CalTa株式会社、東京大学大学院の全邦釘特任教授を技術顧問に迎え、デジタルツインの研究開発体制を強化

CalTa株式会社は、2026年6月1日付で、東京大学大学院工学系研究科の全邦釘(ちょん ぱんじょ)特任教授が技術顧問(非常勤)に就任したことを発表しました。

全邦釘特任教授

就任の背景と目的

CalTa株式会社は、建設やインフラ業界の生産性を高め、古くなった構造物を長く使えるようにするため、独自のデジタルツイン技術の開発と社会での活用を進めています。デジタルツインとは、現実のインフラをコンピューター上に再現し、様々な情報を分析・活用する技術のことです。

全特任教授は、東京大学大学院工学系研究科で「i-Constructionシステム学」や「情報社会基盤学」を専門としています。AI(人工知能)やICT(情報通信技術)を活用し、点群データや3次元モデルを使ってインフラを管理する方法や、データを効率的に使うためのプラットフォームについて研究してきました。また、国が主導する「SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)」や「ムーンショット型研究開発事業」といった大きなプロジェクトにも参加した実績があります。

今回の技術顧問就任により、CalTa株式会社は全特任教授からデジタルツインの研究開発に関する技術指導を受け、開発体制を強化します。同氏が持つ高度な学術的な知識を自社の技術開発に取り入れることで、インフラや建設業界の安全性と生産性を向上させる、実用的な解決策の提供を目指します。

全邦釘 特任教授のコメント

全特任教授は、国内の多くの土木インフラが老朽化している現状について触れ、自身の研究室ではAIやICT、点群データ、3Dモデルを活用し、単に修理するだけでなく、インフラを長持ちさせる次世代のデータプラットフォームの実現を目指していると述べています。

CalTa株式会社が展開する現場主導のデジタルツイン技術は、これからのインフラDX(デジタルトランスフォーメーション)の基盤となる高い可能性を秘めていると感じているとのことです。これまでに国内外の国家プロジェクトや研究プロジェクトで培った知識を活かし、CalTa社の研究開発の発展と、インフラ・建設業界がより魅力的で、安全性・生産性を大幅に向上できる未来の実現に貢献したいと考えているとコメントしています。

全邦釘(ちょん ぱんじょ)氏 プロフィール

東京大学大学院工学系研究科 総合研究機構 i-Constructionシステム学寄付講座 特任教授、Ph.D.
専門分野:情報社会基盤学、インフラ維持管理、インフラアセットマネジメント

2003年に東京大学工学部土木工学科を卒業後、同大学院工学系研究科社会基盤学専攻修士課程を修了。その後、Yonsei University(韓国)への交換留学を経て、Wayne State University(米国)で博士課程を修了しPh.D.を取得しました。Yonsei University Postdoctoral Research Associate、愛媛大学大学院理工学研究科助教・准教授を経て、2019年4月より東京大学大学院工学系研究科特任准教授に就任し、2025年より同特任教授を務めています。

2020年度にはイギリス土木技術者学会(ICE)論文賞「Telford Premium」を受賞しています。また、内閣府SIP1期「インフラ維持管理・更新・マネジメント技術」地域実装チーム研究責任者や、内閣府ムーンショット型研究開発事業「多様な環境に適応しインフラ構築を革新する協働AIロボット」サブプロジェクトマネージャー(SPM)などを務めています。

CalTa株式会社 会社概要

所在地:東京都港区高輪二丁目18番10号高輪泉岳寺駅前ビル3階
代表者:代表取締役CEO 古林 秀之
設立:2021年7月1日
サービス内容:TRANCITY、CalTa M42、現地映像取得サービス、受託開発

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