NEDO、「BLUE ECONOMY」2次コンペティションの公募を開始 – 浅海計測システム開発で海洋産業を活性化
NEDO、「BLUE ECONOMY」2次コンペティションの公募を開始 – 浅海計測システム開発で海洋産業を活性化
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、2026年6月29日より「NEDO懸賞金活用型プログラム/広範囲な浅海における短時間計測・観測システムの開発」の2次コンペティション参加者の公募を開始しました。
このプログラムは「NEDO Challenge for BLUE ECONOMY」として、技術や社会の課題を解決する多様なアイデアを、コンペティション形式で募集するものです。将来の社会課題解決や新しい産業の創出につながる技術を早く見つけ出し、共同研究や実用化、事業化を後押しすることを目指しています。
2次コンペティションでは、1次コンペティションで受賞した方々に加えて、広範囲な浅海で短時間に計測・観測するシステムの開発に挑戦する新たな参加者を広く募集しています。

公募の概要
今回の公募に関する主な内容は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公募名 | NEDO懸賞金活用型プログラム/広範囲な浅海における短時間計測・観測システムの開発「NEDO Challenge for BLUE ECONOMY」2次コンペティション |
| 応募期間 | 2026年6月29日(月)~2026年7月24日(金)13:00 |
| 対象者 | 法人・個人・グループを問わず応募可能です。法人の場合は、日本国の法人格を持つ民間企業、大学・公的研究機関などが対象です。個人やグループで応募する場合は、日本国籍を持っている必要があります。その他、事業管理に必要な対応ができること、反社会的勢力に該当しないこと、企画運営事業者と同じ企業・団体に属していないことなどの応募資格を満たす必要があります。 |
| 受付方法 | 公式サイトの受付フォームより応募 |
公募の背景と募集テーマ
このプログラムで設定されている懸賞金課題の一つである「広範囲な浅海における短時間計測・観測システムの開発」は、持続可能な海洋の観点から非常に重要な技術開発です。特に、藻場(もば)の計測によるブルーカーボン産業の創出や、海洋産業の活性化への大きな期待が寄せられています。
海の中は、光や波、潮流、生物などの影響を受けやすいため、浅い海域で広範囲の対象物を短時間で正確に計測・観測することは難しいとされています。本コンペティションでは、このような技術的な課題を解決するためのアイデアを募集しています。
募集テーマ
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テーマ1:大型藻類の育成状況の把握・計測
- 二酸化炭素を吸収する能力が高い大型藻類の養殖や利用に向けて、広範囲かつ高精度で育成状況をモニタリングする技術を募集しています。
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テーマ2:船底付着生物の把握
- 船を介した生物の移動を防ぎ、船底の点検や清掃を自動化するために、船底の状態をマッピングし、付着生物を把握する技術を募集しています。
2次コンペティションのスケジュール

応募方法
応募を希望する方は、以下の公式サイトに掲載されている2次コンペティション応募要項を確認のうえ、受付フォームより必要書類を提出してください。応募期間内に提出が完了していない場合は受け付けられないため、余裕をもって手続きを進めることが推奨されます。
1次コンペティションの様子と結果
1次コンペティションは2026年5月に静岡県沼津市の平沢マリンセンターで実施され、26の事業者が出場し、それぞれが開発した技術を競いました。厳正な審査の結果、受賞者が決定しています。今回の2次コンペティションでは、1次コンペティションの受賞者に加えて、新たな参加者を募集し、さらなる計測・観測システムの発見と社会での活用に向けた取り組みを進めます。


1次コンペティション受賞者
部門1:水中ロボットの外乱制御
| 順位 | 提案名称 | 代表法人名/代表者名 |
|---|---|---|
| 1位 | クアッドコプタ型ROVにおける外乱下での安定画像取得を目的とした制御手法の検討 | 小高 健幹 |
| 2位 | AI認識・制御を用いた外乱耐性型ハイブリッドAUVの操縦補助技術の開発 | BlueArch 株式会社 |
| 3位 | 浅海域ブルーカーボン観測を実用化する簡易自己位置推定型 ASV-ROV 統合システム | 夢想科学株式会社 |
部門2:水中における自己位置把握
| 順位 | 提案名称 | 代表法人名/代表者名 |
|---|---|---|
| 1位 | 新たな音響測位技術の活用による水中無人機の高精度な自己位置算出およびYAW角算出を実現したシステム | 株式会社 YDK テクノロジーズ |
| 2位 | 多重反射環境でも測位可能な水中音響測位装置「そこにイルカ®」のコストダウン版の開発 | あおみ建設株式会社 |
| 3位 | 軽量片道LBLを用いたROVの高精度位置計測 | 株式会社ディープ・リッ ジ・テク |
| 3位 | 水空合体ドローンの水中ドローンにおける自己位置把握 | KDDI 株式会社 |
部門3:藻類の計測・解析技術
| 順位 | 提案名称 | 代表法人名/代表者名 |
|---|---|---|
| 1位 | グリーンレーザーとドローン(UAV)を用いた大型藻類の計測・解析 | 豊田通商株式会社 |
| 2位 | 三体連携・藻体3D統合計測法(UAV/ASV/AUV同時点群融合) | 株式会社エイト日本技術開発 |
| 3位 | 水上・水中両用ドローン(USSV)と空中ドローン(UAV)のハイブリッド運用による海藻養殖場の自動計測システムの開発 | 復建調査設計株式会社 |
部門4:自由技術部門
| 順位 | 提案名称 | 代表法人名/代表者名 |
|---|---|---|
| 1位 | Adaptive AIモデルと全方位ソナー搭載型ドローンによる大型藻類の効率的な計測 | 国立大学法人東京大学 |
| 2位 | ドローン×人工衛星による藻場・海面養殖施設の短時間・広域観測システム開発 | 学校法人北里研究所 |
| 3位 | 海中電波通信によるUUV撮影動画と位置情報のリアルタイム伝送による大型藻類の生育状況把握 | 国立大学法人九州工業大学 |
部門5:船底マッピング・船底状態の把握
| 順位 | 提案名称 | 代表法人名/代表者名 |
|---|---|---|
| 1位 | 狭隘環境を潜航可能な船底検査ロボットの開発 | 株式会社 MizLinx |
| 2位 | 新たな音響測位技術の活用による水中無人機の高精度な自己位置算出およびYAW角算出を実現したシステム | 株式会社 YDK テクノロジーズ |
| 3位 | 高精度船底検査アルゴリズム開発 | ヤマハ発動機株式会社 |
1次コンペティションの動画は、YouTubeのNEDOチャンネルで公開されています。
お問い合わせ
本事業に関するお問い合わせは、NEDO Challenge for BLUE ECONOMY運営事務局までご連絡ください。
- メール:info@blue-economy-challenge.jp
本事業の概要や公募要領、応募方法などの詳細は、以下の特設サイトで確認できます。


