EDGEMATRIXと科学情報システムズが業務提携、高性能エッジAIで社会インフラのスマート化を加速

EDGEMATRIXと科学情報システムズが業務提携

EDGEMATRIX株式会社と株式会社科学情報システムズ(以下、科学情報システムズ)は、業務提携を結んだことを発表しました。この提携により、科学情報システムズはEDGEMATRIXの映像エッジAI製品を活用したシステムインテグレーションサービスを提供します。

両社は、約10年以上にわたる信頼関係を基盤に、交通・インフラ監視、製造業、公共セキュリティといった幅広い分野で、リアルタイムでのデータ処理とプライバシー保護を両立させた、価値の高いソリューションを展開していく予定です。

提携の背景

エッジAI市場は、データをその場で処理する「エッジAI」の需要が高まり、急速に広がっています。特に、映像を使ったAI解析は、工場での品質管理、インフラ設備の監視、お店での来店客分析など、さまざまな場所で使われ始めています。

EDGEMATRIXは2019年に米国Cloudianから独立し、NTTドコモビジネスや清水建設などからの出資を受け、映像エッジAIの製品とソリューションを提供してきました。一方、科学情報システムズは、長年のシステム構築経験と高い技術力を持っており、鉄道設備のスマートメンテナンスなど、AIやIoTを使ったインフラ監視分野で実績があります。

両社は以前から信頼関係があり、今回の提携によって、顧客の要望に合わせた最適なエッジAIソリューションを速やかに提供できるようになります。

提携の内容

この提携により、科学情報システムズはEDGEMATRIXの映像エッジAI製品を使ったシステムインテグレーションサービスを提供します。

EDGEMATRIXの製品ラインナップ

EDGEMATRIXが提供する主な製品は以下の通りです。

  1. Edge AI Box (EXシリーズ)
    NVIDIA Jetson Orinを搭載した高性能なエッジAIコンピューターです。以前のモデルよりも大幅に性能が向上し、高速な処理が可能です。また、24時間365日の運用を支える自動復旧機能(ARMM)があり、万が一のトラブル時にも自動で再起動し、稼働を続けられます。

  2. Edge AI Station
    Edge AI Box EXシリーズに、多数のカメラやEdge AI Box、複数のアプリケーションを遠隔で管理する「StaionOS」を搭載した製品です。外部ネットワークにつなげずに単独で動くことができ、社内での運用により、通信費用を抑え、プライバシーを守ることができます。

    EDGE MATRIX製のAIエッジデバイスの機能概要図

  3. Edge AI Station アルファ
    Edge AI Stationに、あらかじめ汎用的なAIアプリケーションがインストールされたセット製品です。これにより、自社でアプリ開発をする必要がなく、すぐに導入できてコストも抑えられます。小規模から大規模で複雑な環境まで、幅広いニーズに対応できる汎用性と高い処理能力を持っています。

EDGEMATRIXの技術的な強み

EDGEMATRIXの技術は、以下のような点で優れています。

  • リアルタイム処理: データを現場で処理するため、遅れが少なく、すぐに結果が得られます。

  • 高い認識精度: クラウドAI処理では映像が圧縮されて認識率が下がることがありますが、エッジ処理では高画質の映像をそのまま処理するため、より正確な認識が可能です。

  • プライバシー保護: 映像を現場で処理するため、個人の映像を外部に送る必要がなく、プライバシーが守られます。

  • 地理的分散: 災害などでデータセンターに問題が発生しても、現場で処理を続けられるため、システムが止まるリスクが減ります。

科学情報システムズの技術力と実績

科学情報システムズは、ISO 9001、ISO/IEC 27001、プライバシーマークを取得しており、高い品質管理体制を確立しています。また、エンジニアの約92.7%(2025年3月現在)が基本情報技術者の資格を持っているなど、国内トップクラスの技術者集団です。

公共・社会(官公庁、自治体、医療)、金融(銀行、証券、保険)、産業(放送、流通、サービス)など、さまざまな分野でアプリケーション開発の実績があります。特に鉄道設備のスマートメンテナンスでは、車両の検査や修理設備の状態をリアルタイムで確認し、故障を予測するといった、AIやIoTを活用した先進的な事例を持っています。

Edge AI Station αを中心とした監視システム構成図

科学情報システムズの持つシステム設計・構築能力とEDGEMATRIXの先進的なエッジAI技術を組み合わせることで、製造、交通・インフラ、小売、セキュリティなど、幅広い業界に対して、より価値の高いソリューションを提供していく考えです。

両社のコメント

EDGEMATRIX株式会社 代表取締役社長 太田 洋氏のコメント:
「科学情報システムズ様とはCloudian時代から長年お付き合いがあり、その技術力と信頼性の高さを大変評価しております。特にインフラ監視やスマートメンテナンス分野での実績は、EDGEMATRIXの映像エッジAI技術と非常に相性が良く、今回の提携により、より多くのお客様に高品質なソリューションをお届けできることを期待しています。」

科学情報システムズ株式会社 代表取締役社長 浜地 歩氏のコメント:
「EDGEMATRIX様の革新的なエッジAI技術は、リアルタイム性とプライバシー保護の両方を実現する優れたソリューションです。当社のシステムインテグレーション能力と組み合わせることで、お客様のさまざまな課題解決に貢献できることを楽しみにしております。」

EDGEMATRIX株式会社について

EDGEMATRIX株式会社は、映像エッジAI分野の企業として、Edge AI Box、Edge AI Station、Edge AI Stationアルファなどの製品とソリューションを提供しています。リアルタイム性、プライバシー保護、通信コスト削減を実現する映像エッジAI技術を現場に導入し、社会の安全性や効率性の向上に貢献しています。

  • 本社: 東京都渋谷区恵比寿西2-3-16 CATビル9階

  • 代表取締役社長: 太田 洋

  • URL: https://edgematrix.com/

科学情報システムズ株式会社について

科学情報システムズ株式会社は、高度で質の高い技術とサービスを提供し、顧客から信頼される「社会に貢献できる魅力的な企業」を目指しています。長年のシステムインテグレータとしての実績を基に、顧客の要望に寄り添う提案力、最新技術を取り入れた確かな技術力、徹底した品質管理を強みとして、システムの要件定義から運用までを一貫して提供しています。

  • 本社: 神奈川県横浜市神奈川区金港町2-6 横浜プラザビル

  • 代表取締役社長: 浜地 歩

  • URL: https://www.sisinc.co.jp/

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