Workatoとサイボウズがプロダクトパートナー契約を締結 Workatoがkintoneの連携サービスとして認定、AI活用やノーコード連携を強化
Workato株式会社は、サイボウズ株式会社とプロダクトパートナー契約を締結し、Workatoがkintoneの連携サービスとして認定されたことを発表しました。この提携により、Workatoはkintoneユーザーへの価値提供をさらに進めていく方針です。

kintoneと外部システム連携のニーズの高まり
国内で広く使われているkintoneは、業務のデジタル化を進める強力なツールです。しかし、ERPや基幹システム、Salesforce、ServiceNow、SAP、Workday、Slack、boxといった外部クラウドサービス、さらにはAIツールとの連携ニーズが急速に増えています。個別の連携だけでは、複雑な業務の流れに対応しきれないという課題がありました。
Workatoのkintoneコネクターが提供する5つの価値
Workatoのkintoneコネクターは、すでに100社以上(2026年4月時点)の国内外企業で利用されており、以下の5つの価値を提供します。
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システム横断ワークフロー自動化: kintoneと他のクラウド・オンプレミスシステムをまたがる業務プロセスを、プログラミング不要(ノーコード/ローコード)で構築できます。
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AIエージェントとの連携: WorkatoのAIコネクターと組み合わせることで、AIエージェントがkintoneのデータを参照したり更新したりするワークフローを実現します。
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MCPエンドポイントのノーコード作成: kintone向けのMCP(Model Context Protocol)エンドポイントを、コーディングなしで作成・公開できます。これにより、生成AIアシスタントからkintoneのデータを安全に活用できるようになります。
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エンタープライズグレードのセキュリティ・ガバナンス: SOC2 Type II準拠、役割に応じたアクセス制御、詳細な監査ログなど、大企業が求める高いセキュリティ要件を満たしています。
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1,200以上の豊富なコネクター群: Salesforce、SAP、ServiceNow、Slack、Microsoft 365、Google Workspaceなど、主要なアプリケーションとの連携をすぐに始められます。90万以上のコミュニティレシピも活用可能です。
関係者からのコメント
サイボウズ株式会社の執行役員 営業本部長である玉田 一己氏は、Workatoとの協業開始を歓迎し、「Workatoのkintoneコネクターは、kintoneを軸とした企業全体の業務自動化を進めるものです。AIエージェント連携やMCPエンドポイントのノーコード作成といった機能は、kintoneユーザーの業務改善をさらに加速させると期待しています。」と述べています。
株式会社オンワードホールディングス DX推進室 DX推進Div. 課長の杉本 隼氏は、Workatoのkintoneコネクターの活用事例として、「工場マスタ管理業務や注文書作成の手動作業を大幅に削減し、最大40%の工数削減を実現しました。複数のシステムをまたがる自動化をノーコードで構築できるため、迅速に業務上の課題を解決できています。」とコメントしています。
Workato株式会社 代表取締役社長のアラン・テン氏は、「サイボウズ株式会社のプロダクトパートナーとして認定されたことを光栄に思います。Workatoとkintoneの組み合わせにより、kintoneを中心としたインテリジェントな業務自動化を実現し、日本企業の競争力強化に貢献してまいります。」と意気込みを語っています。
Enterprise MCP:AIエージェントがkintoneを安全に操作する時代へ
Workatoは2025年10月に、Workato Enterprise MCP(Model Context Protocol)を発表しています。これは、ClaudeやChatGPTといった主要なAIエージェントが、企業のアプリケーションやデータに、セキュリティとガバナンスを保ちながらアクセスし、実際の業務を行える「AIハブ」として機能します。Workatoのkintoneコネクターは、このEnterprise MCPを通じて「エンタープライズスキル」として提供されます。
Workato Enterprise MCPがもたらす価値は以下の通りです。
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生のAPIコールからビジネスプロセスへ: AIエージェントは個別のAPIを直接操作するのではなく、Workatoが提供するビジネスプロセス単位のMCPエンドポイントを通じて業務を行います。これにより、エラー処理やデータ変換、認証管理といった複雑な処理をWorkatoが一括で担い、AIエージェントの信頼性と精度が向上します。
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アプリケーションの壁を越えたオーケストレーション: 1,200以上のコネクターと90万以上のコミュニティレシピを活用し、複数のアプリケーションをまたがるプロセス全体をAIが推測しながら調整します。例えば、「kintoneで過去の稟議を参照→LLMが申請書を下書き→申請者が更新→承認ワークフローをkintone上で進行(Slack/Teamsからの承認・コメント受付可)→AIが進捗管理と改善提案→申請書をboxで管理」といった一連の作業を一貫して対応可能です。
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エンタープライズグレードのセキュリティとガバナンス: アイデンティティ管理、アクセス制御、監査証跡、レート制限管理を標準で提供します。オープンソースのMCP Serverでは難しい企業レベルのセキュリティで、安心してAIエージェントを業務に活用できます。
今後の展望
Workatoは今後も、日本のアプリケーション向けコネクターをコミュニティで継続的に開発・提供していく予定です。コネクターSDKのオープンなエコシステムを活かし、ベンダーに依存しない開発体制を広げ、サイボウズが提供するGaroon、Office、Mailwiseコネクターの提供も検討されています。
オンプレミス(自社サーバー)のレガシーシステム、データベース、ファイルシステム、SaaS、APIなど、あらゆるシステムをつなぎ、データとプロセスを連携させることで、AIエージェントが安全かつ自律的に業務を行える世界の実現を目指し、Workato Enterprise MCPを通じて、エージェンティック・オートメーション・プラットフォームとしての地位をさらに強化していくとのことです。
Workatoについて
Workatoは、テクノロジーの複雑さをビジネスチャンスに変えることを目指しています。エージェンティック・オーケストレーション企業として、企業のデータ、プロセス、アプリケーション、そしてユーザー体験を連携・統合し、ビジネスの成長を支援しています。AIを活用したプラットフォームは、複雑なワークフローをリアルタイムで操作し、効率性と俊敏性を高めます。12,000社以上のグローバル顧客から信頼されており、あらゆる規模の組織が新しい価値を生み出し、今日の変化の速い世界でリーダーシップを発揮できるよう支援しています。


