PIX4D、最新3D技術を主力製品に搭載 スマートフォンで高精度3Dスキャンを可能に
PIX4Dは、写真測量ソリューションの分野で世界的に知られる企業です。この度、主力製品である「PIX4Dmatic」と「PIX4Dcloud」に、最新の3Dレンダリング技術である「3Dガウシアンスプラッティング(3DGS)」を導入したことを発表しました。
この技術は、2025年にクラウド製品の「PIX4Dcloud」に先行して導入されていましたが、2026年5月の「PIX4Dmatic」の安定版アップデートにより、PIX4Dの製品群全体で3DGSが使えるようになりました。これにより、利用者はクラウド上での処理と自分のパソコンでの処理を、それぞれの業務に合わせて選べるようになります。
特に注目されるのは、スマートフォンアプリ「PIX4Dcatch」との連携です。高価な専用機器やドローンを使わなくても、手持ちのスマートフォン一つで、測量に必要な正確さと、まるで現実のようなリアルな3D空間の再現を両立できるようになりました。

3Dガウシアンスプラッティングとは
これまでの3Dモデル作りでは、点群やテクスチャー付きメッシュという方法が使われてきました。しかし、これらの方法では、点の密度がまばらだったり、平面的な表現になったりして、見た目のリアルさに限界がありました。PIX4Dは、この課題を3DGSという新しいレンダリング技術を測量の作業工程に取り入れることで解決しました。これにより、従来の点群やメッシュよりも、はるかに見た目がリアルな3Dモデルを作れるようになったのです。
この技術は、ただ見た目が「美しい」だけでなく、正確な位置情報に基づいた「正確さ」も兼ね備えています。そのため、建設現場やインフラ設備の点検、公共の安全に関わる現場でのデジタルツイン(現実の世界を仮想空間に再現する技術)の活用を大きく進めることが期待されます。
PIX4Dの3DGSが持つ4つの特徴
1. スマートフォンで手軽にプロの測量
高価なレーザースキャナーやドローンは、必ずしも必要ではなくなりました。iOS/Android対応のアプリ「PIX4Dcatch」を起動し、対象物を撮影しながら歩くだけで、誰でも簡単に3DGS用のデータを作成できます。ドローンが使えない屋内の場所や都市部でも、手軽に高品質な3Dスキャンが可能です。さらに、RTKレシーバーをスマートフォンと連携させれば、数センチメートルの誤差しかない、非常に正確な3DGSモデルを作れます。
もちろん、スマートフォンだけでなく、ドローンで空から撮影した画像から3DGSモデルを作ることもできます。PIX4Dは、ドローンを使った広範囲のデータから、スマートフォンを使った小さな範囲のデータまで、どんな現場でも非常にリアルな3Dモデルを提供します。
2. 「絶対精度」を持つ空間再現
一般的な3DGSは、見た目の表現に特化していることが多いですが、PIX4Dのソリューションは、測量に使えるほどの「絶対精度」を持っています。スマートフォンでのスキャンではRTKレシーバーとの連携、ドローンでの測量ではRTKドローンの利用や基準点(GCP)の設置により、正確な位置情報を持つ3Dモデルが実現します。作られた3Dモデルは、正しい位置情報と寸法を持っており、距離の測定や体積の計算、BIMデータとの比較などにそのまま活用できます。

3. 表現力が大幅に向上
これまでの点群や3Dメッシュではノイズになってしまいがちだった、フェンスや手すりのような細い構造物や、光を反射する車両の質感などが、まるで現実のようにリアルに再現されます。これにより、遠く離れた場所からでも現場の状況を正確に把握したり、関係者への説明の質を大幅に高めたりすることができます。
4. 現場に合わせた柔軟なソリューション
利用者の現場環境やセキュリティの必要性に応じて、2つの処理方法を選べます。
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PIX4Dmatic(オンプレミス): 自分のパソコンで大量のデータを速く処理できます。インターネットに繋がらない場所や、情報の秘密を厳しく守りたいプロジェクトに適しています。
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PIX4Dcloud(クラウド): ウェブブラウザにデータをアップロードするだけで、自動で処理が進みます。チーム内での素早いデータ共有や、共同での作業に向いています。

PIX4Dが目指す未来
PIX4Dが3Dガウシアンスプラッティング(3DGS)を製品群に導入したことは、測量や3Dモデル作りの方法を大きく変える進歩です。これまで「専門的な知識」と「高価な機材」が必要だった高精度な3D空間の再現が、今ではスマートフォンの操作だけで、誰にでもできるようになりました。見た目の美しさ(リアルさ)と、測量作業に使える正確さ(絶対精度)を両立したこのソリューションは、建設現場のデジタル化を加速させ、インフラ点検を効率化し、さらには都市計画や災害対策におけるデジタルツインの活用を力強くサポートします。
PIX4Dはこれからも、写真測量の分野をリードする企業として、あらゆる現場の「今」を最も正確かつ鮮やかにデジタル化し、社会の安心と革新に貢献していきます。
販売情報
PIX4Dのソフトウェアソリューションは、PIX4DまたはPIX4Dの国内正規販売代理店から購入できます。製品の詳細やデモの依頼、見積もりについては、以下のリンクからお問い合わせください。
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Pix4D株式会社へのお問い合わせはこちら: https://www.pix4d.com/jp/contact
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正規販売代理店の情報はこちら: https://www.pix4d.com/jp/partners/
Pix4D株式会社について
PIX4Dは、写真測量ソフトウェアの分野で世界をリードする企業です。2011年の設立以来、研究開発に力を入れ、科学者やエンジニア、写真測量の専門家からなるチームが、写真測量技術の可能性を広げています。ドローンやカメラで撮影した画像から、非常に正確な3Dモデルや地図を作る技術を提供し、建設、測量、農業、災害対応など、様々な分野で活用されています。本社はスイスにあり、世界各地にオフィスを展開しています。2019年には東京オフィスを開設し、日本市場へのサービス提供を強化しています。
関連リンク: https://www.pix4d.com/jp/blog/gaussian-splatting-pix4dmatic/


