BIM/CIMクラウド「KOLC+」が広域地形に対応、高解像度GeoTIFFやGoogle航空写真も統合可能に
BIM/CIMクラウド「KOLC+」が広域地形に対応、高解像度GeoTIFFやGoogle航空写真も統合可能に
株式会社コルクは、BIM/CIMクラウド「KOLC+(コルクプラス)」が、広範囲の地形データを統合できるようになったことを発表しました。これにより、BIM/CIMモデルや点群データと、ドローンで撮影された高解像度の「GeoTIFF」画像、そしてGoogle Maps Platformの有料サービスを使った「Google航空写真」をまとめて表示・管理できるようになります。
開発の背景
これまで「KOLC+」では、国土地理院の標高データを使った3D地形の作成・統合に対応していました。しかし、その対象は10km四方ほどの「事業エリア」に限られており、東京23区全体のような広い範囲の地形をスムーズに表示・統合するには課題がありました。
近年、ダムや高速道路といった広範囲にわたる建設プロジェクトで「KOLC+」の利用が増えるにつれて、「広い地形データをストレスなく扱いたい」という要望が高まっていました。この要望に応えるため、今回のアップデートでは、地形を作成する仕組みが根本的に見直されました。
広域地形表示の新機能
今回のアップデートで追加された主な機能は以下の通りです。
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動的な解像度切り替え
Googleマップのように、画面を拡大・縮小する動きに合わせて、表示される範囲と地形の細かさが自動で変わります。広い範囲を表示する際はデータの負担を抑え、現場の近くに拡大していくと、より詳しい地形情報が見られるようになります。 -
10km四方の制限を解消
これまでの表示範囲の限界がなくなり、東京23区全域のような広大なデータと、BIM/CIMモデルや点群データを、同じデジタルツイン空間の中で一緒に管理できるようになりました。

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処理速度の最適化
広い範囲の地形データを扱いながらも、クラウド上での表示速度を速く保つ工夫がされています。広い範囲を表示する時は平面で表現し、カメラを近づけると3Dに切り替わることで、スムーズな操作が可能です。
Google航空写真(有料サービス)の利用が可能に
Google Maps Platformの有料サービスと連携することで、最新の高解像度航空写真をワンクリックで広域地形に重ねて表示できるようになりました。この機能は、追加料金なしで利用できます。
GeoTIFFの解像度向上とビューアの導入
ドローンで撮影したGeoTIFF(オルソ画像)の処理方法が見直され、現場に置かれた三角コーンも判別できるほど、画像の解像度が向上しました。これにより、現場の状況をより正確に把握するのに役立ちます。

また、広域地形に重ねて表示したGeoTIFFを「2Dマップ」として素早く見られるビューアも追加されました。大きなGeoTIFFファイルでも、細かく分割して処理されているため、スムーズに閲覧できます。
GeoTIFFデータの一例はG空間情報センターで確認できます。

PLATEAU(3D都市モデル)の統合も可能に
国土交通省が進める3D都市モデル「PLATEAU」のデータ(CityGML形式)をOBJ形式に変換することで、建物のテクスチャ(表面の模様)が付いた3D都市モデルを、広域地形と一緒に統合して表示できるようになりました。

KOLC+について
「KOLC+」は、BIM/CIMモデルや点群データをクラウド上でまとめて管理し、共有、活用できるサービスです。国土交通省などの情報共有システムとしても使われており、500社以上の企業が利用しています。また、国土交通省の「建築GX・DX推進事業」の補助対象ソフトウェアにも選ばれています。
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サービスサイト: https://kolcx.com
料金プランと問い合わせ
「KOLC+」の料金プランは、月額5万円(税別)からです。これは、100GBのデータ容量、100ユーザー、統合アプリ2現場分の場合の料金で、初期費用はかかりません。
- 料金プラン詳細: https://kolcx.com/feature/pricing/
導入を検討している場合や、試用版について相談したい場合は、以下の窓口から問い合わせできます。
株式会社コルクについて
株式会社コルクは、建設業向けのBIM/CIM共有クラウド「KOLC+」の企画、開発、運営を行っています。
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所在地:東京都豊島区西池袋1-11-1 メトロポリタンプラザビル14階
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代表者:堤 正雄
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会社HP:https://kolg.co.jp


