PIX4D、3Dガウシアンスプラッティングを製品群に一挙搭載。モバイルアプリ連携で誰でも簡単に3Dスキャンが可能に
PIX4Dが3DGS技術を製品群に搭載、手軽な3Dスキャンを実現
フォトグラメトリー(写真測量)ソリューションを提供するPIX4Dは、主力製品である「PIX4Dmatic」と「PIX4Dcloud」に、新しい3Dレンダリング技術「3Dガウシアンスプラッティング(3DGS)」の対応を完了したことを発表しました。
この技術の導入により、クラウド環境とローカルPC環境の両方で3DGSを活用できるようになり、利用者の業務内容に合わせた柔軟な作業が可能になります。特に注目されるのは、スマートフォンアプリ「PIX4Dcatch」との連携です。これにより、高価な専用機器やドローンを使わずに、スマートフォン一台で、実測に耐える精度とリアルな3D空間の再現を両立した3Dスキャンが可能になりました。

3DGSで表現力が向上
これまでの3Dモデリングでは、点群やテクスチャー付きメッシュを使って空間を表現していましたが、視覚的な再現性には限界がありました。PIX4Dは3DGSを測量ワークフローに取り入れることで、この課題を解決しました。これにより、従来の点群やメッシュよりも、さらに視覚的にリアルな3Dモデルを作成できるようになります。見た目の「美しさ」だけでなく、座標値に基づいた「正確さ」も兼ね備えているため、建設現場やインフラ点検、公共安全の分野でのデジタルツイン活用を大きく進めることが期待されます。

PIX4Dの3DGSにおける4つのポイント
PIX4Dが提供する3DGSソリューションには、以下の4つの革新的なポイントがあります。
1. スマホで手軽にデータ取得
高価なレーザースキャナーやドローンがなくても、iOS/Android向けアプリ「PIX4Dcatch」を使って、対象物を撮影しながら歩くだけで3DGS用のデータを簡単に取得できます。ドローンが使えない屋内や都市部でも、高品質な3Dスキャンが可能です。さらに、RTKレシーバーをスマートフォンと連携させれば、数センチメートルの正確さを持つ3DGSモデルも作れます。もちろん、ドローンで撮影した広範囲の画像からも3DGSモデルを作成できます。
2. 「絶対精度」を備えた空間再現
一般的な3DGSは視覚的な表現に特化していることが多いですが、PIX4Dのソリューションは測量で求められる「絶対精度」を保ちます。スマートフォンでのスキャンではRTKレシーバーとの連携により、ドローン測量ではRTKドローンの利用や標定点(GCP)の設置により、正確な3D再現を実現します。作成された3Dモデルは正しい位置情報と寸法を持つため、距離測定や体積計算、BIMデータとの照合など、実際の業務にそのまま活用できます。
3. 表現力の飛躍的な向上
従来の点群や3Dメッシュでは表現が難しかったフェンスや手すりのような細い構造物、光を反射する車両の質感なども、現実のようにリアルに再現されます。これにより、遠隔地からでも正確に現場の状況を把握したり、関係者へのプレゼンテーションの質を高めたりすることが可能になります。
4. ニーズに合わせた柔軟なソリューション
利用者の現場環境やセキュリティの要求に合わせて、以下の2つの処理プラットフォームを選べます。
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PIX4Dmatic(オンプレミス): ローカルPCで大量のデータを高速に処理します。オフライン環境や、高い機密性が求められるプロジェクトに適しています。
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PIX4Dcloud(クラウド): ブラウザにデータをアップロードするだけで自動的に処理されます。チーム間での迅速なデータ共有や共同作業に便利です。

測量・3Dモデリングの新たな一歩
PIX4Dによる3Dガウシアンスプラッティング(3DGS)の製品群への統合は、測量や3Dモデリングのあり方を大きく変える画期的な進歩です。これまで専門知識と高価な機材が必要だった高精度な3D空間再現が、スマートフォンの操作一つで誰にでもできるようになりました。このソリューションは、見た目のリアルさと測量に耐える正確さを両立しており、建設現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)加速、インフラ点検の効率化、さらには都市計画や災害対策におけるデジタルツイン活用を強力に支援します。
PIX4Dは今後も、フォトグラメトリーの技術をさらに発展させ、さまざまな現場の「今」を正確かつ鮮明にデジタル化し、社会の安心と革新に貢献していくと述べています。
販売情報
PIX4Dのソフトウェアソリューションは、PIX4Dまたは国内の正規販売代理店から購入できます。製品の詳細やデモの依頼、見積もりについては、以下のリンクから問い合わせが可能です。
関連情報はこちらもご覧ください。
Pix4D株式会社について
PIX4Dは、フォトグラメトリ(写真測量およびSfM)ソフトウェアの分野で業界をリードする企業です。2011年の設立以来、研究開発に力を入れ、科学者やエンジニア、写真測量の専門家からなるチームが、この技術の可能性を広げています。ドローンやカメラで撮影した画像から高精度な3Dモデルや地図を作成する技術は、建設、測量、農業、災害対応など、幅広い分野で活用されています。
本社はスイスのローザンヌにあり、デンバー、ベルリン、マドリード、ブカレスト、そして東京にオフィスを展開しています。2019年には東京オフィスを開設し、日本市場へのサービス提供を強化しています。

