アドバンテック、NVIDIA® Jetson Thor™対応「MIBシリーズ」でロボットの目を強化
アドバンテック株式会社は、ロボットや自動で動く機械の「見る力」を大きく向上させる発表を行いました。
NVIDIA® Jetson Thor™を搭載した高性能ボード「MIBシリーズ」(MIB-741、MIB-742、MIB-735)において、GMSL(Gigabit Multimedia Serial Link)カメラとの連携が問題なくできることを確認したとのことです。この検証により、ロボットや自律型のビジョンシステムを開発する人々が、安心してAI認識システムを作れるようになります。

GMSLカメラでロボットの動きをスムーズに
GMSL技術は、自動車やロボットの分野で広く使われています。たくさんの情報を遠くまで、遅れなく送れるという特徴があるためです。アドバンテックが行った検証では、MIBシリーズが自律型ロボット、自動搬送ロボット(AMR)、ロボットアーム、AIを使った検査装置などで、リアルタイムに画像を読み込み、AIで処理できることが確認されました。
この検証では、カメラからの信号がどれだけきれいに届くか、プログラムがきちんと動くか、そして長時間安定して動き続けるかといった点が調べられました。これにより、実際にロボットを動かす環境でも高い信頼性が保たれることが分かっています。
GMSLカメラは、以下のパートナー企業から提供されています。
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e-con System社
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Leopard Imaging社
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ORBBEC社
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oToBrite社
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RealSense社
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SENSING社
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StereoLabs社
検証済みのGMSLカメラ対応一覧は、こちらからダウンロードできます。
NVIDIA® Jetson Thor™とAI技術の連携
MIBシリーズは、NVIDIA Jetson T4000、Jetson T5000、IGX T5000、IGX T7000といった幅広いNVIDIAのAI技術に対応しています。これにより、小さなAI処理から、安全性が特に求められるAIの作業まで、様々な用途でAIの力を活用できます。
開発者は、ロボット向けのNVIDIA NIM™ マイクロサービスやNVIDIA Isaac™の基盤モデル、ビジョンAI向けのNVIDIA Metropolisのモデルやツール、さらにNVIDIA Halosによるアウトサイド・イン・セーフティやリアルタイムでセンサーの情報を処理するNVIDIA Holoscanなどを利用できます。
また、たくさんのセンサー情報を効率よく取り込むために、MIBシリーズはNVIDIA Holoscan Sensor Bridge(HSB)に対応しています。これにより、カメラやLiDAR(ライダー)、レーダーなどの様々なセンサーからの情報を、イーサネットを使って遅れなくシステムに送り、直接AIを動かすためのGPUメモリに送ることができます。この仕組みによって、ロボットは複数のセンサーから同時に情報を受け取り、正確な時間に合わせて処理することで、リアルタイムでの認識や判断が可能になります。
自律型ビジョンの開発を早く、簡単に
アドバンテックは、丈夫なシステム設計と、今回確認されたGMSLビジョン、そしてNVIDIA Jetson Thor™の高度なAI性能を組み合わせることで、工場などで使われる自律型ビジョンを実用化しようとしています。
これにより、システムをまとめたり、開発を進める上でのリスクや手間を減らし、開発者がAIのモデル設計やアプリケーションの開発に集中できる環境を提供します。このシステムは、認識、移動、状況を理解するための信頼性の高いマルチカメラビジョンと、AIでリアルタイムに判断したり、センサー情報をまとめたりするために必要な、遅れのない画像取得を実現します。
すでに確認済みのハードウェアとソフトウェアによって、開発にかかる時間を減らし、様々なシステム構成にも柔軟に対応できます。
GMSLカメラの動作が確認されたMIBシリーズの製品は、現在販売中です。
詳細については、アドバンテックの公式ホームページをご覧ください。
アドバンテック株式会社は、1983年に台湾で設立され、産業用パソコン市場で世界シェアNo.1の実績を持つ企業です。日本法人であるアドバンテック株式会社は、1997年に設立され、オムロン直方株式会社との提携も行い、AI×IoTプラットフォームサービスを通じて社会課題の解決を目指しています。
より詳しい情報については、アドバンテックの発表資料をご覧ください。


