GreenValley International社製ハンドヘルド型LiDAR「LiGrip O2」販売開始 – 測量グレードの高精度で多様な現場に対応

GreenValley International社製ハンドヘルド型LiDAR「LiGrip O2」販売開始

株式会社光響は、GreenValley International社(GVI社)が開発したフラッグシップモデルのハンドヘルド型LiDAR「LiGrip O2」の販売を開始しました。

「LiGrip O2」は、LiDARセンサー、3台の12メガピクセルパノラマカメラ、2台のVisual SLAMカメラ、GNSSアンテナを一つにまとめた持ち運びやすいLiDARシステムです。これにより、高精度な3次元点群データを取得でき、測量、建設、インフラ点検、森林計測、地下空間計測、そして最近注目されている3DGS(3D Gaussian Splatting)を使った高精細なデジタルツイン構築など、様々な場面で活用できます。

LiGrip O2製品イメージ

測量グレードの精度と広範囲な計測能力

この製品は、絶対精度が3cm未満、繰り返し精度が2cm未満という測量現場で求められる高精度に対応しています。1秒間に最大64万点のデータをスキャンでき、最長300m先まで計測が可能です。

また、RTK-SLAM、PPK-SLAM、MLF-SLAM、SLAMという4種類の測位モードに対応しています。これにより、GNSS(衛星測位システム)の電波が届く場所や届かない場所、あるいは目印となる特徴点が少ない場所など、様々な現場の状況に合わせて最適な方法で計測を行えます。

LiGrip O2 別角度イメージ

3眼パノラマカメラで周囲をカラーで記録し、2台のVisual SLAMカメラで自分の位置を安定して推定することで、トンネルや地下空間のような目印が少ない場所でも、質の高い点群データを取得できます。取得したデータからは、点群データ、パノラマ画像、Gaussian Splattingデータ、MESHデータなど、様々な形式の成果物を作り出せます。

3つのパノラマカメラとVisual SLAMカメラ

どんな場所でも測れる4つの測位モード

LiGrip O2には、現場の通信状況や地形に合わせて選べる4つの測位モードがあります。

  • PPK-SLAM(後処理キネマティック): 通信環境が悪い山林や奥地など、リアルタイムのRTK信号が届かない場所で活躍します。計測後に計算処理を行うことで、RTKと同じくらい高精度な位置補正とマッピングが可能です。

  • RTK-SLAM(リアルタイムキネマティック): RTK信号が安定して得られる環境で使います。現場でリアルタイムに位置を補正しながら、効率的にマッピングを進められます。

  • MLF-SLAM(Multi-Localization Fusion SLAM): 高速道路やビーチ、橋梁など、周囲に目印となる特徴点が少ない開けた場所でも、数センチメートル単位の正確な絶対位置を特定できます。

  • SLAM(SLAMマッピング): GNSS電波が全く届かないトンネル、地下空間、屋内など、衛星測位ができない環境でも安定したマッピングを実現します。

このように、電波状況や建物の有無など、現場の状況に合わせて最適なモードを選ぶことで、どんな環境でも失敗することなく3次元計測をサポートします。

4つのマルチ測位モード

多彩な運用方法と活用シーン

「LiGrip O2」は、手で持って使うハンドヘルド運用だけでなく、バックパック型、伸縮ポール型、車載型、UAV(ドローン)搭載型など、様々な形での運用に対応しています。これにより、計測したい対象や現場の環境に応じて、柔軟な使い方が可能です。

森林計測、法面測量、河川測量、ダム計測、送電線点検、道路・橋梁計測、トンネル測量、都市空間のデジタル化など、幅広い分野での活用が期待されます。また、点群解析ソフトウェア「LiDAR360」シリーズと連携することで、点群解析、CAD図面作成、BIM/CIM、森林解析、Gaussian Splattingによるデジタルツイン構築まで、一連の作業をスムーズに行うことができます。

活用事例

主要仕様

「LiGrip O2」には、LiDARのスキャンレートや検出範囲が異なる3つのモデルがあります。

LiGrip O2モデル比較

共通仕様

システムパラメーター

保護等級・ストレージ・LiDARセンサー仕様

カメラ・IMU仕様

マッピング原理・出力仕様

製品情報と問い合わせ先

製品概要

関連URL

お問い合わせ先

株式会社 光響 LiDAR部

担当:朝倉

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