モルフォ、RGBカメラで高精度な3Dモデル化とセグメンテーションを実現する『Morpho Photogrammetry Toolkit™』を発表

株式会社モルフォは、RGBカメラで撮影した画像から高精度な3D空間を再構成する技術『Morpho Photogrammetry Toolkit™』を発表しました。

モルフォ、3D再構成技術『Morpho Photogrammetry Toolkit™』を発表

この技術は、建設業界や自動車業界、メーカーの研究開発部門向けのツールキットとして提供されます。自動運転のシミュレーション環境構築、建設現場の進捗管理や現場検収、工場内の点検やレイアウト変更の記録など、幅広い業界での活用が期待されています。

開発の背景と市場ニーズ

近年、建設現場や製造業の工場では、人手不足の解消や作業効率の向上が急務であり、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が求められています。特に、現場の状況をリアルタイムかつ正確に、そして安全に把握し、時系列で管理できる3Dデータへのニーズが高まっています。

しかし、従来の3D計測には高価な専用機材が必要であり、導入コストや運用に手間がかかるという課題がありました。モルフォは、長年培ってきた画像処理とAI技術を応用し、一般的なRGBカメラだけで高精度な3D再構成を可能にする『Morpho Photogrammetry Toolkit™』を開発しました。

『Morpho Photogrammetry Toolkit™』の主な特長

1. RGBカメラのみで高精度な3D再構成を実現

高価な専用センサーを使わず、一般的なRGBカメラで撮影した画像から、SfM(Structure from Motion)技術と3DGS(3D Gaussian Splatting)技術を用いて、現実の空間を仮想空間に高精度に再現します。これにより、導入にかかる費用を大幅に抑えることができます。

Morpho Photogrammetry Toolkit™のソフトウェア構成要素と特長

2. 3D再構成と同時にセグメンテーションが可能

この技術の大きな特長は、3D空間を再構成すると同時に、AIが自動で3Dセグメンテーション(空間内の物体を種類ごとに分けること)を行う点です。これにより、単に映像を記録するだけでなく、空間内の物体をグループ分けして意味づけができるため、実際のサービスに応用しやすくなります。

Photogrammetry ToolkitのUI画面

3. 3D情報による時系列管理での業務効率化

建設業界や製造業での応用例として、3D情報を時間ごとに管理することが挙げられます。現場の状況を3Dデータとして管理することで、これまで人手で行っていた建設現場の進捗確認や検収作業、工場内のレイアウト変更の履歴管理などを効率化できます。これにより、危険な場所での作業時間を短縮し、品質を確保することにつながります。

4. CADやBIM等への変換(メッシュ化)(予定)

再構成された3Dデータは、ポリゴン形式でのメッシュ化が可能です。将来的には、CADモデルへの変換も計画されており、既存の設計データとスムーズに連携できるようになるでしょう。

今後の展望

モルフォは、『Morpho Photogrammetry Toolkit™』やその他の製品において、共同研究やPoC(概念実証)を通じて、各業界のニーズに合わせたソリューション開発を進めていく方針です。また、Webブラウザ上で利用できる3D再構成サービスの提供も準備を進めています。

モルフォは今後も、先進のイメージング・テクノロジーとAI技術を活用し、様々な産業におけるDX推進と課題解決に貢献していきます。

株式会社モルフォについて

株式会社モルフォは、「画像処理/AI」の高度なアルゴリズムを核に、顧客価値の最大化を目指しています。スマートフォン・半導体メーカーへの技術提供や、車載・産業IoT分野での研究開発、AI技術の提供を通じて、イメージング・テクノロジーによる社会実装を牽引しています。

  • 所在地:東京都千代田区神田錦町 2-2-1 KANDA SQUARE 11階WeWork内

  • 代表者:代表取締役社長 平賀 督基(まさき)、【博士(理学)】

  • 設立:2004年5月26日

  • 資本金:100,000千円(2026年4月1日現在)

  • 事業内容:画像処理およびAI(人工知能)技術の研究・製品開発。スマートフォン・半導体・車載・産業IoT向けソフトウェア事業をグローバルに展開。

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