけでなく、木の文化やものづくりの精神についても体系的に学習します。

木材の測定作業

2. 業界が求める現場直結型の人材育成

地域の工務店や建築事業者が求めている若手から中堅層の技能職人を育成します。人手不足や技術継承に悩む現場のニーズに応える教育を通じて、即戦力となる技能職人を社会に送り出すことを目指しています。

木造建築の作業風景

3. 地域建築産業をつなぐ人材育成とネットワーク形成

長野県東信地域を拠点に、将来的には北信・中信地域へと対象エリアを広げ、地域の工務店や建築事業者、職人をつなぐネットワークを築いていくことを目指しています。このアカデミーを通じて、人材育成だけでなく、地域内の横のつながりを生み出し、地域建築産業の持続的な発展を支える拠点となることが期待されます。

休憩中の若手職人たち

事業概要

  • 事業名称: DAT建築技能アカデミー

  • 開校: 2026年4月

  • 運営: 株式会社第三木材

  • 所在地: 長野県東御市(株式会社第三木材敷地内)

  • 研修期間: 6か月

  • 教育内容: 大工道具の基礎、木材加工、建築施工、現場管理、安全教育など

  • 教育方針: 実践を重視し、現場で活かせる知識・技能の習得を目指す

カリキュラムや募集に関する詳しい情報は、DAT大工育成学校公式Webサイトで確認できます。

株式会社第三木材について

  • 社名: 株式会社第三木材

  • 所在地: 長野県東御市加沢201-5

  • 代表取締役: 島田直政

  • 事業内容: 木材加工・販売事業

  • ホームページ: https://www.dat-dai3wood.com/

株式会社第三木材は、DAT建築技能アカデミーの開校を通じて、地域建築産業の未来を担う人材の育成と、持続可能な地域社会の実現に貢献していきます。

木造建築の骨組みを組み立てる作業員

×