不動産営業の重要事項説明書作成が1.6時間に短縮。DXHRがAI活用eラーニングを提供開始
DXHR株式会社は、不動産営業職の業務を効率化するため、生成AIの活用方法を学べる「不動産営業職 生成AI活用マスターコース」の提供を開始しました。

この研修は、不動産営業の現場で行われるさまざまな業務に、どのように生成AIを組み込むかを体系的に学ぶことができるeラーニングプログラムです。業界の資料や研究をもとに、営業業務を86の項目に細かく分け、それぞれのタスクをAIに「自動で任せる」「AIと協力して行う」「AIが情報を提供する」「人間が判断する」の4つの段階に分類しています。
ChatGPTやClaude、Geminiなど12種類のAIツールを、業務に合わせてどのように使い分けるか、また不動産営業に特化したAIへの指示(プロンプト)の出し方を、動画や演習、実演デモを通して習得できます。
背景と目的
不動産営業の仕事は、物件情報の作成、インターネットへの物件登録、お客様からの問い合わせ対応、物件の調査、価格の査定、重要事項説明書の作成、売買契約書の準備、税金の計算など、非常に多岐にわたります。特に重要事項説明書の作成は、登記簿や法律、管理規約、災害情報、契約内容といった5つの情報源をまとめる必要があり、宅建士にとってとても大切な業務です。この作業には、1件あたりおよそ4時間かかることもあります。
生成AIは多くの業界で急速に広まっていますが、不動産業界では「どの業務にどのAIツールを使えばいいのかわからない」「一般的なAI研修では不動産特有の専門用語や仕事の流れに対応できない」といった課題がありました。
このような状況を受け、DXHR株式会社は不動産営業の業務を86項目に分解し、それぞれのタスクでAIと人間の最適な役割分担を示した「業務分解マップ」を作成しました。このマップを基にカリキュラムを設計することで、単にAIツールの操作方法を教えるだけでなく、集客から契約、税務まで、全ての工程でAIに任せる作業と人間が判断するべき点を明確にした実践的な研修を開発しました。これにより、不動産営業の生産性を高め、現場のビジネスパーソンがAIを使いこなせるようになることを目指しています。
サービス概要
本研修は、全12章・合計12時間のeラーニングプログラムで、「導入・汎用スキル」「業界特化」「定着・社内展開」の3つのブロックで構成されています。
86業務を4段階に分類した「業務分解マップ」
不動産営業の業務を86項目に細分化し、それぞれを以下の4段階に分類しました。
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A:AIに全て任せる(自動化)
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B:AIと人が協力する(共同)
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C:AIが判断の材料を提供する(支援)
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D:人間が判断する
このマップがカリキュラムの土台となっており、受講者は各業務でのAI活用の最適な方法を体系的に理解できます。
12種類のAIツールを最適に使い分ける実践力
ChatGPT、Claude、Gemini、Microsoft Copilotなど、12種類のAIツールを採用し、各業務に最も適したツールを割り当てています。例えば、登記簿や管理規約といった長い文章の読解にはClaudeやNotebookLM、物件情報(マイソク)のデザインにはCanva AI、ポータルサイトへのデータ変換にはClaude Coworkなど、業務に応じたツール選定の判断力を養います。
重要事項説明書の作成時間を60%削減
本研修の特に重要な部分である第9章では、重要事項説明書(重説)の作成プロセス全体をAIで新しく設計し直します。媒介契約書の作成から、重説の主要項目の自動生成、特記事項や容認事項の作成、登記簿・図面・法規制との自動チェック、IT重説用のスライド作成まで、一連の業務をカバーします。これにより、1件あたり約4時間かかっていた重説作成を約1.6時間に短縮する手法を、演習を通じて実践的に習得できます。
ターゲット
この研修は、以下のような課題や目標を持つ不動産企業や営業組織に最適です。
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生成AIを営業現場に導入したいが、不動産業界に特化した研修が見つからず、一般的な研修では現場に定着しなかった企業
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物件情報作成や問い合わせ対応、物件調査に多くの時間を費やしており、営業活動そのものに集中できていないチーム
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重要事項説明書の作成負担が大きく、宅建士の個人的な作業を組織として効率化したい企業
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AIを使ったことがない営業担当者が多く、「明日から使える」レベルのスキルを段階的に身につけさせたい不動産会社
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業務プロセスをAIで新しく設計し、少ない人数でも高い生産性を実現したい中小の不動産企業
大手仲介会社から地域密着型の不動産会社まで、規模を問わず営業組織の生産性向上に貢献する内容となっています。
今後の展望
DXHR株式会社は、不動産業界に限らず、他の業界や職種に特化した生成AI研修を今後も増やしていく予定です。直近では、生成AI特有のセキュリティリスクに焦点を当てた「GenAIセキュリティ実践講座」のリリースも計画しており、AIの活用推進と安全管理の両方をサポートする体制を強化します。
さらに、研修を受けた企業の導入効果を分析し、カリキュラムを継続的に改善していくとともに、不動産業界でのAI活用の成功事例を蓄積・共有することで、「AIを使いこなせる不動産営業」が当たり前となる未来の実現を目指し、業界全体のDX推進に貢献していきます。
会社概要
名称 : DXHR株式会社
所在地: 〒150-6139 東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア39F
代表者: 代表取締役 前田一成
事業内容:AIリスキリング事業、AIコンサルティング事業、AIインテグレーション事業
URL : https://dxhr.inc


