能登半島地震から2年、ドローン防災の現実と可能性を示す活動報告会が岡山・笠岡で開催
一般社団法人日本ドローンビジネスサポート協会(DBA)は、2026年3月11日(水)に岡山県笠岡市の「笠岡ふれあい空港」で、ドローンによる災害対応の活動報告会と次世代空輸機の体験イベント「空の物流革命 in 笠岡」を開催します。参加費は無料で、事前の申し込みが必要です。
DBAは2024年1月の能登半島地震発生直後から被災地に入り、20ヶ月にわたりドローンを活用した災害支援を続けてきました。このイベントでは、その現場経験を自治体や防災関係者に直接共有するとともに、最新の物流用ドローン「DJI FlyCart 100」(最大80kg積載)のデモフライト、さらに「物流版空飛ぶクルマ」EH216L(最大250kg積載・物流用eVTOL)の機体展示を実施します。「3月11日」という日付は、災害への備えを改めて考えるきっかけとなるでしょう。
なぜ今、自治体に「ドローン防災」が必要なのか
近年、地震や豪雨、土砂災害が激しくなる中で、自治体の防災体制を見直すことが急務となっています。特に、従来の手段だけでは対応が難しい課題がいくつかあります。
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道路寸断による孤立: 能登半島地震では、道路が寸断され多くの集落が孤立しました。陸路が使えない状況で、ドローンによる空からの物資輸送が実際に役立った実績があります。

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初動72時間の情報収集: 災害発生直後、被害の全体像を素早く把握することは、人命救助の成功率に直結します。ドローンによる空撮は、人が立ち入れない現場の状況を短時間で確認するのに有効な手段です。
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職員の安全確保: 二次災害のリスクがある現場に人を派遣する前に、ドローンで安全確認を行うことで、職員の安全を守りながら情報を得ることができます。
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インフラ点検の迅速化: 橋や道路、河川施設など、災害後のインフラ点検をドローンで行うことで、復旧の優先順位を素早く判断できます。
このイベントでは、これらの課題に対してドローンがどのように活用されたのか、能登の現場で20ヶ月活動した経験が具体的に伝えられます。
イベント内容
1. 能登半島地震 ── 20ヶ月の災害支援活動報告
DBA代表理事の森本氏が、2024年1月の発災直後から2025年にかけて被災地で行われたドローン活用の全容を報告します。

報告内容には、被災状況の空撮・調査、孤立集落への物資輸送、インフラ点検、被害状況の発信といった活動が含まれます。現場で直面した課題とその解決策、テレビや報道では伝えられていない現場のリアルな状況と、ドローンが実際に果たした役割が紹介されます。
2. DJI FlyCart 100 ── デモフライト
最新の物資輸送ドローン「DJI FlyCart 100」のデモフライトが実施されます。このドローンは最大80kgの積載が可能で、食料、飲料水、医薬品、ポータブル電源など、孤立集落への緊急物資輸送に対応します。80kgの荷物を積んだドローンが実際に飛ぶ様子を、自治体の防災担当者が直接見て、その迫力と信頼性を確認することが期待されます。

3. EH216L(物流版:空飛ぶクルマ)── 機体展示・岡山初公開
EHang社製の物流用eVTOL「EH216L」が展示されます。最大積載量は250kgで、完全自律飛行のため操縦士は不要です。大規模災害時、ヘリコプターの手配が難しい状況でも、大量の救援物資を迅速に届けることが可能です。2025年8月に石川県珠洲市で国内初の飛行に成功した実機が展示され、岡山県での展示は今回が初めてです。中国地方3会場ツアーのうち、岡山会場のみの限定展示となります。

2026年4月「災害対応ドローン講習」全国展開を開始
DBAは能登半島での災害対応経験をまとめ、2026年4月より「災害対応ドローン講習」を全国で開始します。この講習は、自治体職員、消防・警察関係者、建設業者、ボランティア団体など、災害対応に関わる方を対象としています。
講習では、以下の内容を実践的に学ぶことができます。
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災害発生時のドローン運用手順
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被災状況の空撮・調査方法
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物資輸送の計画・実行
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関係機関との連携体制の構築
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平時の訓練プログラムの設計
この講習は、全国130拠点に広がるaotoriネットワークを通じて各地で実施される予定です。本イベントでは、講習の概要も紹介されます。
自治体関係者の方へ
このイベントは、以下のような自治体関係者の方々に特におすすめです。
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防災・危機管理課:災害時のドローン活用体制を検討中の方
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総務課(防災担当):地域防災計画へのドローン位置づけを検討中の方
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農林水産課:中山間地域の物流課題・鳥獣被害対策を検討中の方
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建設課・土木課:インフラ点検・災害復旧にドローン活用を検討中の方
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企画課・地域振興課:ドローン産業誘致・地域活性化を検討中の方
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消防・警察関係者:捜索・救助活動でのドローン導入を検討中の方
DBAは全国43都道府県にネットワークを持ち、複数の自治体と包括連携協定や災害協定を結んでいます。自治体ごとの課題やニーズに応じた個別相談も、イベント当日に会場で対応してもらえます。
開催概要

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イベント名:空の物流革命 in 笠岡 ~最新空輸ドローン×物流用空飛ぶクルマ 未来体験会~
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日時:2026年3月11日(水)13:00~15:00(受付12:30~)
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会場:笠岡ふれあい空港(岡山県笠岡市カブト西町91番地)
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参加費:無料(事前申込制)
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申込締切:2026年3月10日(火)
タイムスケジュール
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12:30~13:00 受付
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13:00~13:30 機体説明(災害対応での活用可能性を中心に)
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13:30~14:00 DJI FlyCart 100 デモフライト
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14:00~14:30 能登半島地震 20ヶ月の災害支援活動報告
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14:30~15:00 質疑応答・自由見学(自治体向け個別相談も対応)
中国地方3会場ツアー
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3月10日(火)山口会場(宇部市・周南市)
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3月11日(水)岡山会場(笠岡ふれあい空港)※EH216Lの展示は岡山会場のみ
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3月12日(木)島根会場(出雲市)
DBAの自治体連携実績
DBAは全国の自治体と連携し、ドローンを活用した防災や地域の課題解決に取り組んでいます。
災害対応実績
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2024年1月~現在:能登半島地震 災害支援活動(20ヶ月継続)
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2025年8月:石川県珠洲市でEH216L国内初飛行を実施
自治体連携
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東京都足立区との災害協定
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千葉県いすみ市との包括連携協定
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千葉県千葉市との災害協定
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茨城県阿見町との包括連携協定
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その他、岡山市、玉野市、福山市など複数自治体との協定・連携を推進中
組織体制
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全国130拠点のaotoriネットワーク(43都道府県)
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代表理事の総飛行時間8,000時間以上
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一般社団法人MASC 災害・防災グループリーダーとしても活動
注意事項
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屋外イベントです。防寒対策をお願いします。
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車で来場する際は、指定の駐車スペースを利用してください。
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天候により内容が変更となる場合があります。
お申し込み
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申込フォーム:https://x.gd/0Chs8
主催・共催
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主催:一般社団法人日本ドローンビジネスサポート協会 / 株式会社キンシュウ
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共催:一般社団法人MASC / 株式会社SEKIDO
本件に関するお問い合わせ先
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一般社団法人日本ドローンビジネスサポート協会
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担当:森本
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所在地:岡山県岡山市北区本町6-36
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E-mail:info@drone-business.jp
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TEL:086-948-2761
団体概要
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団体名:一般社団法人日本ドローンビジネスサポート協会
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所在地:岡山県岡山市北区本町6-36
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代表者:代表理事 森本 宏治
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設立:2016年10月
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事業内容:ドローン飛行業務、パイロット派遣、機体販売、スクール運営、コンサルティング、フランチャイズ「aotori」運営(全国130拠点・43都道府県)


