大町市とASOLAB.が災害時ドローン活用支援協定を締結

長野県大町市と株式会社ASOLAB.は、2026年5月14日に「災害時等におけるドローンを活用した支援活動に関する協定」を締結しました。これにより、災害発生時にドローンを使った迅速な支援活動が可能となります。

2026年5月14日 調印式(大町市)

協定締結の背景

大町市は北アルプスに囲まれた地域で、山岳地帯に住宅が点在しています。そのため、大きな地震や大雨が降った際には、道路が寸断されて孤立する集落が出てしまう危険性があります。株式会社ASOLAB.は、長野県内でドローンスクールを運営し、測量や点検、空撮などの業務を通じて、ドローンの高い技術と運用経験を積んできました。この技術と経験を地域の防災に役立てたいという思いから、大町市に協力を申し入れ、今回の協定締結に至りました。

協定の主な内容

今回の協定では、主に以下の3つの支援活動が定められています。

  • 災害の状況を確認し、行方不明者や助けが必要な人を捜す活動

  • ドローンを使って、孤立した集落などに緊急の物資を届ける活動

  • ドローンが送るリアルタイムの映像を共有し、遠くからでも状況を把握して情報を伝える活動

要救助者捜索デモ(1) 屋内

デモンストレーションで実用性を確認

協定締結の調印式後には、実際の災害を想定したデモンストレーションが行われました。

要救助者捜索デモンストレーション

まず、ドローンに搭載されたスピーカーから地上へ呼びかけや指示ができることが示されました。捜索デモでは、大町市の牛越市長が屋内に待機し、ドローンを操縦するパイロットと無線で連絡を取りながら指示を出しました。赤外線カメラを搭載したドローン「Matrice 400 RTK(H30T搭載)」が屋外を飛行し、要救助者の体温を検知して映像に映し出すことで、発見から状況確認までの一連の流れが実演されました。

要救助者捜索デモ(2) Matrice 400 RTK(H30T搭載)

物資輸送デモンストレーション

次に、参加者全員が屋外に移動し、大型輸送ドローン「FlyCart 30」による物資搬送デモンストレーションを見学しました。このドローンは最大40kgの荷物を運ぶことができ、孤立した集落に緊急物資を届ける手段として、その実用性が示されました。

FlyCart30による物資輸送デモ

関係者のコメント

大町市の牛越徹市長は「大町市は自然が豊かな一方で、災害のリスクも高い。今回の協定に基づく支援は大変心強く、防災力が大きく高まると感じています」と述べました。

株式会社ASOLAB.の代表取締役である原数幸氏は「大町市は私のふるさとです。山間部に点在する集落が孤立しやすい地域だと、地元出身者として実感してきました。ドローンを使った人命救助で、一人でも多くの命を救いたい」と語りました。

株式会社ASOLAB.について

  • 社名: 株式会社ASOLAB.(株式会社アソラボ)

  • 所在地: 長野県松本市平田東2丁目14-5

  • 代表者: 代表取締役 原数幸

  • 事業内容: ドローンスクール運営(ASOLABドローンスクール)、ドローン測量・点検・空撮・3Dモデリング、システム開発

  • URL: https://asolab.co.jp

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