Standard Linkと台湾GECが戦略提携、8ヶ月でAIデータセンター構築サービスを日本で本格展開
Standard Linkは、エネルギー電力を守る台湾のGrand Energy Co., Ltd.(GEC)と戦略的業務提携を締結し、日本で完全閉域網対応のAIデータセンター構築サービスを本格的に展開します。この提携により、日本のAIデータセンター市場に新しい選択肢が加わります。
GECは18年間にわたり、世界最大の半導体ファウンドリや世界的メモリメーカー、台湾の国家電力供給を担う台湾電力といったグローバルトップ企業の電力インフラを支えてきました。同社は、半導体製造ラインのような「絶対に止めてはならない電力」を守り続けてきた実績を持っています。Standard Linkは、AI画像解析やカメラ技術分野で多くの特許を持つテクノロジーベンチャーであり、GECの日本市場における唯一のパートナーとして、その技術を日本に導入します。
提携のポイント:8ヶ月での構築と完全閉域網
このサービスの大きな特徴は、世界的な電機企業が持つモジュール型技術を活用し、8ヶ月という短期間でのAIデータセンター構築を目指す点と、知的財産を守るための「完全閉域網」に対応している点です。これらの特徴を同時に実現するサービスは、現在の日本市場では珍しいものです。
帝国ホテルでの調印式
2026年4月20日、東京の帝国ホテルにて、Standard LinkとGECによる戦略的業務提携の調印式が開催されました。調印式には、台北駐日経済文化代表処の副代表をはじめ、台湾の政府関係者や産業界の要人が多数出席しました。また、台湾ハイテク産業の発展に貢献した李國鼎氏のご子息も参席し、この提携の意義を深めました。
この提携は、AIデータセンターの分野で日本と台湾を結びつける役割を果たすものです。台湾の半導体産業を支えてきた電力インフラ技術と日本のAI技術開発力が結びつくことで、両国のAI産業の発展が期待されます。


なぜ「8ヶ月」での構築が重要なのか
AIの世界では、次世代GPU(NVIDIA H100/H200/B200)が1ラックあたり30~140kWという大量の電力を消費します。日本では、従来の工法でデータセンターを計画から稼働までには2年以上かかることが一般的です。しかし、AI技術は日々進化しており、計算環境の稼働が半年遅れるだけでも、技術的な優位性を失い、市場での機会を逃すことにつながります。
GPUを確保できたとしても、それを動かす場所がなければ、投資を回収することはできません。Standard LinkとGECの提携では、世界的電機企業のモジュール型技術とGECの設計・施工力を組み合わせることで、目標8ヶ月以内での運営開始を実現します。
モジュール型の優位性
| 優位性 | 内容 |
|---|---|
| 構築速度 | 工場での事前製造と現場での施工を同時に進めることで、目標8ヶ月以内の運営開始を目指します。 |
| 段階的拡張 | モジュール単位で容量を追加できるため、初期投資を抑えつつ、事業の成長に合わせて規模を拡大できます。 |
| 品質の均一性 | 管理された工場環境で製造・統合試験を完了してから搬入するため、Tier 3相当の信頼性を確保します。 |
| 設置の柔軟性 | 電力設備や冷却設備を屋外に設置することで、建物内の空間をIT機器に集中させ、都市部の用地制約にも対応できます。 |
| リスク低減 | 約90%を同一メーカーの製品で統一することで、複数のベンダー間の調整にかかるリスクを最小限に抑えます。 |

GEC:台湾半導体産業の電力を守る企業
GECは2007年に設立され、18年の実績を持つ台湾を代表するエネルギーインフラ・インテグレーターです。台湾の基幹電力市場において、UPS(無停電電源装置)やLFPリチウム鉄電池市場で高いシェアを誇ります。
主要顧客
GECは、以下の分野で主要な顧客を持っています。
| 分野 | 主要顧客 |
|---|---|
| 半導体 | TSMC、Micron Technology、Nanya Technology、PSMC、Winbond Electronics |
| ディスプレイ | AU Optronics、Innolux Corporation |
| 電力・公共 | 台湾電力、中華電信、行政院環境保護署 |
| 石化・製造 | 台塑企業(Formosa Plastics Group)、中鼎工程 |
| 海外 | Tenaga Nasional Berhad(マレーシア国営電力)など |

GECの技術力は国際的にも評価されており、2024-2025年度には「Schneider Electric Sustainability Impact Award(永続発展影響力賞)」を受賞しています。これは、世界100万社を超えるパートナーの中から、グリーンエネルギー分野で優れた成果を上げた台湾企業に贈られる賞です。

パートナー企業・協業先の募集
GECの技術力を日本市場で最大限に活用するため、以下の分野でパートナー企業を広く募集しています。
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ゼネコン・設備工事会社:AI対応DC案件の技術パートナーとして、液冷や高密度電力設計のノウハウ、CFD能力を提供します。
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不動産デベロッパー・投資家:DC施設の開発投資案件において、モジュール型による段階的投資でリスクを低減できます。
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AI開発企業:自社専用GPU環境の構築を支援し、LLM学習や推論などの大規模ワークロードに最適な環境を提供します。
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製造業・研究機関:知的財産や機密性を確保した完全閉域網AI計算環境の構築をサポートします。
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官公庁・自治体:スマートシティや防災AIなどの国内完結型高セキュリティAI基盤の構築に貢献します。
Standard Linkは2026年度中に日本で最初の案件に着手する予定です。GECの技術を活用したAIデータセンターに関心をお持ちの方は、Standard Linkが窓口となります。
台湾でのAIデータセンター構築実績
GECは台湾で合計約9MWのAIデータセンターインフラを構築した実績があります。
- Enlight AI DC(台北):48ラック / 2,530kW / H200液冷
- Ubitus AI DC(新北):80ラック・2期 / 2,800kW / H100空冷
- Zettabyte AI DC(台北):48ラック / 3,000kW / H200液冷
- 非公開案件(台中):14ラック / 550kW / B200空冷
Standard Linkが推進する理由
Standard Linkは、AI画像解析、カメラ技術、ドローンAI制御分野で多数の特許を取得・出願しており、AIを活用した数理最適化によって知財創造を加速させています。同社自身が大量のGPU計算を使用する「AIの実需要者」であるため、「何を計算するか」という視点から最適なデータセンターを設計できる点が、この事業に参入する強みであり、他社との違いとなります。
本提携において、Standard LinkはGECの日本市場における唯一の戦略的パートナーとして機能し、日本のお客様およびパートナー企業がGECの技術力とサプライチェーンを活用するための窓口となります。
お問い合わせ先
Standard Link Co., Ltd. AIデータセンター事業部
〒103-0016 東京都中央区日本橋小網町16-1 タナベビル2階
TEL:+81-3-6810-7061 | E-mail:info@standard-link.jp
ウェブサイト:https://standard-link.jp/
会社概要
Standard Link Co., Ltd.
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所在地:東京都中央区日本橋小網町16-1 タナベビル2階
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設立:2022年
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事業:AI画像解析、カメラ技術、ドローン、防衛・セキュリティ、AIデータセンター構築支援
碩成電能股份有限公司(Grand Energy Co., Ltd.)
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所在地:台北市、台湾
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設立:2007年
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事業:AIデータセンターインフラ(設計・EPC・運用保守)、BESS、UPS/LFP、グリーンエネルギー
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技術パートナー:Schneider Electric、Supermicro、Fluence(Siemens/AES)
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主要顧客:TSMC、台湾電力、台塑企業、Micron、AU Optronics、Innolux、中華電信 など
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DC実績:台湾合計約9MW AIデータセンターインフラ
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受賞:2025年 Schneider Electric Sustainability Impact Award
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ウェブサイト:https://www.gectw.com/


