Teachme Bizが「AIマニュアル」へ進化、現場の業務負担をAIで軽減
スタディストが提供するマニュアル作成・共有システム「Teachme Biz」が、コンセプトを「AIマニュアル」へと変更しました。この変更は、マニュアル作成から活用、更新までのプロセスをAIに任せ、現場の業務負担を減らすことを目指しています。同時に、「Teachme Biz AI機能利用動向レポート2026」も公開され、AI機能の利用実態が明らかにされています。

コンセプト刷新の背景
Teachme Bizは2013年の登場以来、多くの現場で業務の標準化を支え、マニュアル作成ツール分野で高いシェアを占めてきました。現在、国内外で2,300社以上、約210万件のマニュアルで利用されています。
近年、日本の産業現場では、ベテランの退職や若手・外国人材への交代が進み、技術の伝承や人手不足が大きな課題となっています。業務が多忙な中で、最適な手順をマニュアル化し、常に最新の状態に保つことは、現場にとって大きな負担です。マニュアルの整備に力を入れると他の業務がおろそかになり、放置すれば品質のばらつきが生じるという板挟みの状況が多くの現場で起きています。
この課題を解決するため、Teachme Bizは2024年以降、AI技術を活用したマニュアル作成・閲覧機能の拡充を進め、2026年3月にはAI機能を標準搭載しました。今回の「AIマニュアル」へのコンセプト刷新は、AIがマニュアルの作成から活用・更新までを担い、誰もが迷わず業務を再現できる環境を作り、現場に「余力」を生み出すという、Teachme Bizの現在の姿と今後の方向性を示すものです。
「Teachme Biz AI機能利用動向レポート2026」の概要
今回公開されたレポートは、Teachme Bizにおける2025年1月から2026年3月までの運用データをもとに、現場でのAI浸透状況を分析しています。この1年でAI機能の活用が大きく進み、マニュアル作成の増加が閲覧・活用の増加につながる「好循環」の兆しが見え始めています。
レポートでは、以下の3つの指標でその変化を示しています。

1. AI機能の利用回数が前年同期比約2.6倍に拡大
2025年1月から3月と比べて、2026年1月から3月ではAI機能の利用回数が約2.6倍に増えました。特に文章アシスト(校正・要約など)は4.1倍、動画の字幕生成は2.9倍と大きく伸びています。これは、AI機能を利用できるユーザーが増え、活用の幅が広がっていることを示しています。

2. 新規マニュアルのAI作成比率が約2倍に
新規マニュアルのうち、AIで作成されたものの割合は、2025年1月から3月の9.8%から、2026年1月から3月には20.5%へと約2倍に増えました。AIを使わないマニュアル作成も増えており、全体の整備量が増加しています。AIによる作成の約88%が動画(57%)やPDF(31%)から行われており、現場にある既存の資料をそのまま活用できる点が普及を後押ししたと推測されます。

3. 動画AIマニュアル作成が約半年で週平均2.4倍に
動画AIマニュアル作成の週平均利用回数は、2025年9月から2026年3月までの約半年間で2.4倍に増加しました。特に、動画をアップロードしてマニュアルのドラフトを自動生成するケースが約7割を占めており、専門的な編集スキルがなくても誰もがマニュアルを作成できる環境が整いつつあります。


2026年1月から3月の総閲覧回数は2,400万回を超え、前年同期比で6.6%増加しました。特に3月は閲覧数が28%、新規作成数が27%と大きく伸びています。これは年度替わりの業務引き継ぎや新入社員研修の時期と重なっており、AIによるマニュアル「作成の増加」が「活用の増加」にもつながる良い循環が確認されています。


これらのデータは、AIがマニュアル整備における言語化や構成といった作業を担うことで、現場の負担を減らしつつ、誰もが迷わず業務を再現できる環境づくりが進んでいることを示しています。
レポート全文はこちらから確認できます:
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https://d3hszuitxs3pnr.cloudfront.net/doc/studist_teachmebiz_usagetrendsreport2026.pdf
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概要ページはこちらから: https://studist.jp/insight/report_260521
Teachme Bizが目指す「AIマニュアル」
「AIマニュアル」としてのTeachme Bizは、マニュアルの作成から活用、更新まで、その多くの部分をAIに任せることを目指しています。動画・PDF・文章を素材にしたAIによる自動作成、AI検索による素早い情報参照、AIによる編集支援など、AIが現場の作業負担を引き受けます。難しい操作や専門知識は必要なく、誰もが迷わず業務を再現できる環境を作り、現場に「余力」を生み出すことで、業務改善が自然と進む状態を目指しています。

今後の展望
今後、Teachme Bizはマニュアル運用のあらゆる工程でAIが自律的に機能し、現場にさらなる余力を生むための進化を加速させる予定です。長期的には、マニュアルの作成や整備だけでなく、組織の状態や現場のニーズをAIが多角的に捉え、最適な情報を最適なタイミングで提供し続ける「自律型マニュアル運用」の実現を目指しています。
これにより、情報の鮮度を保つだけでなく、AIが積極的にマニュアルの活用を促し、組織全体に価値を広げていく仕組みを構築します。現場がより創造的な改善に集中できる環境を整え、「リーンオペレーション」の実現を力強く支援していく考えです。
Teachme Bizについて
「Teachme Biz」は、わかりやすいマニュアルの作成から活用・更新までをAIが担う「AIマニュアル」です。動画・PDF・文章からのマニュアル自動生成、文章アシスト、AI検索など、現場の業務における「ムリ・ムダ・ムラ」を解消する機能を提供し、現場に余力を生み出すことで、継続的な改善が続く状態の実現を目指しています。国内外2,300社以上で利用されており、複数の調査機関で売上金額シェアNo.1を獲得しています。
リーンオペレーションについて
スタディストが提唱するリーンオペレーションとは、業務の「ムリ・ムダ・ムラ」を取り除き、効率化で生まれた余力を「価値強化」に再投資することで、組織全体の生産性を高め、持続的な成長を実現する継続的な改善プロセスのことです。具体的には、業務の可視化、標準化、単純化、徹底化といったステップを通じて、無駄のない組織を目指し、最終的に重要な業務に集中できる体制の構築を支援します。
詳細はこちらから: https://studist.jp/our-vision


